第6回講義では,13族ホウ素の話題を取り上げます.
最初に,ホウ素の水酸化物(テキストp.113)であるホウ酸をとりあげ,ホウ酸が一塩基酸であることを説明した後,ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)(テキストp.191-192)を紹介します.ホウ素は,他の元素に比べて中性子をより広い面積で補足しやすい性質があります.このホウ素の性質をがん治療に応用したものがBNCTです.
ついで,ホウ素の水素化物であるジボラン(テキストp.114)について説明します.三中心二電子結合構造を有するジボランの構造的特徴,反応性について講義します.
最後に,ベンゼンの窒素をすべてホウ素と窒素に置き換えたボラジン(テキスト該当なし)という化合物に関して講義します.