関係的契約の経済学：
長期継続的関係が支える自己規律のメカニズム
第２回
関係的契約での
インセンティブの与え方
石原章史・伊藤秀史
『経済セミナー』2020年10・11月号掲載
ご案内
このウェブサイトは、『経済セミナー』（日本評論社刊）2020年8・9月号からスタートした連載＝石原章史・伊藤秀史「関係的契約の経済学：長期継続的関係が支える自己規律のメカニズム」のサポートページです。
ここでは、連載第 ２ 回の補足説明と、参考文献等を紹介しています。ぜひご活用ください！
■第２、３、4節の補足説明
第２回ウェブ付録では、第２～４節で解説した内容の詳細を解説します。
PDFファイルの目次：
付録A 第２節「継続的関係下でのインセンティブの与え方」補足
付録B 第３節「モラルハザードと業績連動報酬」補足
付録C 第４節「関係的契約の定常性」補足
■参考文献一覧
【第3節、第4節で言及された文献】
Halac, M. (2015) "Investing in a Relationship," RAND Journal of Economics, 46(1): 165-185.
Levin, J. (2003) "Relational Incentive Contracts," American Economic Review, 93(3): 835-857.
【第3節で言及された、動学的強制制約の実証研究】
Barron, D., Gibbons, R., Gil, R. and Murphy, K. J. (2020) "Relational Adaptation under Reel Authority," Management Science, 66(5): 1868-1889.
Macchiavello, R. and Morjaria, A. (2015) "The Value of Relationships: Evidence from a Supply Shock to Kenyan Rose Exports," American Economic Review, 105(9): 2911-2945.
【第3節で登場した「準レント」の解説が詳しいのは以下の第8章】
Milgrom, P. and Roberts, J.（1992）Economics, Organization & Management, Prentice-Hall (奥野正寛ほか訳『組織の経済学』NTT出版、1997年［訂正表］).