2022年度の野外実習は、12月5日・20日に仙台市および周辺市町村の住宅団地に関する開発形態の変遷について調査を行いました。地域の開発年代や実地で観察した住宅地域の現況から、仙台市周辺の「人の住み方」の特徴や団地での生活について理解しました。また、仙台市宮城野区に位置する鶴ケ谷団地の自治会「つるがや元気会」の皆様から聞き取り調査を実施し、鶴ケ谷団地の特徴や現状、団地の今後のあり方等について考察しました。
1960年代以降開発が進められてきた仙台都市圏の宅地は、当時一般的だった家族形態に即した建物形態や、当時の自動車のサイズに即した道路の現況、あるいは開発主体によって異なる街路の景観等、それぞれで街の様子が異なります。普段何気なく見ている街並みを、いつもと違った視点から捉えなおすことで、都市の構造や、いわゆる「オールド・ニュータウン」の現状について理解を深める良い機会とすることができました。
【2022年度野外実習の概要】
テーマ:仙台都市圏の住宅地、団地や人の住み方の特徴
期間:2022年12月5日(月)・20日(火)(2日間)
地域:仙台市および周辺市町村
【各日概要】
12月5日(金)
太白区八木山地区、宮城野区鶴ケ谷地区・南光台地区等の仙台市内の住宅地の調査
12月20日(水)
つるがや元気会様の役員の方に聞き取り調査(於:鶴ケ谷市民センター)