Kelley School of Business
Kelley School of Business
Kelley School of BusinessはIndiana Universityの看板学部の一つであり、Graduate, Under-graduateともに長年にわたって全米トップクラスの評価を得ているビジネススクールです。
現在修士レベルのプログラムとしてはMBAの他、MBA in Accounting、Master of Professional Accountancy、Master of Science in Information Systemsの4プログラムがあり、約600名の学生が在籍しています。なお、1997 年に卒業生であるE. W. “Ed” Kelley氏からの2300 万ドルの寄付に敬意を表し、名称をKelley School of Businessへと変更しました。
MBAの学生数は一学年 200名程度と比較的小規模のため、学生、教授、スタッフとの関係が非常に密接で、学生のニーズにフレンドリーかつ細やかに対応してくれる環境です。
各 クラスの履修学生は、当該クラスの履修期間の最後にCourse Evaluationの機会を持ちますが、KelleyはTeaching Qualityの維持向上を最重要テーマの一つとして掲げているため、この結果は今後のカリキュラム編成を担当するMBA Officeによって極めて重く受け止められ、教授陣はEvaluationの結果に基づき講義品質を常に改善し続けています。
学生の構成ですが、毎年全MBA学生の35-40%を留学生が占めており、学生のカルチャーは多様性に富んでいます。中西部の学園都市にあるため、アジアとは縁が遠そうに感じられるかもしれませんが、Indiana Universityは代々留学生の受け入れに最も積極的な大学の一つで、ここKelley MBAも例外ではありません。日本、韓国、中国、インド各国の文化を紹介するCultural NightsがMBA学生によるMBA学生のためのイベントとして毎回参加者200名以上(Kelley MBA在校生の約半数以上)を集めて盛大に行われていることも、Kelleyのカルチャーを端的に示していると言えます。加えてUndergraduate Programは全米有数の4,000名近くが学んでいることもあり、小規模校にはない教授陣の多様性を誇ります。
2002年秋学期よりMBA専用の新校舎がオープンしました。外装はインディアナ特産のライムストーンで覆われ、内部は無線LAN等最新の設備が完備された、非常に綺麗で快適な校舎です。80名収容のCohort Room (円形劇場型クラスルーム)が4つ、60名収容のCohort Roomが2つ、60名収容、40名収容のTiered Classroomがそれぞれ4つずつ設置され、この他にグループワークに最適な収容人数5 – 6名程度のBreakout roomが30余り用意されています。また地下には優に50名は収容できるラウンジとロッカー、および更衣室があり、3Fにもラウンジがあります。Kelley MBAの就職課にあたるGraduate Career Service (通称GCS) スペース内には企業によるプレゼンなどに使用されるPresentation RoomやOn-campus interview用のInterview Roomが用意されています。
また、隣接してBusiness/SPEA専用のLibraryがあるほか、通りの反対側にはMain Libraryが位置する、キャンパス内でも極めて便利なロケーションに位置しています。
Cisco Systems CEOの John Chambers 氏やFedEx CFOのAlan Graf氏等卒業生はビジネス界の幅広い分野で活躍しており、その総数は8万人以上です。日本人OBには、元東芝アメリカ最高責任者の伊藤日出夫氏、「道具としてのファイナンス」「ざっくり分かるファイナンス」を執筆された石野雄一氏などがいます。また、異色のOBとしては、ベストセラー「マディソン郡の橋」を書いたRobert James Waller氏も本ビジネススクールの卒業生です。