10月例会
10月例会
劇団東演「人民の敵」
劇団東演「人民の敵」
●公演の会場/湘南台市民シアター
●公演の日程/2026年10月18日(日)開演時間未定
【解説】
ノルウェーのヘンリック・イプセンによって1882年に書かれた作品。しかし140年前の戯曲とは思えない、まさに現代の矛盾を予測していたような舞台になりました。それだけに現代人のロマンなき右往左往する姿の滑稽さが際立ってきます。
【物語】
ノルウェーの田舎町で温泉が発見され、町長は町の成長の目玉として〝大温泉郷・ヘルスセンター〟を売り出します。ところが、温泉専属医のストックマン博士は、工場の廃液によりこの温泉が汚染されていることを発見します。急いで町の給水管を全部交換しないと、町民の健康に大きな影響が…。
実の兄の町長にとっては寝耳に水、今頃そんなことは公に出来ないと事実を握りつぶそうとします。新聞編集長のホブスタと共闘しようとしますが、町長の脅しに新聞も裏切って敵になってしまいます。最後の手段、町民集会で町民に直接訴えるのですが、税負担の脅しをかけられた町民自身も手のひらを返してしまう。「そんなあやふやな噂を流す奴は、人民の敵だ!」と。
ストックマンは家族とともに孤立したかに見えるのだが、果たしてその行方は…。