第12回(H30.8.22-24)内部質保証と調査機能
大学評価担当者集会2018> 内部質保証と調査機能
※全体的に編集中です。また、ファイルサイズが***のものは、作成中です。
○[R22]分科会2「内部質保証に向けたIRや調査機能の育成」
日時:平成30年8月22日(水)15:00-17:50
会場:九州工業大学 戸畑キャンパス 百周年中村記念館2階 多目的ホール
参加者:97名(スタッフ含む)[参加者について(PDF:230KB)]
15:00~15:50 趣旨説明を兼ねて「内部質保証をどのように対応するか」
嶌田敏行(茨城大学 全学教育機構)
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・近年、内部質保証システムの構築が求められています。教育の内部質保証とは、即ち、目標に照らした評価(学修成果の測定等を含む現状把握)と改善(FD活動等)の継続的な実施です。そのためには、学内の評価制度の再整理だけでなく、IR等の現状把握のための機能強化も必要となります。「学内の評価制度の再整理」については、23日のセッション([Q34])に譲り、ここでは「IR等の現状把握のための機能強化」に向けて何をすればよいのか、を考えていきたいと思います。
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「内部質保証システムの運用に向けたIRや調査機能の育成に向けて」(PDF:431KB)
15:50~16:25 事例報告1:IR実態調査の概要(総集編)
橋本智也(四天王寺大学 IR・戦略統合センター/教育学部)
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全国の大学にご協力いただいたIRの実態調査(平成30年1月実施)について、分析が進んで来ました。各種学会等で報告したものを再編して総括的に報告し、参加したみなさんとIRの現状と課題について共有しました。
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「IR実態調査の概要(総集編)」(PDF:788KB)
「IR実態調査の概要(グラフ)」(PDF:805KB)
16:25~16:40 ワーク1(IRオフィス)
「IR実態調査の概要(総集編)」の内容を踏まえて、「IRオフィスの現状と課題」に関するワークシートを用いて、個人ワーク及びペアワークを行いました。
・個人ワークでは、所属大学のIR組織の人員体制や、目的・方向性等について記入しました。
・ペアワークでは、上記個人ワークの結果を使って、隣の人と意見交換を行いました。特に、IR組織の目的・方向性を中心に議論していただきました。
・ペアワークの結果を踏まえて、所属大学ではIR組織の目的・方向性がどの程度意識されているかについて、5択に対応した付箋で挙手していただきました。
IRオフィスの現状と課題に関するワークシート(PDF:488KB)
ワーク1結果(PDF:***KB)
16:40-16:50 休憩
16:50~17:20 事例報告2:共通知について
大野賢一(鳥取大学 学長室(IRセクション))
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・限られた人員でもIR機能を十分に発揮できるように各大学で共通的に見られる現象の括りだしを進めています(例えば、1年前期の成績はどのようなデータと相関することが多いのか、成績の良いグループはどのような属性か等)。これらの「共通知」について現時点での報告を行い、参加者の大学ではどうか、という点について議論していただきます。 □
「IR業務の事始め ~「共通知」という分析セットの開発~」(PDF:1.36MB)
17:20-17:50 ワーク2(共通知)
ここでは、「共通知」に関するワークシートを用いて、5つの事例について個人ワーク及びペアワークを行いました。
・個人ワークでは、5つの事例に対して、自大学の状況を「○:共通知と一致した」、「×:共通知と一致しない」または「-:知らない、分からない」の3段階で判定しました。
・ペアワークでは、上記個人ワークの結果を使って隣の人と意見交換を行いました。特に、「×」または「-」の項目があればそれらを中心に議論していただきました。
・ペアワークの結果を踏まえて、参加者が判定した結果に対応した付箋を挙手することにより、5つの事例ごとに投票を行いました。
・本日紹介した5つの事例以外に、今まで分析した事例で「共通知になるかどうか判定してほしい事象」、「他大学と比較してみたい事象」等の共通知になりそうな事例について提出していただきました。
共通知のワークシートおよび結果(PDF:231KB)
17:50~17:55 まとめ(全体共有)
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・共通知については、GPAに関する事例を中心に発表を行った。参加者の反応は良く、ペワワークでは参加者同士で活発な議論が行われていた。
・新たな共通知になりそうな事象として提出された多くの事例をその場で仕分け(グループ分け)を行った。数個の事例については、担当スタッフが実際の分析結果等を示しながら、参加者と情報共有を行った。
このセッションの実施、成果のとりまとめにあたり、参加されたすべての方に感謝申し上げます。
このセッションの開催には、以下の科学研究費補助金、助成金を用いました。
平成30年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(C)「大学の数量的な「共通知」から分析マインドを涵養する人材育成プラットフォームの開発」(課題番号:18K02706、研究代表者:大野賢一)
文教協会?
○ 当日のスタッフ
嶌田敏行(茨城大)、大野賢一(鳥取大)、末次剛健志(佐賀大)、佐藤仁(福岡大)、藤井都百(九州大)、橋本智也(四天王寺大)、岡部康成(帯広畜産大)、田中秀典(宮崎大)、齋藤渉(東北学院大)ほか
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