第2回講義では,電子配置について,さらに深く掘り下げます.また,最後に,混成軌道の概念について,簡単に説明します.この概念は他の科目でも学ぶかと思いますが,無機化学の講義において,頻繁に登場する概念なので,この段階でしっかりとおさえておいてほしいところです.4つの量子数とは,主量子数,方位量子数,磁気量子数,スピン量子数のことです.この4つの量子数を用いれば,各原子軌道中ののどこに電子が存在しているかを個別に規定できることになります.
さらに,混成軌道の概念について基本的なことを講義します.メタン分子が正四面体型である理由はVSEPR理論を用いれば説明できますが,混成軌道の概念を導入することにより,違った観点から説明できるようになります.現在では,高等学校の教科書にも混成軌道の記述が載っていますので,すでに理解している人も多いかもしれませんが,今一度,見直してみましょう.
講義内容とテキストの該当ページは以下の通りです.
講義内容
(1) 4つの量子数 (テキストp.13-16)
(2) 原子の電子配置と構成原理の例外 (テキストp.16-19)
(3) 有効核電荷・遮蔽・貫入・スレーターの規則 (テキストp.19-20)
(4) 混成軌道 (テキストp.57-62)
なお,混成軌道の考え方の基本として,窒素単体,酸素単体の考え方を追加動画で説明していますので,下の追加動画をご覧ください.