Class of 2023
Class of 2023
Class of 2023:Y.T.さん (tags: class-of-2023 family sponsored )
Why MBA?
新卒から一貫して素材メーカーの営業畑に所属する中で、自社の製造技術部門や顧客とともに新製品を創り、世の中に送り出していくことにやりがいを感じていました。今後も国内外問わず様々な関係者を巻き込んで新しいモノづくり、事業創出に関わりたいと思っています。
また、自身のこれまでのキャリア後半では、新興国における競合他社の台頭、新型コロナウィルス影響による市場環境の劇的変化、買収した会社とのシナジー不足を目の当たりにして危機感を抱いていました。その一方、新たな市場/収益源創出への意識の低さ、無力さを自分自身の中に感じ、どうすれば会社として持続的に成長できるのかを考えたいと思うようになりました。
これら漠然とした思いから、語学力、経営全般の基礎知識(特に事業戦略やB2Bマーケティング、新製品/新事業を立ち上げ時のリスク評価やノウハウ等)、様々なバックグランドの人々と連携するソフトスキルを習得したいと考え、社内MBA留学制度に応募しました。
Why Kelley?
Kelleyには①他の多くのMBAプログラムと異なりB2Bに特化したプログラムが存在し、かつ②社内事業創出の内容も含むアントレプレナーシップに特化したプログラムが存在します。これら2つのプログラムが自らのMBA志望動機を満たすと考えKelleyを志望しました。加えて私の場合は妻子帯同を考えていたので、町の治安や住み心地の良さも1つの判断材料となりました。
出願プロセスの紹介
◆2019年 12月:TOEFL初回受験(51点)。話にならないため会社には報告できず。
◆2020年 1月:社内MBA留学選考を通過。アゴスでTOEFL勉強開始。
5月:アゴスのカウンセラーと自己分析などの出願対策開始。
6月:TOEFL90点の壁を越えられない中、TOEFLと並行してアゴスでGMAT勉強開始。
8月:直属の部長と以前業務でお世話になった他部署の部長へ推薦状の正式依頼。(直属の部長へは5月には推薦状作成をお願いしたい旨伝え、1回/月、受験状況の報告はしていました。推薦状の具体的なテーマをお伝えしたのは、現実的な志望校が見えてくる10月頃でした。)
11月:GMAT初回受験(590点)。志望校受験には700点程度が必要だったため、受験直後は愕然としてしばらく席から立ち上がれず)
12月:TOEFL100点到達(その後も継続受験するも、リスニングが足を引っ張りスコア更新できず)。カウンセラーからの提案もあり、Executive Assessment(EA)を受験し、GMAT換算690点を取得。GMATそのもので690点を超えられなかったため、EAスコアを用いたGMAT WaiverでのKelley出願を決定。
◆2021年 1月:計5校に出願。結果3校から面接招待を受け、面接での想定問答案の検討やスピーキング練習に集中。
2月:Kelleyとの面接実施。
3月:Kelleyから合格通知受領。
最後に
受験期間中、職場の同僚に業務で迷惑をかける中、一向にテストスコアが伸びなかった時は気持ち的に追い込まれました。また、MBA受験は自らの判断で挑戦したことだったため、周囲に弱音を吐きにくい面もありました。昨年はコロナ禍により予備校授業がすべてオンラインになったため難しかったのですが、できるだけ似た境遇の仲間を予備校などで見つけ、ネガティブな思いをため込まずに言葉に出せれば、もう少し気持ちの面で楽だったのかと今では思います。受験中、職場の同僚への申し訳なさもありましたが、最終的には復職後に必ず会社へ貢献するという気持ちを持つことで気持ちを整理しました。上司に「今は業務に集中できなくても仕方ない。将来、大いに貢献してくれればそれでいい。」と言っていただけた時は気持ちが救われ、また頑張ろうという気分にもなりました。周囲に支えられての受験だったとつくづく思います。今後受験を検討される方もくれぐれも体を大事に、うまく気持ちを切り替えながら乗り切ってもらえればと思います。
Class of 2023 : T.O.さん (tags: class-of-2023 single not-sponsored )
Why MBA?
中学~高校時代から漠然と「アメリカの大学院に進学してグローバルな環境で勉強したい」と考えていました。その頃にMBAという学位の存在を知り、大学時代も漠然とMBAというワードをグローバルな環境にステップアップするための手段として意識しながら過ごしていました。 卒業後に金融機関、コンサルティング会社で働く中で、実務面においてもより体系的に専門分野に関する知識を身に着けること、グローバルやテクノロジーといったトレンドに対応することの必要性を感じたことから、今がMBA留学のベストタイミングと考え、会社を退職して私費にて留学することを決めました。
Why Kelley?
・キャリアサポートの分野において世界トップレベル(Financial Times 2020のキャリアサービス分野において世界第3位)
・自身の専門分野であるファイナンスのMajorがSTEM認定を受けていること
・アメリカトップスクールの中での学費および生活費の安さ
出願プロセスの紹介
<TOEFL>
・Reading
まずは徹底的に単語の暗記に注力しました。「TOEFL英単語3800」のRANK4まで完璧になるまで暗記し、その後はTOEFLの公式問題集やAGOSのテキストを何周もすることで読解力を高めていきました。単語力と読解力が身についた後に、AGOSのAdvancedコースでTips等を教えてもらうことで最終的には28点前後でスコアが安定しました。個人的にTOEFLに限らずReadingは段階的にスコアが伸びるというよりは、日頃の学習の蓄積が一定程度に達することによりある日突然ジャンプアップする瞬間が来るものだと思っています。ですのでテストスコアに一喜一憂することなく愚直に学習を継続することが重要かと思います。
・Listening
最後まで全くスコアが安定しませんでした。出願スコアが出た時も全く手ごたえがなかったのですが、なぜか自己ベストの27点でとても驚いたことを覚えています。とにかく問題集の音源を聞き続けることを全ての音が拾えるようになるまで継続しました。受験期終盤には全体的なスコアレンジは上昇しましたが、調子が悪いと20点代前半まで落ち込むこともあり、他の3セクションを安定させてListeningで高スコアが出るのを待つというのが得策なのかなと思います。
・Speaking
純ドメにも関わらず、なぜか初回受験の頃から安定して22点前後のスコアでした。しかし最終的に23点で頭打ちとなったので、やはり23点と24点の間には大きな差があるのかなと思います。PART1はとにかく難しく考えずシンプルに整理して簡潔な英語で話すことを心掛けました。PART2以降はいかに上手にメモが取れるかが重要かと思います。PART別にメモのフォーマットを用意して、そこに聞こえた情報をとにかく書き込み続けました。キーワードがある程度拾えていればそこまで論理的な英語が話せなくても点数をくれる気がします。
・Writing
個人的に一番苦戦しました。どれだけ練習しても20点台前半をさまよい続け、出願スコアを出した時もWritingは22点とぱっとしないスコアでした。苦戦した要因は自身の問題点を勘違いしていたことにあったと思います。私はスコアが上がらないのはIndependentセクションに問題があると思い込み、ひたすらにIndependentの対策ばかりを続けていました。しかし、Andy先生の勉強会に参加したことで自身の課題がIntegratedにあることに気づき、勉強会後の受験で25点までスコアアップしました。勉強方法を何度も変更するのは良くないかと思いますが、思い悩んだら視点を変えてみるのは有効かと思います。
・総評
昔から語学の勉強は得意な方だったので、正直ここまで苦労するとは思いませんでした。早めに対策を行うことと、あまり自身の英語力を過信せず、予備校等のプロの意見を素直に聞くことが大切かと思います。また試験の前日は早く寝ることを強くお勧めします。私は前日に何があっても(眠くなくても)強引に22時には寝るようにしたところ、明らかに頭がさえてReadingの読解スピードが3倍くらいになりました。
<GMAT>
私はGMAT Waiverでの受験のため、学習方法は別の方の記載をご参照ください。
<Essay>
まずは自分でこれまでのキャリアや今後のプランについて整理を行い、自身の強みや弱み、MBAで学びたいことを書き出しました。それをベースにAGOSのコンサルタントの方とディスカッションを継続することでイメージを言語化していきました。コンサルタントの方と話してみると、自分では強みだと思っていなかった点が実は強力なアピールポイントになることが分かるなどたくさんの発見がありました。自身のキャリアについて考え直す良い機会でもあると思うので、思い込みを捨ててざっくばらんにこの領域の専門家の方と議論してみると良いかと思います。 自身のキャリアイメージがなんとなく見えてきたタイミングで、志望校の現役生にコンタクトを取りZoomでお話を伺いました。やはり実際にその学校で学んでいる方の意見には説得力があり、出願した学校のエッセイには必ずお話させて頂いた内容を盛り込むようにしていました。
<推薦状>
銀行時代の上司とコンサル時代の上司に依頼しました。どういった内容を記載してほしいか、どのくらいの時期に何通くらいの作成をお願いしたいかなどを説明の上で定期的にやり取りをしていました。会社を辞めての留学にも関わらず快く引き受けて頂き、本当に助かりました。
<インタビュー>
基本的な想定質問に対する解答を50個程用意し、それらを完璧に話せるようになるまで徹底的に練習をしました。また、約1年ほど毎日DMM英会話で25分の英会話を継続していたことも、基礎的な英語力の向上に大きく寄与していたと思います。本番で全ての質問が想定内というわけにはいかないと思うので、予想外の質問が来た場合でも、即興で当たり障りのない回答で失点を最小限に留められるくらいの英語力は必要かと思います。 インタビュー直前にはMatthewの個人レッスンを複数回行いました。MatthewはMBAインタビューのポイントを踏まえて適格なアドバイスを与えてくれるので、個人的にはアプリカントの方は全員受講すべきと思います。 ちなみに私はこれだけの準備をしたにも関わらずKelleyのインタビューは通信接続が悪く面接官の言っていることがほとんど聞こえないという最悪の状況でした(笑)。
最後に
上述の通り私はKelleyのインタビューは通信状況が最悪で面接官の言っていることが全く聞こえませんでした。正直途中で不合格を覚悟しましたが、逆に開き直ってこれまでの努力やKelleyに対する思いをひたすら訴え続けました。するととっくにKelleyへの進学を諦めていた1か月後に授業料半額免除のMerit fellowshipでの合格を頂きました。思えばあれだけ苦手だったインタビューにも関わらず、Kelleyに対する思いを訴えているときは淀みなく話せていたような気がします。おそらくそれが作り物のテンプレートではなく、自身のありのままの思いだったからではないかと思います。
この経験からMBA受験は最後まで不透明なことが多いなと思わされたと同時に、何が事態を好転させるかも分からないものだと痛感しました。「人間万事塞翁が馬」という諺がありますが、私の場合得意だと思っていたテストで苦戦し、失敗したと感じていたインタビューに救われました。MBA受験は本当に長い道のりですが、継続して努力していれば必ず道は開けると思いますし、私のように意外な形でチャンスが転がってくることもあると思います。ぜひ諦めることなく最後まで頑張ってください。
Class of 2023:Y.Y.さん (tags: class-of-2023 single sponsored )
Why MBA?
私は金融機関の経済・経営系の調査部署で、中小企業や創業の調査に従事しているのですが、それなりの規模の調査プロジェクトを他のメンバーと進めるなかで、マネジメント能力の不足を感じていました。同時に、日々の業務のなかで、海外のアカデミックな研究とのギャップも感じており、それを埋める機会も探していました。そのようななかで、会社で新たに創設されたMBA留学制度に応募することに決めました。
Why Kelley?
分野の近い研究者が多くいるというのが、私の選択基準でした。そこで、中小企業金融研究で有名なUdell教授やアントレの経済研究で有名なAudretsch教授(正確にはSPEAの教授ですが)、アントレ系トップジャーナルであるJournal of Business Venturing, Small Business Economicsとも関わりがあるKelleyを第1志望に選択しました。受験中にUdell教授と日本でお会いする機会もあったため、Kelley1本狙いで受験は進んでいきました。
出願プロセスの紹介
2019年
4月
TOEFL初受験(90点)。Kelleyを第一志望に設定。
7月
TOEFL4回目(102点)。TOEFLをいったん終え、GMATに移行。
9月
GMAT初受験(スコアキャンセル)。
10月
GMAT2回目(650点)。出願スコア。これ以上は無駄だと思い、エッセイに移行。
11月
TOEFL5回目(103点)。出願スコア。Kelleyのエッセイ1本目終了。
12月
Kelleyのエッセイおよびその他4校のエッセイ終了。2nd に出願。
2020年
2月
Kelleyおよびその他2校にキャンパスビジット。面接。
3月
Kelleyから合格をもらう。受験終了。
最後に
準備を始めたのが4月からだったこともあり、スコアメイクには苦しみました。いま考えるとさっさとTOEFLに見切りをつけて、GMATに注力するべきだったと思います。