Class of 2018
Class of 2018
Class of 2018 H.I.さん (tags: class-of-2018 single sponsored )
Why MBA?
これまで大規模ターミナル駅開発の建設マネジメント、開発後物件の販売戦略策定を通じて駅を中心とした首都圏のまちづくりに関与してきましたが、派遣元企業のあるべき姿や、私自身のやりたいことを考えた際に
・海外での都市開発事業の創出
・国内での新規ビジネスの発掘、育成
を推進する人材になりたいという考えに至りました。
これらの達成のためには、一定の時間を確保し、
・金融・マーケティング等のビジネスマネジメントスキルの体得
・ハンズオンプロジェクトを通じた上記スキルの実践力向上
・ダイバーシティのある環境での人間関係の構築・他文化の理解
が必要だと考えたため、これらを満足する海外MBAを目指すことにしました。
以上が堅めの理由ですが、もう少し率直な理由として、このまま会社員として同じような環境下で過ごすよりは、海外のビジネススクールという世界の精鋭が集う場に加わることで、新たな刺激をもとにもう一度人間として成長してみたい!と感じたということも大きなモチベーションでした。
Why Kelley?
・Integrated Coreや豊富なElectiveに代表されるアカデミックのレベルの高さ
・製造業が盛んな立地を生かしたBtoBおよびBtoCマーケティングへの強み
・AcademyやGLOBASEなど米国内外でのハンズオンプロジェクトの充実
・1学年約190名というスモールスクールであり、中西部独特の温かみの感じられる雰囲気
・東京とは異なるのどかで落ち着いた生活環境
出願プロセスの紹介
TOEFL
・時系列
2010年 大学で開催されていたAgosのStrategy講座に何となく参加。
2011年 知り合いのMBA進学に触発されTOEFL再開。90点。AgosのPracitce講座(Reading, Listeningのみ)を受講。WritingはDr.Write、SpeakingはRarejobを利用。
2012~2013年 上記教材を復習し、数回受験。95点で社費派遣選考に臨むも敢えなく撃沈。
2014年 Web TOEFLのReading、Listeningを受講し、シャドーイング等に注力。傍から怪しがられるが、継続することで100点到達。社費選考にも合格。
・分野別
Reading
単語力が非常に重要かと思います。純粋な「読む力」も大切ですが、あくまでテストですので、正解を導くことを重視しました。設問タイプによって取り組み方がある程度確立されていますので、Agosで学習したことは役立ったと思います。また本番では、パッセージごとの時間配分にも注意し、特定の部分に時間を費やし後々困ることのないように、わからない部分は適当にやるといった「割り切り」も必要だと思います。
Listening
純ドメの私には一番厳しいパートでした。音のつながり、意図的に弱く発音される部分などが特に取り組み辛かったです。NPR等のPodcastを毎日聞くことで耳慣れすることに加え、Web TOEFLの教材を用いてシャドーイングやディクテーションに時間をかけたことで多少スコアが伸びました。完璧に聞き取れるようになるまで、何度も繰り返すという勉強法が当初の私には欠けていたようでした。
Speaking
Agosのテンプレートをもとに、Rarejobで毎週末練習することで徐々にスコアが伸びてきました。 イントネーションに注意し、ある程度自信満々気味に話した際は比較的スコアがよかったです。結局このパートもlisteningが大切です。
Writing
こちらもAgosのテンプレートをもとに、Dr.Writeで添削してもらいながら自分の癖などを克服していきました。機械による採点も意識し、凡ミスを減らしつつ、ある程度の字数を書くことで点数が安定しました。
GMAT(2015年3月~2016年1月)
十分なスコアを獲得できませんでしたので、こちらについては他の方の記載内容を参考にしてください。
非常に簡単に要素だけ述べますと、 Mathは工学系院卒でしたので、公式ガイドを1周+試験前に間違えた問題のみ復習、マスアカを1周+試験前に用語のみ復習、で事足りました。
Verbalは基礎的な英語力不足ゆえに点数が伸びませんでした。濱口塾の教材や塾長の個人レッスンなどは大変有用なのでお勧めしますが、そもそもTOEFLと比較しても一層レベルの高い語彙力、読解力が必要だという印象です。
エッセイ、推薦状、インタビュー(2015年8月~2016年2月)
カウンセラーはJohn Couke氏にお願いしました。 8月にレジュメを作成した後、ほとんどGMATに専念していましたので本格的にエッセイに着手したのは12月に入ってからです。ネタとして使えそうなストーリーを、場合によっては推薦者と話しながら収集しました。
インタビューはMBAアプリケーション上、最重要パートだと思います。考えうる質疑内容を想定した上で、Johnらと練習し、最終的にはWord15枚分程度の内容を暗唱しました。スコアに恵まれなかった分、握手の仕方や立ち振る舞いなども含めてインタビューでいかに好印象を与えられるかを重要視しました。
キャンパスビジット
日程的にKelleyにはビジットできませんでした。一般的にビジットは、学校へのfit感の確認、エッセイ・インタビューの内容ブラッシュアップという意義もあるでしょうし、何よりご家族と一緒に渡航される場合は生活環境の確認という意味でも有意義であろうと思いますので、時間と金銭の許す限りで行うことをお勧めします。
WL対策
私はインタビュー後、約2か月間WLに入っていました。他校に進学する準備を進めておりましたが、ギリギリのタイミングでオファーをもらい進学先をKelleyに変更することができました。WL対策としては、アドミからのWL通知に対して早めにレスポンスすること、追加エッセイ(私は在校生の方々へ相談した上で作成)を提出することで興味をアピールし、とにかく粘ることが大切かと思いますが、最終的には運や縁の要素も大きいと思われます。
最後に
今こうしてMBAライフをスタートできたのも、家族、友人、会社の同僚の協力があってこそだと思います。私の場合は、第一子誕生その日に社内選考を通過したことで、家族、業務、受験のバランスに苦労しました。MBAは人それぞれとよく言いますが、準備の段階からそうだと思います。限られた時間を何に、どこに費やすかの判断を常にしながら、何とか乗り切れたかなと感じている次第です。
Class of 2018 Y.I.さん (tags: class-of-2018 family sponsored )
Why MBA?
入社以来、建設プロジェクトのリスク審査、管理をメインで経験を積んできました。今後のキャリアを考えたときに、リスク審査、管理を土台として経営に関する知識を身に着けることで、海外のプロジェクトおよび海外買収会社のマネジメントができるようになりたいと思い海外MBAを希望するようになりました。
Why Kelley?
コアプログラムとアカデミーという制度は、怠けがちな自分にとって勉強に力を入れることができるいい制度で、日本人の数が多すぎないのも英語という環境に触れる場面をたくさん作れるということで魅力的でした。また、Bloomingtonという町の物価の安さ、治安の良さ、家族にとっての過ごしやすさという生活面での魅力も大きかったです。加えて、筑波大学というバックグラウンドから、田舎の大学町の州立大学という環境に強いfit感があったのも大きかったです。
出願プロセスの紹介
TOEFL(2015年3月~2015年12月)
会社への応募のために受けた2014年12月の55点というスコアからスタートしました。その後、3月までに有名な3800の単語本をランク3まで覚えたところ、3月71点、5月91点と順調に上がっていきましたが、そこからが大変でした。それ以降は、ほぼ毎月2回という受けれるテストはすべて受けましたが、80点台から90点台をさまよいました。12月上旬に偶々100点がでて、これ以上はTOEFLに時間を費やせないと判断して終了し、100点が最終スコアです。最後は、11月中旬の83点から100点まで一気にスコアがアップしましたので、継続して受けるのも重要かと思います。
予備校はRとLでWebTOEFLを使い、SとWは中国のテキスト等を使って独学でした。スコアが停滞した9月ごろに単語の再暗記とリスニングスクリプトの暗唱に取り組んだのはよかったのかなと思っています。
GMAT(2015年8月~2016年2月)
濱口塾を予備校として選択したので、濱口塾の教材+GMATPrepのみ行いました。初回受験が10月と遅い上にスコアは550点と散々でした。その後も全くスコアは上がらず、翌年3月の5回目で何とか630点というギリギリのスコアで終了しました。
敗因は、8月からダラダラと続けたことだと思います。SC、CR、MATHの解き方というテクニック的なところを叩き込んだ後は、1~3カ月程度で集中して多量の問題を解き、その流れで本番という形が一番だと思いました。私は、1月上旬の出願のピークが終わった後に、やっと多量の問題を集中して解くことを行い、最低限の結果につながったと思っています。
レジュメ・エッセイ(2015年8月~2016年1月)
濱口塾の全部のプランで申し込んだため、レジュメ・エッセイ・推薦状・インタビューもすべて濱口塾にお願いしました。レジュメの作成とネタ出しは9月までに一通り終えたのですが、スコアメイクに苦しんだ結果、エッセイと推薦状は11月からスタートしました。
海外部門で働いていたため、海外に関するネタにはさほど困らなかったのですが、自分がどんな人か系の問いに答えるのにとても苦労しました。そういう点では、濱口塾で日本語でのやり取りを選んでよかったと思っています。3校程度エッセイを完成させると、残りは似たような質問が多くなるので多少楽になります。
推薦状は、直属の上司の方と前の部門の上司の方にお願いしました。10月くらいから打ち合わせをスタートして、ネタ出しをしてもらい、私が文章にしてご本人に修正頂くという形で進めました。両人とも日本語でのやり取りで英文にするのには翻訳会社を使いました。
面接(2016年1月~2016年2月)
濱口塾提携のMatthewと5回程度Lessonを行い、コアのストーリーを固めて暗記をした後はひたすらスカイプでフィリピン人と練習しました。フィリピン人とはほぼ毎日練習をして、面接の前日に確認の意味も含めてMatthewとLessonをするという流れでした。本番では、暗記をした部分で対応できる部分はできるだけ淀みなくはっきり話すのはもちろんのこと、イレギュラーな質問でも無言になったり焦ったりすることがないように、自信をもってはっきり話すことを心がけました。
最後に
正直、もう二度度経験したくない受験期間で、TOEFLやGMAT、エッセイなど、MBAになんの関係があるんだと思ったりもしましたが、この過程をきちんとやることで、MBA本番で力不足ながらなんとか食らいついていけそうな基礎体力がつくのではないかと思います。果たして自分にそれが備わっているのかとても不安ですが。
MBA受験は最後はモチベーションがどれだけ保てるかが勝負だと思います。あきらめずに頑張ってください。
Class of 2018 J.K.さん (tags: class-of-2018 family sponsored )
Why MBA?
兼ねてから当社の海外子会社のマネジメントをし、グローバルビジネスを拡大させたいという夢がありました。しかし、2011年に経営統合を会社が決め、2011~2012年までの新会社の投資意思決定プロセスの交渉や製鉄所の現場での会計・予算統合業務を通じて、同じ鉄鋼業でありながら、文化や業務を統合のむずかしさを感じるとともに自分の実力のなさを痛烈に感じました。MBAでManagement、Accounting、Financeを深め、自分自身を成長させたいと思いました。
Why Kelley?
理論のみならず、GLOBASEなどの実践的なプログラムが用意されていること、Teaching Quality No1であることが決めてとなりました。
出願プロセスの紹介
社内選抜試験を合格した2015年4月より勉強を開始しました。二度の入院や業務の繁茂さからなかなかスコアが伸びず苦しみました。TOEFLは106点を10月に出したものの、最後までGMATは目標に到達しませんでした。Skypeでの面談もサマータイムになっていることに気付かず、30分遅れでログインしてしまい、もう落ちたと思い、絶望に陥っていました。しかし、最終的には合格しており、非常にびっくりしました。
最後に
最後まで悔いの残る受験プロセスでしたが、周囲のサポートがあり、なんとか合格できたと思っております。大変苦しい受験プロセスだと思いますが、「だめだ」と思って臨むと本当に「だめ」であることが多いので、いかにモチベーションをあげるかが、ポイントになるかと思います。辛い日々が続くかと思いますが、最後まであきらめず、あらゆるソースを使い、頑張ってください!
Class of 2018 Y.Y.さん (tags: class-of-2018 family sponsored )
Why MBA?
日本のエネルギー業界においては、2016年、2017年に電気・ガスが全面自由化されることが決まり、従来以上にイノベーションの重要性が高まって来ていました。さらに、私自身は大学時代に人工知能(機械学習など)に興味を持って学んでおり、それらの技術(ビッグデータやディープラーニングなど)がまさにここ数年で飛躍的に発展してビジネスにおける応用に大きな可能性が開けてきたため、自分自身のバックグラウンドを活かしたイノベーションを起こしたいと考えるようになりました。
また、日本の人口減少や少子高齢化等を考えた時に、今後は日本の中で閉じたビジネスではなく、これから大きく発展するアジアを日本がリードする構図でのビジネスのリーダーが求められると考えており、国際的なコミュニケーション力やリーダーシップを身につける必要があるとも感じていました。
これらの背景から、米国MBAは①イノベーションへのフォーカスが強いプログラムが多いこと②最先端のIT活用は米国が中心であること③インターナショナルな環境で学び、人間関係を築くことができること、の3つの点において現在の自分にとって最適な機会だと考え、志望しました。
Why Kelley?
・イノベーションとの関連が最も深いアントレにおいて強みを持っており、特に企業内でのイノベーション(Corporate innovation)にフォーカスした特色あるプログラムが存在していること。
・国際的な多様性が大きく(約40%がインターナショナル生)、かつ1学年190人弱という比較的少人数な環境に加え、Kelleyの特色である協調的な文化により、濃密なコミュニケーションと人脈形成が期待できること。
・上記と同等、あるいはそれ以上に重視したこととして、妻と娘2人(3才・0才)を帯同する上で、非常に安全で教育上も最適な環境は特に魅力的でした。
出願プロセスの紹介
TOEFL
2014年9月に社内選考を通り、受験勉強を開始しました。「TOEFLテスト一発で合格スコアを取る勉強法」を参考に、基本的には独学で進めました。特にリスニングに力を入れ、公式問題集等(赤い本)等を中心に細部を全て聞き取れるまでディクテーション→シャドーイング→リピーティング(一文毎に復唱)を徹底的に繰り返しました。また、単語については「TOEFLテスト基本ボキャブラリー2000・続基本ボキャブラリー2000」を使って生きた文脈の中で基本の単語を叩き込みつつ、「TOEFLテスト英単語3800」をランク3まで覚えました。ランク4は半分程度までしか覚えられませんでした。これらの取り組みの結果、1回目(2014年12月)の70点から比較的順調に伸び、5月末に103点を取ったためGMATに移行しました。その後、2015年12月でGMATを5回受け切ったため TOEFLを再開し、最終的には2016年2月に106点を取って最終スコアとなりました。分野別の取り組みは以下の通りです。
Listening
前述の通り、最も力を入れたセクションでした。「ネイティブの発音・テンポを真似られるようになれば、その文章は完全に聞き取れるようになる」という考えのもと、前述の「2000」「続2000」に収録されていた音源から始めて、公認ガイド(青い本)と公式問題集(赤い本)のリスニングセクションまで、比較的少ない教材数ですが徹底的にディクテーション・シャドーイング等を繰り返しました。通勤中や休日の車の運転中等が結構良い練習時間となりました。さすがに電車の中でははっきり声に出してシャドーイングはできなかったので(それでもマスクをしながら小声でボソボソやっていたので、はたから見たら結構怪しかったかも…)、会社の1駅前で降りてから1駅ぶん歩きながら練習をする、というようなこともやっていました。
Reading
単語力が最も重要だと感じました。「3800」のランク3をマスターした頃には、読解において語彙で困ることはほとんどなくなりました。また、ペーパーバックやScientific American、National Geographicなどを毎日読み、読む力の向上を図りました。Web TOEFLでテクニック論的なものも少しかじりましたが、あまり自分には向いていなかったので深追いしませんでした(テクニックで一時的に点数は伸びますが、最終的にReadingスコアが安定してくる頃にはテクニックはあまり関係なくなった印象です)。
Speaking
E4TGに通い、ドナルド先生のメソッドに従って練習しました。具体的には、Independent用にいくつかコアとなるエピソードを用意しておいて、どんな問題に対してもそれをうまく当てはめて答える、というもので、ボイスレコーダーを使ってひたすらトレーニングしました。発音やイントネーションについてはシャドーイング等で訓練していたのが役に立ちました。
Writing
IntegratedはAGOSのWriting講座を受講し、このテンプレートが秀逸だったためすぐに安定したスコアを取れるようになりました。Independentのスコアが伸び悩んだため、Web TOEFLのWriting講座で表現の幅を広げたところハイスコアが取れるようになりました。
GMAT(2015年6月~12月)
個人的にはTOEFLの勉強は比較的楽しかったのに対し、GMATは大量の知識や解法を一気に詰め込む必要があり、非常に苦しい(楽しくない)勉強でした。理系バックグラウンドだったため、Mathはマスアカを一通り解いた後は、オンラインの模試等を活用して時間配分等の訓練を行なったのみでした。(ただ、本番では思ったよりも難しい問題が多く出て時間配分に失敗する、というパターンが多かったので、もう少し時間をかけてきっちり対策しておいた方がよかったと反省しています。)Verbalについては、御徒町のYESという予備校に通いました。この授業は本質をすっきりと理解させてくれるもので非常によかったです。ただ実際の試験で、1回目の点数から、2回目、3回目とどんどん下がっていった時には、それまでの努力と自分の能力が全て否定されたような気持ちになり、絶望と無力感で打ちのめされました。それでも4回目には初回の点数に戻り、5回目で680(出願スコア)が取れたので、やはり多くの先輩方がコメントしている通り、何度絶望しても最後まで戦い抜く心の強さが重要だと思います。
エッセイ・インタビュー
9月頃からカウンセラーとネタ出しをはじめ、10月から1st Roundの学校にアプライを始めました。日本人カウンセラーは使わず、ネタ出しを含め全てのやり取りを英語で行ったため、準備のプロセスそのものが、英語で自分のことを語るための訓練となりました。これ以前は業務で英語を使う機会も、英会話の経験もほとんどなかったため、本当に自分が英語での面接に立ち向かえるようになるのかとても不安でしたが、準備を進めるにつれて少しずつ自信がつき、何とか乗り切ることができました。GMATに時間がかかりすぎてしまったことと、多くの学校にアプライするために時間がかかってしまったことにより、オンライン英会話などを活用しての面接練習は数回に留まってしまいました。今から考えると、これはあまり良いやり方ではなかったと思います。
最後に
MBA留学そのものはもちろんですが、そこに至るまでの受験プロセスも私にとっては非常に貴重な経験となりました。エッセイを通じて自分自身や将来についてじっくりと考えたことや、限られた時間の中で業務・勉強・アプリケーション準備の両立を図るために計画性と効率性を高める努力をしたこと、多くの人と出会い刺激を受けたこと、身近な人からの支えのありがたみを身に染みて味わったことなど、どれもこの期間があってこそ得られたものでした。 受験は険しい道のりである一方で、それ自体が充実した、成長を得られる過程でもあると思います。ぜひ、うまく楽しみながら、苦しい受験プロセスを乗り切ってください。
Class of 2018 J.L.さん (tags: class-of-2018 family sponsored )
Why MBA?
日本の優れた住宅設備(衛生器具等)を海外に広げていきたいという強い気持ちがあるなか、日本のビジネスの真髄を体得する1 ために東京で法人営業を7年間経験しました。そして、今後自分の活躍の舞台を日本国内からグローバルに移していくうえで、マーケティングをはじめ、ビジネススキル全般を広範囲かつ短期間に習得する必要があると感じ、MBAを希望するようになりました。
また、自分の会社がM&A等によりグローバル企業に変貌していくなか、元外資系、MBAホルダー等、社外人材の登用が急増しており、こうしたグローバルタレントらと同等のチャンスをもらうためにも、MBAが必須であると考えました。
Why Kelley?
マーケティングに強い学校として元々評判が高いことに魅力を感じていたのに加え、生徒数は180人弱ということも個人的に丁度いいと思いました。卒業生と在校生との会話でも、チームコラボレーション、背伸びしない等、自分の性格に合う学校ではないかと思ったのも決定要因の一つでした。また、環境的にも、キャンパスタウンであり安全で物価も高すぎないため、家族3人で生活するうえで最適な選択だと考えました。(東京で7年間以上生活したため、静かなところで生活してみたいという微かな気持ちもありました)
出願プロセスの紹介
前置き
2016年1月に社内選考を通過しましたが、4月までは今まで通り大変忙しい営業マン生活をしており、本格的な勉強には入れませんでした。(執行役員の元上司のご配慮のおかげもあり)4月より海外企画部に異動し、それ以降はほぼ定時に帰れるようになって、本格的な受験勉強を始めることができました。
TOEFL(2015年4月~2016年3月)
社内合格までは84点を取れていましたが、90点クリアまでは5ヶ月間かかりました。その後、97、98、95、99、99等、100点の壁をなかなか越えられず、GMATの勉強に集中できず、体力的も精神的にも苦労しました。12月初めに漸く103点を取れて、ギリギリラウンド2の出願に間に合いました。その後、3月末まで月1のペースで受験しましたが、スコアを更新することはありませんでした。
Reading:特に予備校には通わず、TPO(TOEFL Practice Online)問題をひたすら解きました。その後、本文を4分以内で繰り返して読むことによって、TOEFL文書のクセ(?)と出題パターンを理解するようになり、29点を維持することができました。
Listening: 点数の上がり下がりが一番激しいセッションでした。これもTPOを使って、実際の試験に似た状態で問題を解いた後、繰り返し聴きながら、ディクテーションをし、自分の聞き取れないところを把握しました。最高点数は26点でした。
Speaking: 一番苦労したセッションでした。最初はアゴス・E4TG・Affinity等を一通り通いましたが、20点を超えることが殆どありませんでした。発音が根本原因であるとE4TGの先生に告げられた後、銀座にあるJinglesという発音矯正教室に通い、22点を安定して取れるようになりました。(23以上をクリアしなかったのは少し悔しいです)
Writing: これは慣れると、点数の上げやすいセッションであったと後で気づきました。自分の場合、特にテンプレートを使用せず、5パラグラフ(スタート+メリット1+メリット2+デメリット1+結論)を徹底し、毎日1本の練習を欠かさずしたところ、27点を獲得することができました。
TOEFLの受験は夢の中でもスコア報告が出てくるほど人生のなかで一番大変な思いをした経験の一つです。(もう一つはもちろんGMATです)。ただ、諦めずに粘れば、結果は必ずついてくると自分自身で証明したことで、精神的にタフになったではないかと思います。なお、短期間でスコアを伸ばそうとしたら自分にあった方法を探し出し、それを徹底していくことが肝になるのではないかと思いました。
GMAT(2015年5月~2016年3月)
TOEFLで苦戦しながら、5月からAffinityの集中コースに通いはじめました。なお、TOEFLが足を引っ張ったため、初受験は10月中旬となり、600点を取りました。その後も連続2回受験しましたが、12月末の3回目で620点にとどまり、R2出願校は全て変えることになりました。
SCとCRに集中して攻略した結果、2月末の4回目で680点を獲得し、Kelleyにスコアの差し替えを申し出て、合格につながりました。3月末の最終回こそ700超えと思ったら、660点で受験終了となりました。
他の一部の経験者と同様、帝国ホテルにはもう二度と行きたくないと言いたいほど苦労しましたが、得るものも多かったのではないかと思います。
レジュメ、エッセイ(2015年8月~2016年4月)
10月から江戸義塾にて、レジュメ作成とゴール型エッセイ(Short term goal/Long term goal)等に取り組み、一部の志望校のエッセーも11月末までに完成させましたが、TOEFL、GMATのスコアメイクが間に合わなかったため、R2出願校を急遽変更し、年末年始はバタバタになってしまいました。ただ、内容的には大きく変えることはなかったので、何とか微調整の範囲ですみました。
面接(2015年1月~2015年4月)
TOEFLとGMATを受験し続けていたため、面接の準備にあまり時間をかけられませんでした。よく出る質問のポイントを整理しただけで、 営業マンとしての自分に信じて、ありのままで3校の面接に臨みました。2校は東京のホテルで面接しましたが、1校はスカイプ面接でした。3校ともに合格したので、この戦略は間違っていなかったではないかと思います。
推薦状(2015年10月~2015年2月)
出願時点での部署の上司は一時的に海外駐在だったこともあり、一つ前の部署の上司と以前のお客さんに執筆をお願いしました。二人とも日本語で作成して頂き、翻訳会社を利用しました。
最後に
5月までのラウンド3でもいくつかの大学にチャレンジしましたが、2校面接、そのなか1校WLということになり、最終的には一番早くオフォーをもらったKelleyに入学することにしました。
家族や同僚に迷惑をかけながら、1年間半近くの受験生活に挑みましたが、無事合格することができて、良かったと思いました。嬉しい気持ちと悔しい思いが入り混ざっている自分ではありますが、最後まで頑張れたことを誇りに思います。また実際に入学してみて、やはりMBAはあくまでも学びの場であって、魔法の杖ではないということも実感しています。入学がゴールではなく、入学してから(そして卒業後も)の一日一日の努力・行動の積み重ねこそがキャリアの成功に繋がっていくのだということを常に意識しながら、引き続きこれからもKelleyでの貴重な毎日を大切に過ごしていきたいと思います。