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【感想】
★今回は他鑑賞会でしたので、座席が後方となり台詞がよく聞き取れませんでした。舞台照明は薄暗く、小巻さんの表情がよく見えずとても残念でした。
でも、スポットライトを浴びての歌唱場面は圧巻で流石と感激しました。高音部は伸びやかで声量があり、素敵に歌い上げている姿は素晴らしかったです。
小巻さんが暗転の際、舞台袖に元気にスキップではける姿にビックリさせられると同時に、日頃舞台女優として鍛えていられるのだと感心すると共に元気を頂きました。
ピアフの自伝を一人芝居で演じ切った女優栗原小巻さんに最高のエールを送りたいと思います。 (ルピナス)
★夫婦揃って演劇鑑賞、公演後の友人達との食事会、私にとってまさに至福のとき、演者の皆さん、運営サークル関係者の皆様に心より感謝申し上げます。
今回の『愛の讃歌〜ピアフ』を拝見し、率直に感想を申し述べたいと思います。
ひと言で言うならば、「いつもながら素晴らしかった、栗原小巻さんの歌声には痺れた。」のですが、何故かモヤモヤ感が消えなかったのです。思うに、モヤモヤ感は第二次世界大戦の渦中、ドイツの占領下にあったフランスで、パリの街をドイツ軍が闊歩するさなかにエディット・ピアフはどのように生き抜いてきたのか?政治的姿勢を示すことに消極的と言われ、一方でレジスタンス運動に協力し、フランス捕虜兵の命を救ったというエピソードなど、彼女が活動していた時代背景を紹介して欲しかった、というのが私のモヤモヤ感の正体です。全くの門外漢でありズブの素人が偉そうに何を言うか、とお叱りを受けることでしょう。批評などという類いではありませんのでご容赦下さい。無知・素人であればこそ、の感想です。愛に飢え、愛を求め、愛に傷つき愛に生きた生き様には共感致しました。(バンビ)
★弾んだ時の声の表情、辛い時の声のトーン、そして澄んだ歌声が小巻さんのピアフから溢れ出て一気に観終えた感じがしました。一人芝居なのに、身のこなしや小道具をうまく使うことで、まるでそこに相手がいるような見せ方も上手で感嘆しました。軽やかなステップを踏み、しなやかでチャーミングなピアフを演じる小巻さんの日々の努力も想像出来て、それも含めて拍手喝采です。(小動岬)
★照明が落とされた舞台に、小巻さんが現れた瞬間に、エディット・ピアフの世界が現れたような気持ちになりました。客席も瞬く間にピアフの世界の一部になり、観客の意識が舞台へ集中したのを感じました。
小巻さんが歌われているときには、ピアフの歌を聞きに来ている観衆の一人になり、独白の時には、寄り添う聞き手になって、ピアフの波乱にとんだ、しかし力強く生き抜いた生涯を深く味わうことができました。
小巻さんの軽やかな身のこなし、まるでそこに誰かがいるように感じられる語り、おなかの底からしぼりだされるような歌声、素晴らしい舞台をありがとうございました。
小巻さんの表現を支えられたピアニストの城所さん、ドラマーの長谷川さんはじめ、多くの方が小巻さんと一緒に作り上げて下さった舞台、しっかりと受け取りました。(小動岬)
★鎌倉芸術館の大ホールの一番後ろで観たのですが小ホールで観たかったと言うのが正直な感想です。加齢性難聴に加えて視力も落ちているので大ホールの一番後ろはきついです。でも小巻さんの歌声やキビキビした動きにはさすがと感心させられました。(万華鏡)
★小巻さんの舞台での身のこなしと歌、これだけの動きをする為の日々の努力に脱帽、ピアフの苦難の人生、力いっぱい生きた姿に元気をもらいました。
ピアフの言葉「勇気とは最後まで生きること」が心に残りました。
(真珠)
★2021年12月の『松井須磨子』と比べ、今回の『愛の讃歌〜ピアフ』の方が、私たちをより濃密な栗原小巻ワールドへいざなってくれたように感じる。
おしゃれな舞台を味あわせていただいた。 (かわずの会4)
★あの決してたくましいとは思えない体で(失礼)膨大な台詞と歌と動きを表現する栗原さんの演技に圧倒される。体調不良ぎみだったが、少し元気をもらい例会後、数日は気がつくと「愛の讃歌」のメロディーを口ずさんでいる自分がいた。ピアフは、一生懸命生きた、その証が「愛の讃歌」になったのですね。 (かわずの会4)
★ピアフについては、「愛の讃歌」を歌っていた人というぐらいしか知りませんでした。今回例会担当となって、彼女の人生の一端にふれる事ができました。栗原さんの語り、歌の迫力に圧倒されました。軽やかな身のこなしも魅力的でした。 (かわずの会4)
★しなやかな動き、膨大な台詞、そして聞き応えのある歌…、まるでピアフがのり移ったかの様な圧倒的な演技に真の女優魂を見た気がした。
また、舞台装置も凝っていて、何本かのデュルテされた柱の裏側にガウンやショール、コートが掛けられ、女優が後ろに行く度にそれらをまとって出てくる。一人芝居ならではの演出であろう。
ピアフの人生は、運営サークルでも紹介され、ある程度は知っていたが、実際舞台で演じられると更に肉付けされ、深みが増し、壮絶さが響いてきた。
カーテンコールで小走りに袖に入って行く栗原さん、とてもチャーミングに感じた。何れにしろ、ここまで仕上げるのにかけた時間と情熱、そして体力には感服せざるを得ない。(ブルーモニカ)
★もっと鳥肌が立つような感動を期待していましたのですが、残念ながら感動には程遠い舞台でした。あの激しいピアフを演じるには、力量不足と思います。(はまぎく)
★小巻さんの情熱的に演じ、歌う一人芝居に最初から最後まで釘づけになりました。
波乱万丈の人生を勇気をもって力強く生きた姿に感動しました。
約半世紀前にこの歌を聞いた時は衝撃が走りました。なんて素敵な歌と!!
今回、詳しい背景を知り、改めて増々好きになりました。
素晴らしい舞台をありがとうございました。 (こはまぎく)
★栗原小巻さんが膨大なセリフを覚え説得性があり、印象深く心に残りました。歌もよく響いてドラマを盛り上げていきました。休みなしに良く、素晴らしく演じてましたね。あらためてピアフの歌を聞きなおして、体験してみたいですね。 〈猫じゃらし〉
★ピアフという人が、フランスの偉大な歌手だ、ということぐらいしか知りませんでした。今回はじめて、その波乱に富んだ人生を知りました。あの大戦を境にした世界が目まぐるしく動いた時に生きていたことの一端に触れて、ただ、ただすごい人だったんだと、舞台を見つめていました。
一人だけで演ずる舞台というのはあまり観たことがありません。台詞が行き交うことで理解できることが、一人のモノローグで、表現するというのは、演ずる方にとっても観る方にとっても難しさがあるなあ、と感じました。
ただ、ピアフその人の理解にはいいのかも知れません。 (ふたご)
★湘南台の例会では通しの担当当でした。前もって、川崎の幸いで観劇してきました。
栗原小巻さんが一人で歌い、踊りそのエネルギーに圧倒されました。 (こだまこだまこだま)
★世界の大スター、エデット・ピアフの愛の賛歌。日本でも多くの人に愛唱されてますから知らない人は少ないかと思われます。ピアフの波乱万丈の生涯を資料で読んでからの鑑賞でしたのでよく分かりました。娘をなくした場面では、身につまされました。恋人の遺児を援助し続けたり、莫大なお金を稼ぎながら他人に与え続けたそうですね。極貧のうちに育ったとも思われません。お金に執着しない人です。短い生涯を終えた時には借金があったとか最後の夫が全てを返済したそうです。真実の愛に包まれての最後だったと思います。
栗原さんは数々の賞を受けた方ですから、歌って踊って演技してと凄いと思います。感激しました。(トマト)
★ピアノとドラムの生演奏、舞台装置も素敵でした。「勇気とは最後まで生きること」の言葉が心にひびきました。(けやきの会)
★『愛の讃歌〜ピアフ』を鑑賞して感じたことは、数奇な運命の中にあって逞しく生き抜いたピアフの生きざまの素晴らしさである。
運命に打ち勝つためにただ自分の愛を求めていたように見えたが、その心の根底には、愛の真実を求め続けていたのである。凡人には計り知れない深い思いがあった、ということが栗原小巻さんの演技から伝わってきた。
また、ピアフの生涯を八景に分けて栗原小巻さんが一人で演じきったが、その演技は素晴らしいものであったと思う。
舞台の最後に語った自分への愛だけでなく弱いもの、虐げられたものへの愛を、命をかけて求め続けたというピアフの思いに自分の人生を重ねてみるとその思いの重さを感じないわけにはいかなかった。
栗原小巻さんには、今後もその演技力を生かした舞台を続けてもらいたいと思った。(カワラナデシコD2)
◆舞台にスーッと現れ、ピアフになりきって歌い、演技する栗原小巻さんは半世紀におよんで人生を演劇に打ち込んでこられたベテランの女優さんです。お名前はよく知っていてもその舞台は拝見したことがありませんでした。
小巻さんが若々しく軽やかな動きに魅了されました。そして小巻さんの演じたピアフもまた世界的に名声を得た歌手ですが、その人生は数奇な運命に翻弄され、その苦しみや悲しみを歌により乗り越えていったのです。その生き方はいつも前向きで愛の心をもって勇気ある行動がとれる人と理解し、通じあうことでピアフの人間としての魅力を強く感じたことが小巻さんの演技や歌声にも表現され鑑賞する者に感動をあたえてくれたのだと思います。これからも代表作として演じ続けてほしいと思います。 (パプリカ)
◆エディット・ピアフについて、知っていることと言えば、フランスのシャンソン歌手で国民に愛された人。数多くの男性と恋愛をし、その喜びや悲しみを歌として表現した人。波乱万丈の生活を送った人。とても小柄だった等。本当のところは分からないけど自分に正直に生きた人だったろうと思います。栗原小巻さんは、一人芝居で彼女の人生を演じておられました。舞台中を移動しながらピアフの年令に応じて声を使い分け姿勢や仕草も演じ分け、それもしなやかでいながらパワフルで圧倒されました。ピアニストとドラマーとの「歌」も感動しました。歌声、年令を重ねた終盤の低い語り等、栗原さんだなと思いました。
最愛のプロボクサーとの恋愛中に「愛の讃歌」を作詞したピアフが、彼を失ってから、その歌を歌ったんですね。言葉の意味がよく分かりました。栗原さんが歌った中で一番心に残りました。「勇気とは最後まで生きること」、「私は悔やまない」の言葉も。芝居の中では、イヴ・モンタンとのことは、サラリと流されたように感じました。彼との恋愛で「バラ色の人生」は、作られたと思うのですが。明るい曲なので歌わなかったのかなあと勝手に想像しました。(白百合)
◆フランスの国民的歌手ピアフ、波乱万丈の47年間の短い人生を小巻さんが弟の演出のもと、見事な演技に魅了されました。パワーと歌声から非日常を味わい至福の時間でした。
真実の愛を知り、そこから自分を育み、感性を高めていったピアフ。無性の愛を特に弱者のために与えつくす。この上ない喜び、心にひびくメッセージでした。
昨年のパリ オリンピックの開会式で、名曲「愛の讃歌」が流れ、あの感動は鮮明にやきついております。フランスの宝石といわれたピアフの偉大さが何よりもそれを物語っております。スマホで再現して楽しんでいます。 (ポピー)