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大学評価担当者集会2015を開催します[情報追加7/21](27木・28金 於:神戸大学) 

 大学評価担当者集会2015を開催します[情報追加7/21](27木・28金 於:神戸大学)(H27.8.27)戻る



詳細な案内はこちら(PDF:236KB)をご覧ください。




平成27年7月10日

大学評価・IRに携わるみなさまへ


                         大学評価コンソーシアム

                         国立大学法人 神戸大学


       大学評価担当者集会2015開催のお知らせ(第2報)



 大学評価担当者集会は第9回となりますが、今年も国立大学法人神戸大学との共催で開催することとなりました。

 大学評価を大学の改善に役立てたいと考えても、なかなか上手くいかないという課題に直面する担当者は少なくないと思います。大学評価コンソーシアムでは、以前より米国の高等教育機関に「ある意味」当たり前に存在するIRと呼ばれる現状把握・現状分析機能に注目し、大学評価への活用について参加者のみなさまと共に学んできました。

 当然のことながら、日米の高等教育の置かれた環境(文脈)は異なります。しかし、大学評価という現状把握・現状分析業務はIR業務との類似性も高く、米国のIRの考え方が大学評価の高度化に役に立つことが分かってきています。

今年は、これまでもたびたび紹介されてきた米国におけるIR人材育成プログラム等でよく読まれている文献を参考に、そこで示されている概念や枠組みをどのように大学評価に活かすか、ということを考えてみたいと思います。また、我が国におけるIR実践事例が増えつつあることから、これまでと違った見方、考え方も紹介できると考えています。もちろん大学評価に直接携わらなくとも学内の現状把握・現状分析業務に従事しており、IRの基本を学んでみたい方やそれらの活動を支援されている方も含め、意見交換を行いながら、大学における改善支援の在り方について考えていきたいと思います。



1.日時 平成27年8月27日(木)13:30~17:50・28日(金)9:30~16:00

[27日10:00~12:00「プレイベント」 18:00~20:00「情報交換会」も開催されます(参加任意)]


2.会場 神戸大学 六甲台キャンパス(神戸市灘区六甲台町1-1)

 瀧川記念学術交流会館(地図54番)、神戸大学百年記念館・留学生センター(地図57番)     

地図:http://www.kobe-u.ac.jp/guid/access/rokko/rokkodai-dai2.html


3.対象と参加費

・大学において、大学評価やIRなどの現状把握、現状分析等の業務に携わっている方、あるいはこれまでに携わった経験を有する方、関係機関等に所属される方、関連する民間企業等の方を対象とします。

・大学における評価部署、IR部署や企画部署での勤務経験は問いません。学務系、総務系等の部署の職員や学部、センターの教員、技術職員、URA等の専門職、大学以外の機関所属であっても大学評価やIRなどの現状把握を通じた大学の諸改善に係る業務にご興味をお持ちであれば、ご参加いただけます。

・参加費は共催校(神戸大学)のご配慮により徴収しません。なお、資料の印刷等は原則的にこちらでは行いませんので、各自で印刷の上、ご持参ください

・大学評価担当者集会は、相互交流、相互学習、情報共有を目的として開催しています。したがいまして、どのセッション(分科会)も他機関の方との討論や情報交換などが設定されます。そのような趣旨からも、1日目の午後に設定される全体会(勉強会)と2日目の分科会(グループ討論等)への参加はセットとなっており、いずれかのみにご参加いただくことはできませんので、その点、ご留意願います。

・今年度は、1日目の午前中に米国のIR担当者を招いたプレイベント(勉強会)を開催します。こちらは上記の分科会等の制約はなく、単独のイベントとしてご参加いただけます。


4.スケジュール

(第1日)8月27日(木)プレイベント・全体会 [受付開始:13:00(プレイベントは9:45)]


10:00~12:00 プレイベント「米国におけるIRの実践事例-指標の設定とその活用-」(定員30名程度)[参加任意]

藤原 宏司(ミネソタ州立大学機構 ベミジ州立大学・ノースウェスト技術短期大学IR/IE室 副室長)

大野 賢一(鳥取大学 学長室IRセクション 学長特別補佐(IR担当))

・米国の現場からは、勤務校で集計、分析している学科間比較を目的とした指標 (KPI)について、その背景と実際の活用事例を交えて報告してもらいます。

・日本の大学のデータを用いてそれらの指標を計算し、その際の課題等についても報告を行います。なお、コメンテーターが、随時、日米の高等教育の置かれた状況の違いなどについて補足説明を行います。

・今回は、質問紙を用いずに、講演の途中でみなさんから自由に質問やコメントなどをしていただく形式で進めさせていただきます。

[モデレーター:小湊卓夫(九州大)、コメンテーター:浅野茂(山形大)、佐藤仁(福岡大)ほか]


13:30~17:25 大学評価担当者集会2015・全体会「大学評価はIRで高度化できるのか?」

・大学評価もIRも現状把握、現状分析という点では同様の業務であるので、お互いの特色を活かして、それぞれの機能強化をどのように図るか、ということについて考えます。


コンテンツ1:大学評価とIRのこれまでとこれから

・大学評価の歴史、IRの基本的な話を踏まえ、評価とIRの関係について整理します。また、大学評価担当者集会のこれまでの取組を振り返り、その成果を整理します。また、評価・IR人材と各セッションの関係性についても言及します。

[話題提供:小湊卓夫(九州大)、嶌田敏行(茨城大)]


コンテンツ2:大学評価に活かす米国IRの知見

・米国におけるIR人材育成プログラム等でよく読まれている文献を参考に、それらが示す知見はどのように大学評価に応用できるのかを学びます。(IR担当者にとっては自身のIR業務の機能向上を考えていただくのもよいでしょう。)

・取り扱うのは「IRの4つの顔(または立ち振る舞い)」「インテリジェンスの3階層」「情報支援サークル」です。

・解説者が、1)これらの概念や考え方がどのようなものか、2)大学評価(現状把握・現状分析)にどのように活かすことができる考え方なのか、ということを解説します。

・その後、参加者間(前後左右の方)でご自身の業務に照らしてどのように考えればよいのかを話し合っていただきます。

・話し合いの結果は附箋にメモしていただき全体で共有します(解説者が傾向などを説明し、休憩時間や情報交換会の際にご覧いただけるように掲示します)。

[解説者・進行:小湊卓夫(九州大)、浅野茂(山形大)、佐藤仁(福岡大)ほか]


コンテンツ3:まとめ(質疑応答と総合討論)

・質問紙を用いて質問とコメントを出していただき、それらの紹介や回答を行います。

・時間に余裕があれば、報告者らが総合討論を行います。


17:35~17:50 大学評価コンソーシアム総会


18:00~20:00 情報交換会(有料:2,000 円程度を予定)

・神戸大学内で行います。




(第2日)8月28日(金)分科会 9:30~16:00 [受付開始:9:00]


「評価・IRの実践・課題共有セッション」(旧第一分科会:実践)[定員60名程度]

 昨年に引き続き、評価業務・IR業務自体をどのように改善すれば、大学がより進むべき方向に向かいやすいのか、もしくは、評価業務・IR業務という現状認識・現状分析の中で見えてきた学内の課題をどのように改善すれば良いのか、ということについて、それぞれの参加者が課題を持ち寄り、類似の課題を抱える参加者との話し合い(グループ討議、ポスター討論)を通じて、解決のためのヒントを得たいと考えています。その際、単に課題と解決策の事例を共有する、というだけでなく、課題に共通する背景や、普遍的な対応策も話し合いの中で探り、まとめていきたいと考えています。(今年は昨年度に比べ、討論を行う時間を長めに設定しております。)

 想定する参加者は、評価あるいはIR業務に一定程度携わっている方です(学外の機関あるいは民間企業等で評価・IR活動を支援される方もご参加いただけます)。

 申し込み後、当日のグループ分けの参考のために、評価・IRの能力段階や各参加申込者が認識している業務上の課題等について、web上からご記入いただく予定です(分量的にはA4半分程度。詳細は、改めて参加申込者に連絡します)。なお、業務の経験等が浅いため、どちらかというとファシリテーターが牽引するような班に入りたい方は、課題の入力時にその旨お知らせください。

[担当スタッフ]淺野昭人(立命館大)、大川一毅(岩手大)、大野賢一(鳥取大)、小林裕美(徳島大)、小湊卓夫(九州大)、佐藤仁(福岡大)、○嶌田敏行(茨城大)、藤井都百(名古屋大)、藤原宏司(BSU/NTC)、藤原将人(立命館大)ほか



「評価初心者セッション」(旧第二分科会:初級)[定員30名]

 評価業務の意味や意義を理解することを目的に、「評価とは何か」という基本的な観点について、評価担当者として押さえておくべき大学評価の基本的な考え方に関する講義と、認証評価や目標・計画の進捗度・達成度の評価(国立大学法人評価等)における報告書の事例を用いた演習(グループ討議等)を行います。

 想定する参加者は、評価の実務経験がほとんど無い方です。(評価初任者研修として、毎年ほぼ同じ内容を扱いますので、過去に第二分科会に参加したことがある方はご遠慮ください。)

[担当スタッフ]、○関隆宏(新潟大)、土橋慶章(神戸大)



「IR上級者セッション」(旧第四分科会:上級)[定員15名]

 評価・IR業務を、その「目的」と「対処」の観点から捉え、参加者の大学の評価(若しくはIR)の様々な業務を「説明責任のための通常業務」、「説明責任のための臨時業務」、「改善支援のための通常業務」、「改善支援のための臨時業務」の4つの項目を使って整理します。さらに、学外への説明責任のために作成したデータを、どのようにして学内の改善支援に転換させていくかを参加者とともに考えます。

 想定する参加者は、評価・IR部署の長、あるいは当該部署の業務の全体像を把握している方ですが、評価・IR部署で一定年数のご経験をお持ちの方の参加も歓迎いたします。

[担当スタッフ]○浅野茂(山形大)、山本幸一(明治大)


※昼休み中の時間に他の分科会の方と自由に話ができるコーナーを開設します。



5.参加受付

 参加受付は、7月15日(水)13時から、8月7日(金)15時までとします。また、申し込みは原則先着順となりますが、申し込み状況によっては大学単位で減員をお願いする場合もあります。受付はWebサイトで行いますので、大学評価コンソーシアム会員の方は「6.大学評価コンソーシアムのwebサイトについて」に示すwebサイトからお持ちのアクセス用のIDとパスワードで申し込んで下さい。

 なお、大学評価担当者集会2015への参加には、大学評価コンソーシアムへの会員登録が必要です。会員登録がお済みでない方は、「6.大学評価コンソーシアムのwebサイトについて」に示すwebサイトから、大学評価コンソーシアム会員[会費無料]にご登録をお願いします。


6.大学評価コンソーシアムのwebサイトについて

昨年度の様子、成果(報告書)については、左側メニューの「活動成果報告」をご覧ください。参加申し込みは、「会員専用」のところからお進みください。


本件の問い合わせ先

茨城大学 大学戦略・IR室 嶌田 敏行

神戸大学 企画評価室 土橋 慶章



謝 辞

大学評価担当者集会2015の開催には、以下の公的研究費の助成を受けています。

・平成27年度科学研究費助成事業(科学研究費補助金)基盤研究(B)

「大学の評価・IR機能の高度化のための実践知の収集・分析とその活用に

関する研究」 (課題番号:15H03469、研究代表者:嶌田敏行)

・平成25年度科学研究費補助金(学術研究助成基金助成金(基盤研究(C)))

「教学マネジメントにおける大学の有効性の研究」

(課題番号:25381083、研究代表者:小湊卓夫)

・平成25年度科学研究費補助金(学術研究助成基金助成金(挑戦的萌芽研究))

「日本の大学経営におけるデータに裏付けされた意思決定支援の適応可能性に関する研究」

(課題番号:25590223、研究代表者:浅野茂)


茨城大学 嶌田敏行