大学評価担当者集会2014> 第三分科会「第三分科会「自己評価能力を高めるための目的・計画と指標の作り方(ステップ1・2)」
日時:平成26年8月29日(金)10:00~16:00
会場:神戸大学 六甲台キャンパス 留学生センター101教室
参加者:12名(スタッフ込み)
※グループワークの結果などを省略した簡易版となっております。
10:00-11:10 趣旨説明・講義「大学の内部質保証力向上支援ツール」
大学評価・学位授与機構 教授 田中弥生
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内部質保証を機能させるために不可欠な条件として、PDCAを機能させることが挙げられます。
そのためには、目標や計画を適切に立てることが重要であり、それができなければ、評価や改善もうまく図れません。現在、それらを解決するためのツールの開発を大学評価・学位授与機構が行っています。
今回は、このツールのうち、最初の2つのステップに関する研修会を企画しました。「キャリア支援」で演習課題を作成し、「課題・問題の分析」(ステップ1)、「目的の整理、計画の作り方」(ステップ2)は、目標や計画を適切に立てるための基本的な知識とスキルセットの習得を目指します。
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[実施概要(PDF:260KB)]
[大学の内部質保証力向上支援ツール(H26.8.29版)(PDF:2.99MB)]
11:10-11:40課題の説明・自己紹介
・今回の演習課題は、「キャリア支援」を題材とした新たに作成したものを用意しました。
・課題の説明を聞いたあと、グループに分かれ、自己紹介などを行ないました。
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[問題・目的分析例題(PDF:206KB)]
11:40-12:00 グループワークⅠA:ステップ1前半
・まずは参加者分析を実施しました。
12:00-12:45 昼食休憩
12:45-15:00 グループワークⅠB:ステップ1後半
○ 課題書き出し(55分)
・次に、ステイクホルダを念頭に置き、例題から読みとれる課題を抽出しました。
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○ 中心課題の設定(85分)
・課題の因果関係を「原因」→「結果」となるようにつないでいく。
・例題には明確には書いていないが、おそらくこうであろう、という項目も追加して「課題分析図」を作っていきました。
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15:00-15:10 休憩
15:10-16:00 グループワーク ステップ2
○ 目的分析及び実行プロジェクト選定
・【原因―結果】関係を【手段―目的】関係にリバースさせて、課題解決ためのプロジェクトを検討した。
・ポスターを貼りつけ発表と議論を行ない、まとめを行った。
<EAについてのご案内>
Evaluability Assessment については、2冊の報告書が出ております。あわせてご参照ください。(報告書の画像をクリックしてください。大学評価・学位授与機構のサイトに直接リンクをしています。)
「Evaluability Assessment 研究報告書 大学の質保証力向上のための理論と実践(2012年3月発行)」(PDF:3.12MB)
大学が自身の課題を分析し、それに基づき、目的・計画と成果指標を導き出すための手法を開発しました。
自らの課題に基づいて目的が設定されるので実行可能性が高く、また指標は、大学の事情に応じてデザイン するのでより適切なものを導き出すことを志向しています。
「大学の内部質保証力を向上させるための支援ツールの開発と普及に関する報告書(2013年3月発行)」(PDF:4.46MB)
平成24年度 大学内部質保証力向上支援ツールの促進 研究会報告書です。平成23年度に整理・開発した 理論をベースに、平成24年度は教材を開発し、大学関係者向けに研修を行いながら、さらに刷新してゆきました。 本報告書は、教材の解説、研修の状況や参加者からのフィードバックについて説明しています。
☆ これらの報告書は以下のサイトに掲載されています。 https://www.niad.ac.jp/publication/tyousa/project/
[大学評価・学位授与機構webサイト]
○ スタッフ
田中 弥生+(大学評価・学位授与機構 研究開発部)、 浅野 茂*(大学評価・学位授与機構 研究開発部)、 渋井 進+(鹿児島大学 教育センター)、 西村 雄二郎+(大阪大学 医学部附属病院総務課)、 山崎 その+(京都外国語大学 総合企画室 )
この分科会の実施、成果のとりまとめにあたり、参加された方に感謝申し上げます。
[*は大学評価コンソーシアム幹事 +は研修会当日の参加者]
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大学評価コンソーシアム [ R3.1.2更新]