小蛾類において、展翅などで微針を用いた柄付き針は便利な道具です。
様々な場で作り方が解説されていたり、人によって作り方が違ったりしますが、ここでは小蛾類で用いる柄付き針について、私(鈴木)の作り方を紹介させていただきます。
材料
割り箸、微針、ボンド、カッターナイフ、ペンチ(ハサミ等で代用可)
工程
①ペンチやハサミで割りばしを持ちやすいサイズに切ります。
②先端部から0.5~1センチくらいをカッターナイフで削り、先をやや細くします(細くなりすぎないように注意してください)
③割り箸の先端に昆虫針を刺してから針を抜き、穴をあけます。昆虫針は先端を少し刺すだけでいいです。
④刺した穴に微針を刺し、ボンドで固定します。
展翅に用いる柄付き針の場合、私は尖っていない腹側を先端に向けています(翅に穴を空けることを防ぐためです)。
⑤ボンドが乾燥したら完成です。
微針以外は入手しやすい材料だと思うので、ぜひ作ってみてください。
2023. 7. 21 鈴木信也