大学評価担当者集会2016> 全体会
今年の全体会のねらい
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評価とIRにおいて共通の関心があるテーマとして、目標・計画の運用支援に際し、組織のパフォーマンスをどのように測定するか、ということが挙げられますが、そのような測定及びモニタリングを行うためには、数値目標や指標の設定が不可欠です。
組織の活動をモニタリングするための指標をどのように設定すればよいのでしょうか。また、それらを活かし、適切な年度計画をどのように策定すればよいのでしょうか。
目標のない指標は単なる数字です。指標を活用するためには、数値目標が必須です。また、時間軸を持たない数値目標は、意図する目的にはなり得ません。
評価担当者やIR担当者が計画の変更をできるわけでもないので、既存の計画について、どのようにすれば評価に耐えうるような明確化が図られ、次年度の計画にいかに具体的に落とし込むことができるのか、ということを考えていきました。
数値目標、指標の設計と運用に関して、佐賀大学、明治大学の事例と、国立大学の第3期中期目標・計画における指標の分析結果の報告をしました。
(休憩15:08-15:25)
演習「ロジックモデルの作り方」(15:55-17:14)
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架空の大学の計画とデータをもとにロジックモデルを作ってみました。個人ワークや近隣の方と話をしながら作業を進めていただきました。
[講義内容+スライド(模範解答付き)(PDF:3.58MB)] [スライドのみ(PDF:1.09MB)]
[演習問題(6カ年計画)(PDF:288KB)] [ワークシート(MS-Word:14KB)]
※当日出席できなかった方へ:ワークシートをダウンロードしてから、「講義内容+スライド(模範解答付き)」をもとにワークを進めてください。
ワーク1:ロジックモデルを体感してもらうために、比較的単純な構造となっている演習(15:55-16:16)
→ 6カ年計画1
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・演習問題を読んで「成果」と「指標」を記入。
・「結果」と「指標」の記入
・「投入と活動」と「指標」を記入。
・周りの方と情報共有
ワーク2:複雑な構造である上に、ロジックモデルの内容が想定する前提条件等により変わる演習(16:16-17:14)
→ 6カ年計画2
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・演習問題を読んで「成果」と「指標」を記入。
・「投入・活動・結果」をまとめて記入
・周りの方と意見交換と修正の実施
・指標の設定
全体会を通して学んだことを司会(藤原)、進行担当(小湊)でまとめたのちに、米国でロジックモデルの研修を受講した山形大学の藤原氏にコメントをもらいました。
[全体会2016のまとめ(PDF:132KB) ]
このセッションの実施、成果のとりまとめ、報告書作成にあたり、参加されたすべての方に感謝申し上げます。
◆ この分科会のプログラム構築については、以下の科学研究費補助金を使用しました。
平成27年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(B) 「大学の評価・IR機能の高度化のための実践知の収集・分析とその活用に関する研究」 (課題番号:15H03469、研究代表者:嶌田敏行)
○ 当日のスタッフ
浅野 茂*(山形大学 学術研究院 教授)、 大野 賢一*(鳥取大学 大学評価室 准教授)、 小林 裕美*(徳島大学 国際課 課長)、 小湊 卓夫*(九州大学 基幹教育院 准教授)、 佐藤 仁*(福岡大学 人文学部 准教授)、 嶌田 敏行*(茨城大学 全学教育機構 准教授)、 関 隆宏*(新潟大学 経営戦略本部評価センター 准教授)、 末次 剛健志*(佐賀大学 企画評価課 係長[IR主担当])、 土橋 慶章*(神戸大学 企画評価室 准教授)、 山本 幸一*(明治大学 教学企画部 評価情報事務室 副参事)、 藤井 都百*(名古屋大学 評価企画室 講師)、 藤原 宏司(山形大学 学術研究院 教授)、 藤原 将人*(立命館大学 教学部学事課 課長補佐)
[*は大学評価コンソーシアム幹事/監査人]
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