関係的契約の経済学:

長期継続的関係が支える自己規律のメカニズム

第8回

企業間取引における関係的契約

石原章史・伊藤秀史

『経済セミナー』2021年12月・22年1月号掲載

ご案内

  • このウェブサイトは、『経済セミナー』(日本評論社刊)202089月号からスタートした連載石原章史・伊藤秀史関係的契約の経済学:長期継続的関係が支える自己規律のメカニズムのサポートページです。

  • ここでは、連載第8回の補足説明と、参考文献等を紹介しています。ぜひご活用ください!

■第2節、第3節の補足説明

  • 第8回ウェブ付録は、

    • A:2.2項「長期継続的取引関係」で考察した非定常な価格スケジュールの元での分析の詳細を説明しています。

    • B:3.3項「プリンシパルが逸脱しない条件」で得られた条件の導出過程を提供しています。

■参考文献一覧

1節=メーカーとサプライヤーの取引関係を分析した先駆的な研究およびサーベイ

【1節=今回解説するモデルと分析が依拠している論文

2節=メーカー・サプライヤ-関係の事例】

【2節=不完備契約の基礎付けの問題に関する解説

  • Hart, O. (1995) Firms, Contracts, and Financial Structure, Oxford University Press (鳥居昭夫訳『企業 契約 金融 構造』慶應義塾大学出版会、2010年), Chapter 4.

  • Bolton, P. and Dewatripont, M. (2005) Contract Theory, MIT Press, chapter 12.

【2節=ホールドアップ問題に関する解説】

【2節=雇用関係と企業間関係のモデルの相違が関係的契約にもたらす効果の解説】

3節=トヨタサプライヤ-の関係に関する事例】