米国IR事情(H26.12.18)
米国IR事情勉強会
日時:平成26年12月18日(木)13:30~17:00
会場:立命館大学 朱雀キャンパス3階 304教室
参加者:19名(講演者・司会者6名を含む)
[米国IR事情勉強会報告書(PDF:4.99MB)]
13:30-13:36 趣旨説明
今年の10月から11月にかけて、大学評価コンソーシアムのスタッフが科学研究費補助金の支援を受け、 米国のIRオフィスや認証評価団体に訪問調査を実施した。大学評価、教学マネジメント、 IE(Institutional Effectiveness)、意思決定支援、アセスメント、経営指標などのキーワードで 米国のIR(Institutional Research)を読み解いていく勉強会としました。
[実施概要(PDF:199KB)]
14:17-14:50 米国北東部地域の大学におけるIR・アセスメント業務の実態
大学評価・学位授与機構 研究開発部 准教授 浅野 茂
(本田 寛輔 メイン州立大学オーガスタ校 学習成果診断准部門長)
IR業務を4象限で整理する手法、意思決定支援を捉えるための理論枠組みを用いて、 米国北東部に位置する大学で展開されているIR・アセスメント業務の実態について調査を行った。 本調査では、データ作成及び提供者だけでなく、利用者にもインタビューを行い、 実際にIRとアセスメント担当者または部署が作成しているデータがどのように 意思決定に活用されているのか明らかになった。
[スライド(PDF:761KB)] [講演+スライド(PDF:1.21MB)]
[(参考資料)進学阻害科目の例(MS-Excel:13.8KB)]
14:50-15:40 ミネソタ州立の2大学におけるIR業務の実際と諸活動の数量的把握について
茨城大学 大学戦略・IR室 助教 嶌田 敏行
鳥取大学 学長室IRセクション 学長特別補佐(IR担当)大野 賢一[大学評価室 准教授]
ミネソタ州立大学機構(MnSCU)の2大学において、教学マネジメントとIRの関係を調査を行った。 ウィノナ州立大学でアセスメント業務の実際、ベミジ州立大学の両大学に於いては大学の諸活動をどのように 数量的に捉え、大学の経営に活かしているのか等の調査を行なうので、それらの結果を報告したい。
[スライド(PDF:22.7MB)] [画像なしスライド(PDF:2.0MB)] [講演+スライドPDF:2.96MB]
15:55-17:05 総合討論(質疑応答)
進行:小湊卓夫
・今回も質問・感想紙にご質問やコメントをご記入いただき、すべてのご質問にお答えした。
・○問の質問・コメントへの応答の中で、それぞれの大学が抱える課題について、参加者間でも共有を図りつつ それぞれヒントをお持ち帰りいただいた。
[質疑応答結果(PDF:334KB)]
◆この勉強会の開催には、以下の科学研究費補助金を用いました。
平成24年度科学研究費補助金(学術研究助成基金助成金(基盤研究(C))) 「IRマインドを涵養する評価人材の育成プログラムの構築に関する研究」(課題番号:24530988、研究代表者:嶌田敏行)
平成25年度科学研究費補助金(学術研究助成基金助成金(基盤研究(C))) 「教学マネジメントにおける大学の有効性の研究」(課題番号:25381083、研究代表者:小湊卓夫)
平成25年度科学研究費補助金(学術研究助成基金助成金(挑戦的萌芽研究)) 「日本の大学経営におけるデータに裏付けされた意思決定支援の適応可能性に関する研究」 (課題番号:25590223、研究代表者:浅野茂)
○ 当日のスタッフ
浅野 茂*(神戸大学 企画評価室)、大野 賢一*(鳥取大学 大学評価室)、小湊 卓夫*(九州大学 基幹教育院)、 佐藤 仁*(福岡大学 人文学部)、嶌田 敏行*(茨城大学 大学戦略・IR室)、関 隆宏*(新潟大学企画戦略本部評価センター)、 土橋 慶章(神戸大学 企画評価室)、藤井 都百(名古屋大学 評価企画室)、藤原 将人*(立命館大学 教学部学事課)、 難波 輝吉*(名城大学 学術研究支援センター)
この分科会の実施、成果のとりまとめ、報告書作成にあたり、参加されたすべての方に感謝申し上げます。
また、会場を提供いただいき、参加者誘導などでもご協力いただいた立命館大学様にも記して謝意を示します。 なお、末筆となりましたが、訪問調査にご協力いただきました各校のみなさまには大変お世話になりました。
[*は大学評価コンソーシアム幹事]
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