第4回 講義動画
3.血中リチウムイオン濃度の測定(11:53) 5/1追加
4.アルカリ金属の反応への応用Birch還元 (13:14)
アルカリ金属の酸化物 🔬
アルカリ金属(リチウム、ナトリウム、カリウム)の酸化物について説明
高温・十分な酸素下で、リチウムはLi₂O、ナトリウムはNa₂O₂、カリウムはKO₂を生成
酸化物のイオン種 ⚡
Li₂O(O²⁻)、Na₂O₂(O₂²⁻)、KO₂(O₂⁻)の違い
それぞれ酸化物、過酸化物、超酸化物と呼ばれる
水との反応 🌊
各酸化物は水と反応し、アルカリ性を示す
例:Li₂O → LiOH, Na₂O₂ → NaOH + H₂O₂, KO₂ → KOH + H₂O₂ + O₂
イオン化エネルギーと安定性 💡
イオン化エネルギー:リチウム>ナトリウム>カリウム
M⁺のサイズとアニオンの安定性が重要な要因
酸素の還元反応 🔄
酸素は1電子還元でスーパーオキサイド、さらに還元でパーオキサイドや酸化物に変化
重要なキーワード ✨
過酸化物、超酸化物、イオンサイズ、アニオンの安定性
リチウムの特異性 🌟
リチウムはサイズが小さく、アルカリ金属の中でも特異な性質を持つ。
炭酸リチウムは溶けにくく、医薬品として使用される。⚕️
他のアルカリ金属(ナトリウム、カリウム)の塩に比べ溶解度が低い。🌊
リチウムと抗躁薬の関係 💊
炭酸リチウムは溶けにくいことで、吸収速度が緩やかになり、血中濃度の急上昇を防ぐ。💉
血中濃度における治療濃度と毒性濃度が近い範囲にあるため、慎重な管理が必要。⚠️
リチウムの熱的安定性 🔥
他のアルカリ金属の炭酸塩は加熱しても安定しているが、リチウムの炭酸塩は加熱により分解し、酸化リチウムと二酸化炭素を生成。⚙️
リチウムの反応性 ⚡
リチウムは窒素と反応して窒化リチウムを生成する。💥
水素との反応性が高く、水素化リチウムを生成する。💧