Debianでハードディスクの移設

(2020-07-12 初稿 - 2020-08-11 転記)

はじめに

先日、久しぶりにデスクトップPCを交換しました。

その際に、前のデスクトップPCに付けていたハードディスクを移設(乗せ換え)しました。

ちなみに、以前Ubuntuを使っているときにも、ハードディスクを増設して、以下のページを書きました。

Ubuntu 12.10でHDD増設

このページは、ハードディスクのフォーマットは行わず、データはそのままで移設する点が上記ページと異なります。

ハードディスクの接続

まずは、ハードディスクを本体に接続します。

電源を確実にOFFにした上で、電源とS-ATAケーブルを接続すれば、それほど難しい作業ではないので、ここでは省略します。

UUIDの確認

ハードディスクを物理的に接続した後は、電源ONにして起動します。

UUIDの確認方法は、以下の2とおりあります。

どちらか好きな方で、UUIDを確認してください。

ls /dev/disk/by-uuid

まず1つ目の方法は、/dev/disk/by-uuidをlsコマンドで確認する方法です。

$ ls /dev/disk/by-uuid

合計 0

lrwxrwxrwx 1 root root 10 7月 10 20:42 02C3-21D2 -> ../../sda1

lrwxrwxrwx 1 root root 10 7月 10 20:42 2ef369a1-0330-4175-8651-f2da0a60ac01 -> ../../sdb1

lrwxrwxrwx 1 root root 10 7月 10 20:42 b1d418de-eb86-45b0-9841-76a135104c85 -> ../../sda3

lrwxrwxrwx 1 root root 10 7月 10 20:42 ffd2862c-029b-41a5-8677-0ca8eb8751c1 -> ../../sda2

筆者のデスクトップPCでは、上記のように表示され、移設したハードディスクは、UUIDが2ef369a1-0330-4175-8651-f2da0a60ac01であり、/dev/sdb1として認識されていることがわかります。

blkid

blkidコマンドの場合は、以下のように確認します。

$ sudo blkid

/dev/sda1: UUID="02C3-21D2" TYPE="vfat" PARTUUID="4667a68b-4a36-481b-8875-8c1baaf674e0"

/dev/sda2: UUID="ffd2862c-029b-41a5-8677-0ca8eb8751c1" TYPE="ext4" PARTUUID="71b2c054-465a-4dc9-a997-0786ee1f53dd"

/dev/sda3: UUID="b1d418de-eb86-45b0-9841-76a135104c85" TYPE="swap" PARTUUID="449fe6df-c9e5-4e2c-8f2d-cfbce08847d0"

/dev/sdb1: UUID="2ef369a1-0330-4175-8651-f2da0a60ac01" TYPE="ext4" PARTUUID="15cf4ba6-d7b5-4f85-bc5e-38bf701296f1"

こちらでも、UUIDが"2ef369a1-0330-4175-8651-f2da0a60ac01"で、/dev/sdb1として認識されています。

様々なハードディスクを接続している場合は、あらかじめlsblkコマンドで、以下のように対象のハードディスクを確認したうえで、blkidコマンドを利用した方が良いかもしれません。

$ lsblk

NAME MAJ:MIN RM SIZE RO TYPE MOUNTPOINT

sda 8:0 0 465.8G 0 disk

├─sda1 8:1 0 512M 0 part /boot/efi

├─sda2 8:2 0 449.3G 0 part /

└─sda3 8:3 0 16G 0 part [SWAP]

sdb 8:16 0 2.7T 0 disk

└─sdb1 8:17 0 2.7T 0 part /home2 ※

sr0 11:0 1 1024M 0 rom

※ 上記の例では、すでに/home2にマウントしてしまっています^^;。


$ sudo blkid /dev/sdb1

/dev/sdb1: UUID="2ef369a1-0330-4175-8651-f2da0a60ac01" TYPE="ext4" PARTUUID="15cf4ba6-d7b5-4f85-bc5e-38bf701296f1"

マウンティングポイントの作成

筆者の移設するハードディスクには、容量は大きくてもそれ程頻繁にアクセスしないDownloadsやMusicディレクトリを保存しています。

ここでは、まずマウンティングポイントを/dev/home2とします。

$ sudo mkdir /home2

/etc/fstab への追記

次に/etc/fstabに追記し、起動時から/home2ディレクトリとして、アクセスできるようにします。

$ cat /et/fstab


# /etc/fstab: static file system information.

#

# Use 'blkid' to print the universally unique identifier for a

# device; this may be used with UUID= as a more robust way to name devices

# that works even if disks are added and removed. See fstab(5).

#

# <file system> <mount point> <type> <options> <dump> <pass>

# / was on /dev/sda2 during installation

UUID=ffd2862c-029b-41a5-8677-0ca8eb8751c1 / ext4 errors=remount-ro 0 1

# /boot/efi was on /dev/sda1 during installation

UUID=02C3-21D2 /boot/efi vfat umask=0077 0 1

# swap was on /dev/sda3 during installation

UUID=b1d418de-eb86-45b0-9841-76a135104c85 none swap sw 0 0

/dev/sr0 /media/cdrom0 udf,iso9660 user,noauto 0 0

# add H.Y 2020-07-04

UUID=2ef369a1-0330-4175-8651-f2da0a60ac01 /home2 ext4 errors=remount-ro 0 2

なお、第6フィールドの数値は、fsckがチェックする順番ですが、ルートファイルシステムは1を、それ以外は2を指定します。

以上で移設の作業は終了です。

Tips

シンボリックリンクの活用

Tipsという程ではありませんが、筆者は以下のようにマウントポイントのディレクトリを変更し、通常のディレクトリと同様に利用しています。

例として、ユーザ名hogeさんが、Downloads ディレクトリを/home2/Downloads に移動する場合です。

$ sudo chown hoge.hoge /home2/Downloads

$ mv ~/Downloads /home2/Downloads # これまでのデータを移動

$ rm -rf ~/Downloads # 既存のディレクトリを削除

$ ln -s /home2/Downloads Downloads # シンボリックリンクを貼って楽々アクセス

ゴミ箱の設置

新しく移設や増設したハードディスクは、通常ではゴミ箱にファイルを移動できないので不便です。

ゴミ箱は、パーティションをまたいで利用できないのが原因のようです。

新しく移設・増設したハードディスクに以下のように.Trashディレクトリを作成することにより、便利に利用できるようになります。

sudo mkdir -m 1777 /home2/.Trash

おわりに

ハードディスクの移設、増設は、しばらくやらないとすぐに忘れてしまいます。

皆さんの参考になれば幸いです。