健康スポーツ科学研究科
栄養科学専攻

❚ 健康スポーツ科学研究科

健康やスポーツへの人々の関心が飛躍的に高まっている近年の日本及び世界において、運動や栄養を媒体とした健康増進やスポーツ振興に、エビデンスをもって科学的に取り組める専門性の高い人材が広く求められることから、当研究科では健康スポーツ学、スポーツ科学、栄養科学に関する深い見識を持った高度専門職業人ならびに教育研究者を養成し、乳幼児から高齢者・障がい者等に至る幅広いフィールドにおける健康の増進や、スポーツを「する人」から「みる人」「支える人」までを対象としたさまざまな局面におけるスポーツの振興に、個人から集団まで、自治体・学校から民間企業まで、地域社会から国際社会まで、様々なフィールドで貢献できる人材を養成します。

栄養科学専攻(博士前期・後期課程)

人材の養成に関する目的・その他の教育研究上の目的

【博士前期課程】

以下のような人材を養成することを目指す。

  • ① 健康寿命の延伸を主目的に、データサインエンスとスポーツサイエンス領域を融合した栄養科学領域を確立し、本領域に特化した高度な専門性を有する人材

  • ② 機能性成分探索や生体応答の解析に基づく未病対策研究を行う「ニュートリションサイエンス」、栄養疫学やヒト介入研究に基づく未病対策方法の開発を行う「ニュートリションヘルス」、EBNS(Evidenced-based Nutrition Science)に基づく未病対策方法の実践研究を行う「ニュートリションビジネス」の領域の研究を網羅し、「アスリートのサポート」「中高齢未病者のサポート」「地域・自治体の活性化」に繋げていける人材

また、以下の能力を習得させることを目的とする。

  • ① エビデンスに基づいて、多様な条件の人々のニーズに応じた適切な栄養指導ができる能力

  • ② 科学的な立場から生体機能成分や栄養疫学の解析を行い、未病対策方法を提示できる能力

  • ③ 健康に役立つスポーツと栄養の相互研究を通じて、健康寿命延伸に関わる課題を設定できる能力

  • ④ 異文化を理解し、グローバルな発想のもとで、栄養科学を通じて、交流、協同できる能力

【博士後期課程】

以下のような人材を養成することを目指す。

  • ① 栄養科学、スポーツ栄養学、健康栄養学等の各専門分野における研究を自ら発案し実施できる人材

  • ② 専門知識の探求と専門資格(スポーツ栄養士等)の取得及び産学連携や地域連携活動を通じて、国内外の企業、大学、研究機関、教育機関、官公庁等で活躍できる、即戦力と専門力を有した人材

また、以下の能力を習得させることを目的とする。
栄養科学、スポーツ栄養学、健康栄養学等の各専門分野の研究を自ら推進し、実践的かつグローバルな視点に立った課題設定能力と問題解決能力

修了の認定及び学位授与に関する方針(ディプロマ・ポリシー)

【博士前期課程】

以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限・単位数等を満たし、修士学位論文または特定の課題についての研究の成果(特定課題研究論文)の審査及び最終試験に合格した者に対して、修士の学位を授与する。

  • ① 哲学教育に基づき、高度職業専門人としての倫理観や高い見識を習得し、リーダーシップを発揮し、社会貢献できる能力を身につけている。

  • ② 英語による栄養科学領域の知識・知見及び専門的研究手法や技能を身につけている。

  • ③ 栄養科学領域における幅広い基礎知識の習得とともに、栄養科学的視点に立って、健康寿命延伸ないしはアスリート支援に役立つ専門知識を身につけている。

  • ④ 栄養科学領域において、設定された課題について、基礎研究、応用研究、調査研究のいずれかの研究手法を用いて、研究を遂行する能力を有し、その研究成果を社会に還元できる視野の広さと社会で通用する実践的能力を身につけている。

  • ⑤ 課題解決能力、プレゼンテーション能力、論理的思考力等を習得し、自らの研究成果を国内及び国際学会での発表、学術論文の執筆を通じて情報を発信できる能力を身につけている。

【博士後期課程】

以下の資質や能力を身につけたうえで、所定の年限を満たし、博士学位論文の審査及び最終試験に合格した者に対して、博士の学位を授与する。

  • ① 哲学教育に基づき、専門家としての高い倫理観や見識を習得し、国際社会共通の課題の解決に関心と意欲をもち、国際社会においてリーダーシップを発揮し、社会貢献できる能力を身につけている。

  • ② 英語による高度な栄養科学領域の知識・知見及び専門的な研究手法や技能を身につけている。

  • ③ 栄養科学領域における幅広い専門知識の習得とともに、栄養科学的視点に立って、健康寿命延伸ないしはアスリート支援に役立つ深化した専門知識を身につけている。

  • ④ 栄養科学領域において、自ら解決すべき課題を設定することができ、高度な研究を独立して遂行できる能力を身につけ、その研究成果を社会に広く発信し、還元できる能力を習得している。

  • ⑤ 課題解決能力、プレゼンテーション能力、論理的思考力等を習得し、自らの研究成果を国際学会、国際学術論文等を通じて、的確に情報発信できる能力を身につけている。

教育課程の編成及び実施に関する方針(カリキュラム・ポリシー)

【博士前期課程】

ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。

  • ① 授業科目については栄養科学領域における高度で幅広い知識を習得させるために必要な専門科目を配置する。

  • ② 高度職業専門人となるために必要な高い実践力と国際性を育成するカリキュラムを構成する。

  • ③ 研究指導は、栄養科学的な専門的な視点から、科学的根拠に基づいた健康寿命延伸に貢献できるような実践的能力を育成する指導を行う。

  • ④ 客観的に研究科の教育・研究レベルを確認すると同時に、その質を担保するために委員会による外部評価制度を導入する。

【博士後期課程】

ディプロマ・ポリシーの達成のために、「授業科目(コースワーク)」と「研究指導(リサーチワーク)」を適切に組み合わせた教育課程を体系的に編成する。

  • ① 栄養科学領域において、高度な幅広い知識や研究能力を育成する目的で、異なる学問分野の授業の受講や他の研究室でのインターシップの機会を設ける。

  • ② 学生の国際性を育成する観点から、海外で開催される学会での発表の奨励、一定期間海外提携校等での教育やトレーニングを受ける機会を提供する。

  • ③ 研究指導については、博士論文完成まで主査と複数の副査(外部施設も含む)が継続して指導を行うほか、研究指導の効果を上げるために、必要に応じて、主査及び副査以外の教員からの指導を受ける機会を設ける。

  • ④ 広範囲な栄養科学の学問領域をカバーするために、外部研究機関(国内外大学、企業)及び自治体等との連携協定を締結する等、外部との積極的な協力体制を築くことで、栄養科学領域全般にわたり研究指導ができる体制を築く。

  • ⑤ 客観的に研究科の教育・研究レベルを確認すると同時に、その質を担保するために委員会による外部評価制度を導入する。

入学者の受入れに関する方針(アドミッション・ポリシー)

【博士前期課程】

入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  • ① 健康寿命延伸に関わる社会的諸課題について、学士課程修了相当の基礎的な知識を用いて、自らの研究課題を設定する能力がある者

  • ② 栄養科学に関する基礎的な知識とその学びに対する強い意欲がある者

  • ③ 栄養科学の実践者として広く国際社会で活躍すること、及びその研究に強い意欲がある者

  • ④ セカンドキャリアの形成に意欲のあるアスリート、栄養士・管理栄養士等の社会人

【博士後期課程】

入学希望者の特性に応じた適切な方法で多様な入学者選抜試験を実施し、筆記試験、面接、書類選考等を通じて、以下の資質や能力を示した者を受け入れる。

  • ① 健康寿命延伸に関わる社会的諸課題について、博士前期課程修了相当の専門的な知識を用いて、自らの研究課題を設定し、解決する能力がある者

  • ② 栄養科学に関する専門的な知識とその学びに対する強い意欲のある者

  • ③ 栄養科学の専門家として独立して、広く国際社会で活躍すること、及びその研究や関連する事業に強い意欲のある者

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