H29.2.28 初級[調査設計・分析]編
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主催:茨城大学(AP事業)・九州大学(基幹教育院次世代型大学教育開発センター)・大学評価コンソーシアム
平成28年度第1回IR初級人材研修会(パイロット事業)[初級編]
平成29年2月28日(火)9:30-16:20
JR博多シティ会議室 10F 会議室D
参加者:**名(スタッフを含む) [参加者について(PDF:169KB)]
○ 初級[調査設計・分析]編について
目的:本研修では、IR初級者(活動経験が1年程度)が直面する課題に関し、重要と思われる知識や観点を整理する中で、課題解決に向けたきっかけを得ることを目的としました。
調査の設計をどのように行い、どのような分析を行えばよいのか、というIRの基本となる業務について、特定の事例に基づいたワークショップによって、考え方の整理を行いました。
対象者:大学等でIR部署等に所属して業務を行っており、IRに関するデータ分析業務において、評価・IR人材ルーブリックの「初級」に至りつつある方(概ね半年から1年程度の業務経験がある方)
第1回初級人材研修会(H28.11東京)との重複はほとんどないように設計し、第1回で初級編を受講された方でも、入門編を受講された方でも、今回初めて参加される方、どなたでも受講いただける内容としました。
□
[開催案内 〔入門編と共通〕(PDF:272KB)]
○ ルーブリックにおける目標
知識・能力等
初級水準
能力等/段階の目安
活動の設計
評価
評価(収集/分析)の目的や活動の設計の内容を理解できる。必要なデータとその分析手順について理解できる。
IR
収集/分析の目的や活動の設計の内容を理解できる。必要なデータとその分析手順について理解できる。
○ 時間割と進行について
最初に調査設計に関する講義(リサーチ・クエスチョン、リサーチ・デザイン、分析事例など)を行い、その後、質疑応答をします。
午後の演習では調査をデザインし、データを分析し情報に変換していく一連のプロセスについて思考実験型グループワーク(パソコンなどでの具体的操作は行わず、データの解釈や分析手順について議論していく形式)で考えていきます。
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時限
科目
担当
内容
①9:30-10:20
講義1:概論
小湊
IR担当者がどういった観点から活動を行い、依頼に応じて調査設計、分析を行うのかを概観する。
②10:35-11:35
講義2:調査設計・分析
浅野・大野・藤井・白石
調査設計・分析作業について,IR担当者としての具体的な実務を,4つのケース(1ケース15分程度)から解説する。
③11:35-12:20
質疑応答
④13:30-16:20
演習:調査の設計・分析
特定の事例(ケース)に基づいた、調査設計と分析に関するワークショップ
※アンケート記入 16:20-16:25
10:35-11:35 講義2:調査設計・分析
□調査設計・分析作業について,IR担当者としての具体的な実務を,4つのケース(1ケース15分程度)から解説しました。
浅野 茂 (山形大学 学術研究院(企画部)教授)
大野 賢一 (鳥取大学 学長室IR セクション 学長特別補佐(IR 担当))
藤井 都百 (名古屋大学 評価企画室 講師)
白石 哲也 (清泉女子大学 情報環境センター(IR))
□
浅野:[ スライド (PDF:***KB)] [ 講演内容+スライド (PDF:***KB)]
大野:[ スライド (PDF:***KB)] [ 講演内容+スライド (PDF:***KB)]
11:25-11:45 休憩および質問・感想票記入
12:20-13:30 休憩
14:35-16:10 演習:IR入門のためのグループ討論
1)課題を理解する
◇参加者のみなさんは、架空の大学のIRオフィスのスタッフです。
・学長からの依頼事項を検討し調査のデザインを行わなければなりません。そこでどのようなレポートを作成するのか検討します(個人ワーク)。
・考えた問いが依頼者の要求を満たすものなのかどうかを班のメンバーと検討・検証します(グループワーク)。□
2)収集・分析計画を立てる
◇必要なデータの収集と分析に関する計画を立てます。
・【収集】仮に自大学だったらどのような障害が発生しうるのか。そのためには事前にどうしておけばよいのかを考えます(個人ワーク)。
・【分析】集まったデータをどのように分析すればよいのかを考えます(個人ワーク)。
・班で、収集・分析計画について検討・検証します(グループワーク)。
◇余裕があれば、サーベイ・デザインについても簡単に検討を行います。□
3)分析結果を吟味し報告内容をまとめる
◇架空の大学のデータ分析結果(グラフおよび表)を提示しますので、実際に解釈を行い、報告する内容を検討します。
・データ分析結果を検討し、現状がどうなっていたのかを把握します(個人ワーク)。
・個人での解釈作業の結果を報告し合い、明らかになったことを把握します(グループワーク)。□
4)調査設計・分析の検証
◇立案した調査設計に問題はなかったか、その手順や分析結果等をグループで検証し、今後、自大学に帰って同じような作業を行う際のポイントを各班でまとめます。
◇全体でそれらのポイントについて共有します。
[ スライド (PDF:***KB)]
[ 講演内容+スライド (PDF:***KB)
※各ポスターをクリックすると大きなサイズのものがご覧いただけます。(別タブ/ウインドウ)
(16:15-16:20 アンケート記入)
◆ この勉強会の開催には、以下の資金の援助を受けています。
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平成28年度大学教育再生加速プログラム(AP)「高大接続改革推進事業」テーマ5 卒業時における質保証の取組の強化(取組実施校:茨城大学)□
教育関係共同利用拠点 次世代型教育開発拠点(九州大学 基幹教育院 次世代型教育開発センター)
教材の一部は、平成27年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(B) 「大学の評価・IR機能の高度化のための実践知の収集・分析とその活用に 関する研究」 (課題番号:15H03469、研究代表者:嶌田敏行) も利用しています。
また、この連絡会の参加されたすべての方に感謝申し上げます。
○ 講師、進行担当スタッフ(初級編のみ)
小湊卓夫*(九州大学 基幹教育院 准教授)
浅野茂*(山形大学 学術研究院(企画部)教授)
大野賢一*(鳥取大学 学長室IR セクション 学長特別補佐(IR 担当))
岡部康成(帯広畜産大学 大学情報分析室 特任准教授)
白石哲也(清泉女子大学 情報環境センター(IR))
関隆宏* (新潟大学 経営戦略本部評価センター[IR推進室兼務])
藤井都百*(名古屋大学 評価企画室 講師)
藤原宏司(山形大学 学術研究院(EM部)教授)
[*は大学評価コンソーシアム幹事・監査人]
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