2021年度の野外実習は、2022年4月22日(金)・27日(水)に、仙台市および周辺市町村の住宅団地に関する開発形態の変遷について調査を行いました。地域の開発年代や実地で観察した住宅地域の現況から、仙台市周辺の「人の住み方」の特徴について理解しました。また、「株式会社泉パークタウンサービス」様から聞き取り調査を実施し、仙台市泉区に位置する開発団地「泉パークタウン」の特徴について考えました。さらに、6月17日(金)には、「合同会社百」の宮川様(本教室卒業生)から、現代における農村と里山の関わりについてご講話をいただきました。
1960年代に始まった仙台都市圏の宅地開発は当時の流行、移動手段の変遷や家族形態を反映しており、また開発主体によっても様相が異なります。普段何気なく見ている町並みを違った視点から捉えなおすことで、都市・農村への理解を深める良い機会とすることができました。
【2021年度野外実習の概要】
テーマ:仙台都市圏の住宅地や人の住み方の特徴
期間:2022年4月22日(金)・27日(水)および6月17日(金)(3日間)
地域:仙台市および周辺市町村
【各日概要】
4月22日(金)
太白区八木山地区、宮城野区鶴ケ谷地区・南光台地区等の仙台市内の住宅地の調査
4月27日(水)
午前:「株式会社泉パークタウンサービス」様に聞き取り調査
午後:泉パークタウン、多賀城市、利府町、塩釜市で実地調査
6月17日(金)
「合同会社百」様に聞き取り調査(川崎町)