Class of 2021
Class of 2021
Class of 2021:A.K.さん (tags: class-of-2021 single not-sponsored )
Why MBA?
英会話スクールに入社してから9年が経過し、その内スクールマネージャーとしては4年以上勤務しましたが、個人ではなくチームとして目標を達成する事に強いやりがいを感じ、よりグローバルな環境で、深くマネジメントを追求していきたいと思うようになりました。
勤めていた会社にも満足しておりましたが、マーケティング・ファイナンス・IT・リーダーシップ等を専門的に学び、また不慣れな海外に身を置く事で、成長のスピードを速めたいと思い、MBA留学挑戦を決意しました。 30歳を超え、漠然と新しい環境・立場でのチャレンジをしてみたいと思った事も大きな理由です。
将来的にはEdTech(教育テクノロジー)業界を軸にし、グローバルリーダーとして活躍できる存在になれるよう、この2年間を最大限に活用するつもりです。
Why Kelley?
1. カリキュラムのバランスの良さ
転職経験もなく、職務経験の幅も多くない為、KelleyのIntegrated Coreは短期間にビジネス全般に通ずる基礎知識を身につけるにはぴったりだと思いました。課題も多く大変という情報をたくさん目にしましたが、チャレンジと成長を求めて今回の挑戦をしている自分の状況・心境とも合っていました。Business AnalyticsをMajor、MarketingをMinorとして受講を考えていますが、様々な授業形式での学習機会を用意しており、専門的なビジネス教育を受けた事がない自分でも体系的に学ぶ事ができると感じました。
2. クラス外体験の豊富さ
海外MBAに挑戦する以上、独学では学べない体験を最大限したいと思っていましたが、KelleyではAcademyでの集中学習や企業訪問、GLOBASEでのプロジェクト体験、総合大学らしい学内クラブの多さ等々、実践のチャンスが多い事も大きなポイントでした。海外MBAという環境を活かす上でも、経験型の機会が多い事は自分にとって大変重要でした。
3.校風
最初に留学先を考え始めた時から最後までKelleyは第一希望であり続けましたが、結局のところ“フィット感”がずっとあった事が一番大きく、それ以外の理由は後付けで考えたというのが正直な気持ちです。卒業生の皆さまは誰もが穏やかで丁寧な方ばかりで、Kelleyで謳っているチーム主義を感じる方々ばかりでした。選考が始まってからもAdmissionの皆さまから感じる熱意と真剣さに常に感動し、自分もこのコミュニティの一員になりたいと強く思う人たちでした。この2年間で学ぶ知識・スキル以上に、自分の価値観を広げ、人としての成長をしていきたいと思っており、結局は一緒に時間を過ごす事になる人が最重要だと思っていましたが、Kelleyはそんな期待を常に感じさせてくれる学校でした。
出願プロセスの紹介
2017年
5月
MBA留学に向けて準備だけは一旦進める事を決意する。準備費用含めた相場に驚愕し、Test対策に関しては独学で挑戦する事を決意する。また数学的な素養が完全に欠落していた為、英語の基礎学習と共に数学(というより最初は算数レベル)の学習に多くの時間を費やす。
9月
アゴス夏祭りに参加し、複数校の卒業生の方から話を聞く。この時点はまだ漠然とした気持ちで勉強のみしていたが、本気でMBA留学に挑戦していくきっかけになる。
2018年
2月 TOEFL 1回目102 (Reading: 29, Listening: 28, Speaking: 23, Writing: 22)
テスト形式を深く把握していないタイミングだったが、Input系の2つが良く、安心する。直近で取れる3月のTOEFLを申し込む(が、後に後悔する理由になる)。同時期に初めて受けたGMAP PrepでVerbalよりMathの点が悪く(どちらも30点代前半だった記憶)、改めて数学に時間を注ぐ事を決める。
3月 TOEFL 2回目100 (Reading: 29, Listening: 24, Speaking: 22, Writing: 25)
会場を全く考えずに取ったが、スペースが狭く、周囲の音があまりに気になる環境だった為、途中からは点は諦め、テスト慣れとして問題を解く方向に切り替える。ただ条件が揃えばTOEFLは問題ないだろうと思える理由にもなったので、GMAT学習により時間をかけやすくなる。
5月 TOEFL 3回目112 (Reading: 30, Listening: 29, Speaking: 24, Writing: 29)
受験後に大きな手ごたえがあったため、点に関わらずTOEFL受験は終了を決め、点数にも大変満足する。エッセイだけはカウンセラーの方にお願いする事にし、この時期から準備を始める。
7月 GMAT 1回目620 (Verbal: 34, Math: 42)
日本人傾向としてはバランスが悪いが、Mathの進捗に手ごたえを感じる。この時期にジェイマスのMath教材を始めた事が大きなブレイクスルーとなった。
8月 GMAT 2回目650 (Verbal: 32, Math: 48)
700点以上を目指しており、学習も順調にいっていたので、落胆する。ただ数学の苦手意識がこの時期あたりから無くなる。
9月 GMAT 3回目スコアキャンセル
同じ650点だった記憶。エッセイ準備とも重なり、このあたりが今回のプロセスで唯一苦痛を感じた時期。
10月
1st RoundでKelley出願。後にインタビュー招待がくる。
11月
Skypeにてインタビュー実施。
GMAT 4回目 680 (Verbal: 34, Math: 49)
目標には届かなかったが、それなりに達成感を感じるスコアとなり、Kelleyに報告。入れ替えを受け入れてもらう。
12月
Kelleyから奨学金付きで合格をもらう。
最後に
スコアメイキングからインタビューまで項目も多く、一つ一つも負荷があるプロセスだと思います。私の場合も、一般に言われている有利なバックグラウンドが1つも当てはまっておらず、インターネットにある色々な受験体験記が全く合致しない事が多かった為、”自分にはMBA留学は無理なのではないか”と思う場面が何度もありました。言い尽くされている事ではありますが、最後は自己分析を徹底的に行う事、そして諦めない事だと思います。誰もがうまくいく簡単なものなのであれば、そこまで大きな価値はないかもしれません。プロセス自体からも学びはたくさんありますので、ぜひ頑張って下さい!今後の留学生活を私も全力で頑張ります!
Class of 2021:K.M.さん (tags: class-of-2021 single not-sponsored )
Why MBA?
自分は(元)弊社に入社した当初から、ITの現場で実装を通じてスキルを身に着ける⇒ITを活用した経営判断を行う側に回る、という流れのキャリアパスを思い描いていました。しかし経営判断をする立場になることを考えた時に、現在のスキルセットと要求されるであろうスキルに乖離があるように思いました。そこで、ギャップを埋めるためにビジネスを基礎から学びたいと考え、MBAの出願を検討しました。実際に出願するとなると、お金のことなどいろいろ問題も浮上してきたのですが、今行かないと一生後悔するだろうな~と思ったので、思い切ってチャレンジしました!
Why Kelley?
①協調的な校風
⇒自分が受験生だった時、先輩方やOBの方とお話させていただくことが何度かあったのですが、そのサポーティブさには驚くばかりでした。お話させていただいた皆様の人柄にも大いにフィット感を感じ、雰囲気に一目ぼれしました。
②キャリアサポートの手厚さ
⇒Kelleyは、Me.Incという独自のキャリア形成プログラムを擁するなど、キャリアサポートという点において非常に高い評価を受けている学校です。(キャリアサポートに関して、2019年のFinancial Timesにて全世界ランキング5位)
私費留学であるため就職活動もする必要があるのですが、Kelleyのキャリアサポートの手厚さが非常に魅力的に感じました。
③GLOBASEやIntegrated Coreといったユニークなプログラム
⇒Kelleyの最初のセメスターのカリキュラムは、より実践的なビジネスの状況に対応するため、Integrated Coreという形で、ファイナンスやマーケティングなど、それぞれの科目が互いに連携して授業が行われます。ビジネスを基礎から体系的に学ぶにあたり、他の学校に類を見ないこの統合されたカリキュラムが、非常に魅力的に感じました。また、GLOBASEという途上国向けのコンサルティングを提供するプログラムも、Kelleyならではのユニークなプログラムであり、面白そうだと思いました。
④私学と比較した際の、若干の学費の安さ
⇒コスパは大事です!
出願プロセスの紹介
<利用した予備校など>
TOEFL、GMAT、Resume、Essay、推薦状、interviewについて、いずれも主にAGOSを利用いたしました。AGOSは実績ある大手予備校であり、一連の出願プロセス全てをパッケージでカバーしている点が自分に合っていました。TOEFLのSpeakingについては、E4TGも活用しました。Essayやinterviewの対策については、江戸義塾のgeneral sessionにも参加しました。
<TOEFL>
・Reading
基本的にAGOSのパッケージに則りました。AGOSの岡田さん(コンサルタントとは別の、TOEFL・GMATを教えられている方)の授業が非常に合っており、ご指導いただく通りに学習を進めることで30を何度か取ることができました。(出願スコアの時は点数が低かったのですが、、)あと単語帳は頑張って覚えました。
・Listening
こちらもAGOSのパッケージに則りましたが、受験終盤になっても22~29ぐらいの振れ幅があり、全然安定しませんでした。ただ、AGOSで教わった「発音できない音は当然聞き取りもできない」という理論による、音読によるリスニング力強化は、かなり効果があったような気がします。ちなみに29点をとったときは、徹夜明けで死ぬほど眠く、ほぼ寝ながら解いていたらこのスコアでした。それが出願スコアになっています。
・Speaking
Speakingは特に苦手意識があったのでAGOSを一通りやった後、E4TGにも行きました。E4TGのメソッドは私にとっては非常に効果的で、23点を獲得できました。
・Writing
AGOSのパッケージに則りました。最後までつかみどころがないセッションでしたが、とりあえずテンプレートを活用し、ある程度の内容が書けるように練習をしました。結果、20台中盤~後半をうろうろするところまではいけました。
・総評
純ドメの私の場合、TOEFLは大きな大きな壁となりました。基本的にAGOSのパッケージにのっとり学習を進めましたが、弱点であるSpeakingのみ、E4TGにも参加しました。セクションごとにベストに近い目標点数は何度か出ていたのですが、4セクションのベストスコアを特定の回で一致させることは最後まで叶いませんでした。
TOEFLについて、色々な学習リソースがありますが、たぶんどれでも良いと思います。大事なのは、いずれかのやり方を信じて、愚直に最後までやり続けることです。ちなみに、4技能の中でもListeingは特に、念入りかつコンスタントに鍛えておくことをお勧めします。なぜなら、Listeningは一番小手先のテクニックで伸びにくい技能であり、SpeakingやWritingのセクションにおいても登場するスキルでもあり、かつListeningができないと、インタビューで詰むためです。
あと、御茶ノ水ソラシティなどのおススメ会場とかは、予約可能になったらすぐ埋まっちゃうので、予約はお早目に!あとからキャンセルもできます。
<GMAT>
・Math
理系のバックグラウンドがあるので、Mathにはあまり時間をかけませんでした。最近難化しているという噂も聞きます。
・SC
SCはパターン学習が大いに効果を発揮する分野なので、色々な問題集に手を出すよりも、一つの問題集に出てくるパターンをしっかり身に着ける方が効率が良いかと思います。問題集について、自分はAGOSのコースで配布されるものを繰り返しやりました。公式の過去問もでているのですが、どちらかというとネイティブ向けの解説かと思うので、日本人的な解き方をするときに解説があまり役立たないかと思います。
・CR・RC
CRは得点源ですが、RCは苦手意識があり、割と捨て気味でした。CRとRCについて、まずは必要な英単語を一通り覚えることをお勧めします。単語が全てわかっていれば、CR、RCは力技でだいたい解けるまであると思います。
・IR
今のところそれほど合否に関わらないそうなので、一通りやっただけです。
・AWA
CRでの議論の展開の流れがわかっていれば、AGOSのフォーマとにのっかることで最低ラインはキープできました。
・総評
GMATについては苦難の道のりで、勉強したらむしろ点数が下がるなど、最後まで満足のいく点数が出ませんでした。特にVerbal全般は雰囲気をつかむのに非常に苦労しました。英語力に自信のある方は素直に解き方を学べばよいかと思いますが、純ドメ日本人が受ける場合、いわゆるテクニックというものもフルに活用していくべきかと思います。テクニックについては、噂レベルのものなども玉石混交ですが、留学生の横のつながりで仕入れるのがよいかと思います。
<Essay>
AGOS岡田さんに全面的にお世話になりました。AGOS岡田さんは、「こう書きなさい」というのを押し付けてくることはなく、受験生それぞれの持ちネタを最大限活用する形で、ディスカッションを通じて丁寧にEssayを構築していくスタイルです。
このプロセスを経ることで、インタビューの時も一貫性のあるストーリーを語れるようになっているため、非常に有益でした。そのようなスタイルであるため、初回以降のコンサルティングに臨むときは、なるべく自分の意見を持ったうえで、「こういったアピールをしたいが問題ないか」、といった形で相談するように意識しました(できていない部分もありましたが、そこはフォローしてくださいます)。
なお年末年始の追い込みの時期などは、大変にお忙しいにもかかわらず、いつ寝ていらっしゃるのかわからないぐらい早くレスポンスをくださいましたが、大変に申し訳ない気持ちになってしまうので、直前に慌てることがないよう、早め早めに準備を進めるように心がけましょう(自戒)。
Essayに書く内容について、WhyMBAやWhyKelley、キャリアゴールなどの未来形エッセイは創造することができますが、リーダーシップ経験や成功失敗などの過去形エッセイに記載する内容については、アピールできるポイントが少ないのではないかと不安がありました(実際、定量的インパクトや経験のユニークさという面において、他の受験仲間と比較して自分の経歴は少し控え目だったかと思います)。
しかしAGOS岡田さんとのセッションの中で、同じ内容だとしても、うまい見せ方というのがあるということを知りました。例えば、過去形エッセイと未来形エッセイは独立して存在しているわけではなく、一貫したストーリーが背後にあることが非常に重要ですが、そのストーリーに関わる部分のみをしっかりアピールし、それ以外は敢えて書かないようにするというようにメリハリをつけたり、ファクトとしての数字以上に、なぜ自分はそういう行動をとったのか、なぜそれが大事だと思うのか、といった内容を語れるようになっておくことが大事だったりします。
そのあたりの考え方は全て、コンサルティングで教えていただくことができます。また、一般的なエッセイ作成スケジュールというものがあったりしますが、純ドメや英語力に自信が無い方場合、文章を書くのが遅くなるため、かなり長めに時間がかかる想定で計画を立てておいたほうがよいかと思います。
<推薦状>
推薦状については、以前の上司と現在の上司のお二方に依頼しました。どういった内容を記載してほしいかという叩き台をこちらで日本語で作成し、それをもとに意見のすり合わせを行いました。
なおAGOSで出願Strategyなどのコースをとると、翻訳サービスの会社を紹介してもらえるかもしれませんが、それらを利用する場合はなるべく早めに出したほうがよいです。年末年始になってしまって、急ぎで依頼とかすると、めちゃくちゃ値段が高くなります。
ちなみに自分の場合、プロジェクト配属のタイミングで既に、MBA留学をしたいので一年後ぐらいに会社をやめるという旨を伝えていたため、スムーズに現在の上司から推薦状をいただくことができました。様々な意見がありますが、私費の方も可能であれば早めに留学の旨を上司に伝えておいた方が、精神的にも楽かと思います。(推薦状は現上司からもらうのがベターというのが定説ですが、離職の旨を伝えるのが難しい場合は、現上司以外からもらう分のみという形でも問題ないようです。)
<Interview>
インタビューについて、テンプレート的な話し方になってしまうためスクリプトを丸暗記する必要ないという意見もありますが、自分のような英語力がそれほど高くない人は、最低限のスクリプトは作った方がいいと個人的には思いました。
自分は単語カードみたいにして典型的なQAを作り、一人の時でも繰り返し発話し、自然なトーンでスラスラ話せる(脳のワーキングメモリを使わずに言葉を紡げるレベル)ように繰り返し練習しました。そうすることで、心にも余裕ができ、かつ脳のリソースを節約することができるため、テンプレート外の質問に対して創造的な回答をする方に脳のリソースを割くことができます。
あと、モックインタビューするときは、録音することを忘れないようにしましょう。
<時系列>
・2017年8月
~AGOSのgeneralセッション参加、TOEFL開始~
留学に向けて具体的に動き始めたのは2017年8月からでした。純ドメの私は、英語力が全く足りていなかったので、まずはAGOSのTOEFLクラスを受講しました。4技能をトータルにサポートするパッケージに完全にのっかり、なんとかTOEFLを底上げしました。(ちょうどその折、プライベートですが自分の結婚式準備が関西であったため、なかなかにハードな日々でした。)
・2018年4月
~GMAT開始~
TOEFLパッケージの終わりかけの4月頃から、GMATの学習を始めました。
・2018年7月
~Essay作成開始~
GMATについて満足の行く進捗ではない中ではありましたが、Essayについても7月頃から準備を開始しました(resumeについても、ドラフトをこの辺りで作りました)。EssayはAGOSのコンサルタント(岡田さん)と相談しながら作成したのですが、なかなか思うように進まず、一校目が完成したのが11月末~12月頃となってしまいました。そのため、2~4校目のEssayにあまり時間を割くことができず、受験の直前に非常にバタバタしてしまいました(年末年始、岡田さんに大変ご迷惑をおかけしてしまうこととなりました、、)。このとき、ドラフトとなっていたresumeも最終稿を作りました。
・2018年11月
~推薦状依頼~
推薦状については前上司と当時の現上司に依頼しました。11月に概要説明、12月頭にはおおよその記載内容を認識合わせをしました。
・2019年1月
~出願、インタビュー準備~
1月上旬の2ndラウンド出願後まもなく、インタビューの準備を始めました。インタビューについては、想定問答集と回答をある程度準備したうえで、VinceのゼミやAGOSでのモックインタビューを利用して準備しました。
・2019年2月
~合格!!!~
最後に
失敗談も後悔していることも、山のようにありますが、、とりあえず一つ言えることとして、とにかく早め早めに準備をすることを強く強くお勧めします。余裕を持ったスケジュールを立てること、そしてこまめにそれを振り返ることをしましょう。私費の場合は特に、受験など関係なく仕事が容赦なくふってくるのが通常で、受験準備にあまり時間がとれないことが多いと思います。私費だと来年またチャレンジということも手ではありますが、後ろ倒しにすればするほど、転職の適齢期というのが問題になってきます。気持ちとしてはやはり、思い立った時から1~2年内に出願するつもりで、なんなら1stで出す勢いで準備を進めた方がよいかと思います(これは気持ちの上の話で、よっぽどスコアが揃いエッセイが仕上がっていない限り、実際の出願は2ndでよいとのことです。ただし、一部の学校は1stの出願を好むので、その学校については要注意です)。
また、アピールポイントが少ないかもという場合は、会社のリクルーティングでもボランティアでも、ちょっと意識して携わってみることをお勧めします。もちろんそれ単体で大きなアピールとなるかどうかはわかりませんが、MBAでアピールする自分のストーリーに絡めた上で、なぜ自分がそれに参加したのかということを言えれば、十分に意味を成します。個々のエピソードがありふれたものであっても、自分なりの行動原理と他の経験との掛け合わせによって、ユニークなエピソードへと昇華させることができます。あとは、MBA受験に際してのメンタリティについて、最初から自信満々の人はいいのですが(そのメンタリティが大事ではありますが)、自分なんかがいけるのだろうか、、という方も、とにかく小さいところからでも始めてみるとよいかと思います。動摩擦力は静止摩擦力よりも小さいもので、いざ動き出せば意外と進んでいきます。ただ受験は長い戦いなので、定期的に受験仲間と連絡をとったり、イベントに参加したりすることで、意識的にモチベーションを維持するとよいです。
純ドメ、低GPA、私費、新婚という私でも、準備期間一年ちょいでなんとかなりました。頑張りましょう!!!
Class of 2021:H.N.さん (tags: class-of-2021 family sponsored )
Why MBA?
元々は、単に英語力を上げたい、国内の枠にとらわれずに活躍したい、という思いから、会社に社費留学の制度があったことから、軽い気持ちで留学してみたいと思いました。
当初は自身の専門分野であるComputer Science等での留学を希望していたのですが、職場からMBA受験を推薦され、最初渋ったものの、Technology ManagementやInnovation Managementといった分野があったり、以前、製造現場に近い所で仕事をしていた経験から、Supply ChainやOperationsといったところも勉強してみたいということもあり、最終的にMBAを受験することにしました。
当初から、Computer Technology = アメリカ、という思いがあったので、MBAと言えどアメリカの大学に絞って受験することにしました。
Why Kelley?
学校を調べ始めた当初から、Kelleyは元々興味のあったEntrepreneurship、Information Systems、Production / Operationsといった分野でバランスよく評価を受けている印象があり、志望度の高い学校の1つでした。GLOBASEやWashington Campusなど、特徴あるプログラムがあるのも魅力的でした。
ただ、最も決め手になったのは、MSIS (Master of Science in Information Systems)とのJoint-degreeでした。面接の際に、たまたま元々Computer系Masterでの留学を志していた話になり、面接官の方にMSISとのJoint-degreeを教えていただき、そこでJoint-degreeを目指してみたいと思いました。(執筆時点では、MSISはまだ選考中ですが。。。笑)MBAプログラムの評価も高く、興味のある分野のElectiveも充実している、MSISとのJoint-degreeも可能、ということで、Kelleyを最終的に選択しました。
出願プロセスの紹介
TOEFL/IELTS
最終的にIELTS OA 7.0 (R: 8.0、L: 7.0、W: 6.0、S: 6.0)というギリギリのスコアで出願しました笑。TOEFLは最初の方に受験したのと、1年以上後に、TOEFLのみの大学用に無対策で2回くらい受けましたが、R以外いまいち。いずれにせよ、Rが得点源だったので、安定してR: 8.0 (TOEFLではR: 28) 以上取ることを目指しました。一見関係ないように思えますが、Graded Readersの多読をたくさんしたことが、最終的にRを得点源にしてくれたと思います。Sは5.5~7.0の間で変動して安定せず、Wはほとんど6.0で、6.5を取るのは稀でした。何回高田馬場にIELTS受験に行ったか覚えていません。ただ、高田馬場のとんかつは美味しかった。
GMAT/GRE
受験の途中からあわよくばMaster of Science/Engineering系とのDual degreeを目指したこともあり、GRE中心で進めました。出願スコアは2回目受験のGMAT換算620 (V: 149、Q: 165) でした。VはRCが得点源でしたが、致命的にVocabularyが弱く、安定しませんでした。Qが満点(170)だとVが低く、VがよいとQが低いなど、噛み合わせが悪く、最後まで苦労しました。ただ、相対評価でGMATよりGREの方が向いていたとは思います。
学校調査、エッセイ、出願、インタビュー対策
予備校としてAffinity英語学院に通っていたため、その流れでエッセイカウンセラーはAffinityの佐取様、ネイティブチェック&インタビュー対策はJessica Kingにお願いしていました。エッセイは、最初に大学時代から仕事の経験まで、エッセイに書ける内容を洗い出したおかげで、書く内容には困らず進めることができました。インタビューは、Speakingは苦手ですが、Small Talkは苦にしなかったので、最初の数分でうまく話をはずませることを大事にしていました。あとは一般的な質問には言いたいことを準備しておいて、しっかりと答えられるようにしていました。
時系列
実質2年間かかりました。途中、私のわがままを聞いてくださった会社には感謝です。
・2016/12 … 上司から推薦いただき、MBAの社費留学選考に応募。
・2017/3 … MBA派遣制度に合格。2018年度の派遣を目標に勉強開始。
・2017/4 … TOEFL初受験、59点。クソ。Speaking 1桁。
・2017/6 … 社費留学制度の先輩のアドバイスから、AffinityのGMATクラスに通いだす。
・2017/8 … IELTS初受験、OA 5.5。クソ。AffinityのIELTSの授業も取り始める。
・2017/9 … IELTSがようやくOA 6.5になる。
・2017/12 … GMATを2回受験。忘れたけど2回とも550点くらいだった気がする。
・2017/12末 … IELTSがOA 7.0に届かず、エッセイの準備はしていたが、どこにも出願せずに年越し。
・2018/1 … 会社に1年延ばせないか相談。延期はできずも、別の制度を利用して社費留学を目指す。
・2018/4 … 社費派遣は未確定も、テスト勉強を再開。技術系MasterとMBAのDual-degreeを目標に置く。
・2018/9 … IELTSが伸びないも、GRE勉強開始。
・2018/11 … 1週間のうちに、IELTS OA 7.0、GREをGMAT換算620獲得。
・2018/12 … 2019年度の社費留学派遣を正式に認可いただく。
・2018/12~2019/1 … Kelley (2nd)含む3校に出願。準備が間に合わず、Dual-degreeでの出願はあきらめる。
・2019/1~2 … Kelley含む、3校ビジット。Kelleyとは2月上旬に東京で面接実施。
・2019/2 ~ 2019⁄4 … 2月末にKelleyから合格受領。合計3校合格、3rdでも出願したが1校は不合格、1校途中辞退。Kelleyに進学先を決定。
最後に
語学力の都合、私はスコアメイクがとても大変でしたが、一方で英語力だけでなく、色々なことを学べた2年間だったと思います。
また、自分の強み、弱み、癖、心の拠り所などを見つけ、様々な同士かつライバルと、苦しみながらMBAを目指すことは、自分が何をしたいのか、何ができるのか、何が足りないのか、考える良い機会だったとも思います。
受験中教えてもらった、”You can’t connect the dots looking forward, you can only connect them looking backwards.” というフレーズ、あのSteve Jobsですら未来は見通せないと言っているわけで、自分が今やっていることを信じて進む、その努力は、MBAの合格だけでなく、必ず何かの役に立つのだと強く思っています。頑張ってください!!
Class of 2021:T.T.さん (tags: class-of-2021 family sponsored )
Why MBA?
社内のとある部門の中長期事業戦略策定に少し携わったことをきっかけに、エンジニアとしての仕事の外にある世界(経営戦略・マーケティング等)に徐々に興味を持つようになりました。業界の特性上、法的制約等を受けて大胆な将来像を描き辛い実情があります。海外MBA取得を通して、「似たような条件に置かれてもなお、変革を遂げた企業があるはず。そんな事例から事業改革のヒントを得たい。」と思ったことがビジネススクールで学んでみたいと考えた理由です。
Why Kelley?
① Coreは濃密に、Electiveは手広く学べるクラスの充実度(個人的興味が高かったコーポレートイノベーションを含む)
② 実践的なプログラムの充実(”分かる”を”できる”に変えることを重視したい)
③ Interview, Campus Visit, 合格後のコミュニケーションを通して感じた学校や街の暖かさ
出願プロセスの紹介
2017年 7月 TOEFL 63点。(初受験)
2017年10月 社内選考通過。TOEFL 74点。
2018年 3月 TOEFL 85点。しばらくこれくらいの点数が続く。
2018年 5月 LとSがなかなか20点を超えず、TOEFL 80点台が続く日々。出願時期を考えてGMAT勉強開始。同時にカウンセラーとのネタ出し開始。以降、月1回のペースでカウンセラーと面談し、自己分析を進めていく。
2018年 7月 学校説明会に出席。志望校を絞り始める。
2018年 8月 TOEFL 95点。
2018年 9月 スコア揃わずの中、エッセイ1校分書き上げる。
2018年10月 GMAT 1回目 530点 (V17 / Q 47)。TOEFL 97点(R/L/S/W = 26/24/21/26:出願スコア)。その後受験継続もスコア更新できず。現上司&元上司に推薦書の執筆を依頼。
2018年11月 GMAT 2回目 620点(V31 / Q44:出願スコア)。その後受験継続も、スコア更新できず。
2018年12月 1校出願。後日invitationを貰う。
2019年 1月 6校出願。出願数日後にKelleyより面接のinvitationを貰う。インタビュー練習を開始。
2019年 2月 先輩の勧めでGRE試しに受けてみて312点 (V149 / Q163)。GMAT換算で630点なので一応スコア更新したことに。もっと早く受けておけばと後悔。Kelley面接@東京。下旬に他校面接も含めたキャンパスビジットツアーへ。すでに面接終了後だったが、Kelleyにも訪問。月末、Kelleyより合格通知をいただく。
2019月 3月 出願には使用しなかったものの、GRE 315点 (V151 / Q164)。GMAT換算で640点。
2019月 4月 3校合格、1校Waitlist。検討の末、Kelleyへの進学に決める。
ー 特筆すべき点(私の反省) ー
勉強の仕方や使った教材等は、他の在校生・卒業生の方が沢山情報提供くださっていますので、私からは割愛させていただきます(というか、目標スコア達成できていないので参考にならない)が、今後の私自身のKelleyでの学びにもつながる反省点がございますので、そちらを書かせていただきます。
TOEFL
いつまでたってもリスニングの点数が伸びず、勉強法がいけないのか?と不安になり、新しい教材や勉強法に手を出そうか、従来のやり方を信じてやりつづけようか、苦悩する日々でした。ブレイクスルーとなったのは、解いたことのあるパッセージを使って繰り返し演習する (シャドーイング等)方法から、 TPOを用いて1日1パッセージ分の問題を解き、聞けなかった部分を確認したら次の日は新しいパッセージ、と「精聴」から「多聴」に変えたことでした。受験を振り返っての反省として、今の自分に足りない能力は何なのか(音声の認識なのか、語彙なのか、トピックへの慣れなのか)を分析し、それを克服できる勉強法を選んでいくべきだったと感じています。
GMAT
Qの対策不足(出願スコア取得時にQで大コケ)が悔やまれるのですが、GRE受験という選択肢をもっと早く考えておけばよかったと思います。というより、その存在はかなり前から知っていたのですが、「せっかくGMATで頑張ってきたんだから、何とかこっちでスコアを出したい」という気持ちが強く、それに固執してしまったと思います(同様のことがTOEFL / IELTSにも言えます)。結局GREで大幅なスコア改善はできなかったので結果は同じだったかもしれませんが、目的を見失い手段に囚われてしまったな、というのが私の反省です。
最後に
とある学校の卒業生の方に説明会でお会いした際、「MBAは合格してから始まるんじゃない。受験期間から、MBAでの学びはすでに始まっているんだ。」というお言葉をいただきました。確かに、Why MBA?を考え抜く日々も、難解な文章を限られた時間内に読み質問に答えるのも、上手くいかず悩んでいる時に周囲の方々にアドバイスして貰ったり助けて貰ったりするのも、すべて入学後の学びにつながっていると納得しています。
受験生の方々におかれましては、受験期間中は困難や苦悩が多々あると思いますが、今の苦しみは入学後の生活に生きてくると信じて、踏ん張っていただきたいと思います。