2025年2月9日(日)から2月11日(火)までの3日間、山形県尾花沢市において、地域おこしや農業、観光などに関する聞き取り調査を行いました。尾花沢市は豪雪地帯に位置し、尾花沢スイカで知られる有名なスイカの産地であり、銀山温泉といった人気観光地を有するなど、観光と農業の両面で特色ある地域です。しかしその一方で、深刻な人口減少という課題にも直面しています。今回のフィールドワークでは、地域活性化に取り組む市民の意欲的な活動や、新規就農者の受け入れ態勢に対する行政と市民の認識の乖離、人気観光地である銀山温泉が抱える課題など、多面的な尾花沢市の現状を知ることができました。
【2024年度野外実習の概要】
テーマ:尾花沢市の人口・観光・産業の実態
期間:2025年2月9日(日)~2月11日(火)(3日間)
地域:山形県尾花沢市
【各日概要】
2月9日(日)
尾花沢市ほたるの里郷土資料館にて、同資料館が位置する牛房野地区住民の皆様に、地区での暮らしの変化などについてお話を伺いました。
2月10日(月)
午前:銀山温泉組合長様に、オーバーツーリズムをはじめとする、観光地としての課題と対策についてお話を伺いました。
午後:尾花沢市役所にて、市長、副市長、市議会議員の方々から、市が抱える問題とその解決策についてのご意見を伺いました。
2月11日(火)
午前:有限会社あべ農園の代表様より、JAとのかかわり方や直売農家についてなどのお話を伺いました。
午後:「清流と山菜の里 ほその村」の皆様から、地域おこしについて伺いました。また、尾花沢市の新規就農者の方々にもお話を伺い、行政のサポート体制や、農家同士のつながりに関する実情を知ることができました。