「健康スポーツ科学基礎演習Ⅱ」の最終日は、本学科の人材育成の一貫として、教員がファシリテーターとなり、学生自らが企画したレクリエーションを実施しました。

6つのクラス対抗で、玉入れ、しっぽとり、障害物競走の３種目を行い、競技開始前には、学生と教員が円陣を組み団結する姿も見られ、クラス一丸となっていたのが印象的です。レクの最後には、表彰式も行われました。

学生にとっては、教壇では見ることのできない競技に熱中する教員の姿が新鮮だったのではないでしょうか。

また、競技を通して、普段のコミュニティー外の人と関わりを持ち、さらに、学生と教員がお互いのことを知る良い機会にもなったと思います。

この日の出来事が、学生生活の糧になればと思います。

1月10日の「キャリアデザインB」では、ジェイエイシーリクルートメントの加藤将司さんを講師としてお招きし、「海外で働く」をテーマとした特別講義が行われました。加藤さんは、上海師範大学を卒業後、ベトナムでの新規事業立ち上げなどに携わり、現在は、日系企業の海外事業要員採用に関するコンサルタントとしてご活躍されています。

今回の講義では、ご自身の経験に基づいて、「日本と海外の違い」や「海外で働くことができた理由」、「海外で働いて良かったこと」などをお話いただきました。栄養科学科の学生にとっては、自らのキャリア形成に関して視野を広げるきっかけとなりました。

本学卒業生による特別講義第２回として、現在、食品衛生監視員として働かれている伊関子龍さんを講師としてお招きし、特別講義が行われました。

「食品衛生監視員」は、日本国内に輸入される食品の安全管理や輸入食品を扱う企業の安全指導などを担う国家資格であり、栄養科学科でも所定の単位を修得することで任用資格（採用試験の受験資格）として取得することができます。

伊関さんは、空港で安全管理業務に従事しており、普段見ることのできない輸入食品の写真やクイズを交えながら本職ならではのエピソードをお話いただきました。また、学生から「仕事のやりがい」について質問された伊関さんは、「食品そのものの安全管理に直接携われること、また、そうした食品が店頭に並んでいるのを見て社会（消費者）の役に立っていると実感した時です」と力強く答えていたことが印象的でした。

「食品衛生監視員」という仕事を知る貴重な時間となり、卒業後の進路の選択肢が広がった学生もいたのではないでしょうか。

11月29日の「キャリアデザインB」では、デザインとマーケティングのコンサルタントとしてご活躍のギリシャ出身のイオアニス・チャガリディスさんをお招きし、これまでのキャリアに関するお話を中心とした特別講義が行われました。

「夢を現実に変える」をテーマに、「ポジティブな思考力」と「変化を受け入れる力」を養う上で重要なことについて、自らの経験をもとに全編英語でお話いただきました。

普段、日本で活躍する海外出身の方のお話を聞く機会が少ない中で、積極的に質問する学生の姿も見られ大変刺激的な時間になったのではないでしょうか。

　本学OBの川崎輝季（かわさき てるき）さんを特別講師としてお招きし、企業における栄養士・管理栄養士の業務とやりがい、さらに、企業が取り組むアスリートへの栄養サポート事例についてお話いただきました。

　講演終了後には、学生や教員からの質問にも快く答えてくださり、川崎さんのお人柄も感じた時間でした。

　先輩の話を聞き、今後の活動や進路などについて考えるきっかけになったのではないでしょうか。

7月19日の「キャリアデザインⅠ」では、健康食品の開発・生産に携わる株式会社ナチュラルキッチンの岡田信樹社長を講師としてお招きし、これまでのキャリアについてのお話を中心に特別講義が行われました。

「変化と執着」をテーマに、「やりたい事を選ぶより出来る事を選ぶ方が良い」「好きな事をやるよりもやるべき事を好きになれ」「変化できる者だけが生き残る」「諦めないやつが勝ち組になる」といったお考えを熱く、ユーモアたっぷりに語ってくださいました。

講義終了後の質問にも快くお答えくださり、岡田社長の飾らないお人柄を感じました。栄養科学科の学生にとって、学びの多い時間になりました。

先週に続き、6月14日の「キャリアデザイン I」では、ミュージシャン・作詞家・音楽プロデューサーとしてご活躍のサエキけんぞうさんを講師としてお招きし、特別講義が行われました。

歯科医師免許も持つ異色な経歴をお持ちのサエキさん。学生を交えて寸劇を行ったり、ご自身の歌を披露しながら、サエキさんのこれまでのキャリアについてお話いただき、人生において最も大切なことは「生身の出会い」であることと、熱く語ってくださいました。

日常生活の中ではなかなか出会うことのできない方と、まさに「生身の出会い」をした学生たちも、大きな刺激を受けたことと思います。講義終了後には、質問や写真撮影に快く応じてくださり、サエキけんぞうさんのお人柄も感じた時間でした。

森田さんは高級焼き肉店の料理人として有名ですが、建築士、公務員そしてプロボクサーという経歴を経て、数々の有名焼肉店のオーナーシェフをしています。

講義では、森田さんのキャリアのターニングポイントや、命と食べることの大切さ、ナイジェリアでの食を通じたウェルビーイングな活動についてもお話し頂きました。またこれまでの自分を振り返って大学生時代にしておけば良かったことなどを情熱深く語り、講義後も学生からの質問や写真撮影、サインに快く応じて頂きました。

栄養科学科の学生にとって貴重な時間となったはずです。