●公演の会場/藤沢市民会館大ホール
●公演の日程/2025年8月30日 (土)P.M3:30開演
【感想】
◆毎年8月を担当してきたので顔見知りのメンバーも多く、「今年も協力してお互いに頑張りましょう」という感じで運営サークル会が始まります。賛否両論ある運営サークル会の最初の参加者の語り、慣れない方にはハードルが高いようですが、今回は「6月例会の感想交流」「気の置けない仲間とは」「あなたにとっての転機」「シスターフッドについて」などがテーマでした。最近、特に若い世代は、気の置けないとは気を許してはならないの意味で使われることが多いとの指摘にびっくりしたり、自分を支えてくれているネットワークを再認識したりでした。また「転機」では、その方の今の生き方の核になっている転機の貴重なお話が多く、大変興味深いものでした。こうした議論が、『マグノリアの花たち』という作品の深い理解に結びつくことを改めて実感しました。また会員の減少、高齢化という課題について話し合った際には、運営の枠組みに関わる議論もできたのですが、運営サークル会に自分のサークルのメンバーの参加を促すこともなかなかできない現状も含めて、改めて自分と鑑賞会との関係について考える機会となりました。
公演当日は、販売、ロビー誘導、搬出を担当しました。パンフレットを20部預かり、足りなくなることを心配したのですが、半数しか売れませんでした。諸物価高騰の折から年金生活者も多く、仕方がないと思いつつも、パンフレットやTシャツの購入が劇団の応援になるということの認識が、会員にあまり届いていないのではないかということも感じました。
運営委員会のメンバー、担当理事の皆さんの細やかな心使いを劇団の皆さんも受け止めてくださるカーテンコールで、無事終了できたことに改めて感謝しています。(クラジャ2)
◆当日も含め運営サークル会は楽しく参加することができました。進行・記録、当日の係もとてもスムーズに決まり、また、各回のテーマでの話し合いも、自分とは違う意見をたくさん聞けて、新鮮でした。準備会や運営委員の方々の準備や活動の大きさに感謝しつつ、運営サークルの各自ができることの持ち寄りで成り立っていることを改めて実感しました。
当日は「会場誘導」を担当しました。少し前に津波で避難指示の発令もあったので、非常時の対応をいつも以上にきちんと確認し、担当を決めました。何事もなく例会を楽しめたことに感謝です。 (クラジャJr.)
◆事務局に初めてお邪魔し、サークル会に参加しました。劇団をお迎えするにあたり、役割や段取りを確認するだけでなく、ひとつのテーマについて意見を出し合ったり、どうしたら会員を増やせるかについて話し合ったりなど、それぞれのお考えを伺うことができた貴重な時間でした。これまで観劇してきた作品の裏には、こうした活動があったのかと、恥ずかしながら初めて知った次第です。今後カーテンコールを読ませて頂くにあたり、一文字一文字をもっと深く受け止められる気がします。 (あけちの会)
◆サークルの代表として、仕事は忙しいけれど、運営サークル会にはできるだけ参加しようと決めていた。勿論それは義務とか責任というよりも、皆さんと一緒に例会を作りあげていく楽しさに自分自身が気づきつつあるからだと思う(ちょっと遅かったかな)。サークル会の冒頭、毎回作品にまつわるテーマで話し合いをするが、5運では「あなたにとってシスターフッドとは」というテーマが与えられた。シスターフッド? 男である僕には全くイメージが湧かない。「三人姉妹」や「若草物語」の話をしてお茶を濁してしまった自分が情けなかったが、それよりも参加者の皆さんのそれぞれのシスターフッドに対する真率な思いが、肯定的な面も否定的な面も赤裸々に語られて、本当に面白く、勉強になり、そして考えさせられた。
皆さん日々忙しい中で、劇を観る楽しみを共有しながらこうして本音で語り合うことの素晴らしさは、かけがえのないものだ。願わくば、若い友人たちにも、その楽しさを早い時期に味わってほしいなあと思っている。(デブリン2)
◆猛暑の8月公演担当は夏休みがサークルに出やすい理由で毎年8月を担当しているタツノオトシゴです。
20年前から入会して会員増に努力し根分けを何組かしましたが、いずれも解散してしまいました。以前から言われている複数参加の意義が苦いほど理解しています。
今回は複数参加できました。参加ごとに今回公演の『マグノリアの花たち』内容の理解等共有できました。初めて聞く「シスターフッド」を知りました。
20年余り運営サークルに参加しているものの年1回の担当ゆえ作業もおぼつかなく皆さんと助け合いながら運営しました。
会員増につきましては私個人で15名の方に声掛けしましたが残念! 2、3名の方は興味を示しましたが今回は種まきと思い芽が出ることを期待したいと思います。お疲れさまでした。(タツノオトシゴ)
◆今回も5運まで一人での参加でした。
毎回事前に運営委員会で話し合われたテーマに沿って意見交換しました。皆さんの想い・経験談を伺えて良かったです。
鑑賞会当日は、搬入と搬出を担当しました。9時前集合で劇団の指示で作業開始。その後は集合まで時間が空いたけれど帰宅せずロビーの準備を手伝いました。担当サークルは分担されたことしかしませんが、開場までこんな細々した準備があることを知り事務局はじめ理事の皆さんの大変さが改めて分かりました。
搬出は、複数で参加しました。終演後、舞台の大道具や小道具の運搬。舞台裏の様子も見ることが出来ましたし、出演者の皆さんともお話ができ、搬出は役得だと思いました。床に敷いた数々のマットを巻くのは大変でした。
入会お誘い活動は、2運までにお一人の入会がありました。その後お手紙作戦を活用し、沢山の方にお声掛けをしました。でも、今夏の酷暑でなかなか人に会えず出かけず成果を出せなかったのが残念です。
(第3かわずの会)
◆今回参加したサークル会は、どの回も楽しい会でした。
本題に入る前のカーテンコール作り・座席割等の作業も他の会の方と仲良く。レジメによる会の進行も参加された会員さんたちは、どなたもてらう事なく和気あいあいと話が進みました。準備会で掲げてくれた目標の一つの「参加して良かった」は、達せられたと思います。(さくらんぼ)
◆これまでなかなか運営サークル会にしっかり参加できていなかったのですが、根分けを機にもっと前向きに取り組もうと考え、全ての回に参加しました。舞台について毎回違ったテーマで、参加者の皆さんとフリートークする時間が、一番楽しかったです。参加する方が固定されておらず、その回ごとに多くの皆さんのお話をうかがえたことが、いきなり舞台を見るよりも多くのことを感じられた気がします。
ただ、新規入会を増やせず、持ち寄った目標を達成できなかったのは、大きな反省点でした。ようやく地域に知り合いもできてきたので、次回こそは目標達成に向け早くから動き始めたいと思います。(Backstage3)
◆裏方さんの細かな仕事があっての当日を迎えることができるのだと、つくづく感じました。ありがとうございました。
合間のおやつタイムに見た感想、いろんな感想があるのだなぁと楽しいひと時でした。
(水彩かわずの会)
◆猛暑続きの中で5回にわたる例会への準備会、運営サークル会は、思いを一つにして当日を迎えました(猛暑はその上を示す日でした)。各担当は進行表を手に緊張と喜びをもって責任を果たしたと思います。今回グッズ売り場の担当リーダーとなり、Tシャツとパンフレットを売りました。経験ある“クラジャ”の皆さんのノウハウを受けながら、呼びかけ、パンフレットの売行きが今ひとつ•••。思い切って会場へ。前列から見える会員の皆様の笑顔に、今回の例会を迎えた喜びと手づくり運営の大変さを痛感!会場でのお買い上げ1部でした。Tシャツはすでに着ている方も多く、劇団の方の目に止まり、喜びの声をいただきました。毎回運営サークル会で話し合う会員の動向と運営費の問題は、各サークルで常に悩む問題です。私自身ももう一押し足りなかったと反省しています。藤沢演劇鑑賞会は藤沢市の会場を利用して活動を続けています。私たちの活動をもっと市民にアピールしたい、どうしたら…。ポスター、PRパンフレット、公演のチラシを見せるチャンスがほしいと思っています。藤沢市は市民の文化活動を奨励しています。一度、市にアピールし、アタックしてみたいと思うのです。(プアリリア)
◆今回運営サークルは都合に依り2回だけの出席しかできませんでしたが、初めてお会いする方も多く新鮮でした。色々なお話が聞けてよかったです。特に5回目のこれからの会員を増やしていく事への皆様がとても活発に意見を出し合って協議されたことが本当に良かったです。(M&T sクラブ)
◆毎回、演劇鑑賞のことから人生まで様々な意見を聞くことが出来て楽しかったです。仲間を増やすアイデアも活発に出ていました。
サークルでは複数参加も以前よりも増やせました。そのためか、お芝居を観終わって、当日の仕事のことも含めてより多く話をすることが出来たと思いました。
情報量や娯楽は多いかもしれないけれど人との繋がりが希薄な今の時代だからこそ〜『生の舞台の良さをあらためて感じる』という言葉に共感しました。(かわずの会)
◆運営担当として、会議には参加できず申し訳ありませんでしたが、花束を渡す大役を中1の娘と、山崎華奈さんに渡す事ができて、娘も喜んでいました!演劇の素晴らしさを次世代に繋げていきたいと感じました。(エンジャ)
◆二年振りの運営サークルでした。初めてお会いするメンバーがほとんどでしたが楽しいサークル会でした。
夜のサークル会が継続して持てた事は良かったと思いますが結果はどうだったでしょうか。20年前は夜のサークル会は当り前でした。現役の労働者が中心だったからです。年令が増して家庭人が当り前になった今、仲間増やしは困難です。生計と会費をどう考えるか、物価はあがり年金は追いつかない。
九州に学べと言いますが、九州で運動が生れた時も生活が苦しい中でした。どうやって運動を進めてきたのかを今こそ学ぶ必要を感じます。いかに経費を節約し、劇団に少しでも多くの出演料支払って次の舞台の準備が出来ることを応援するのが重要かと思います。(ホワイトカサブランカ)
◆ほぼ複数参加が出来、初めて会う会員や顔見知りの会員など心強く、私達未サークルに2人を迎えサークルに昇格。新入会の1人40代男性が『搬入担当』し、本人曰く、ご飯を作るのを手伝うと食べるのも楽しみになるのと同じ感覚だったと。運んだ小道具が舞台に配置されているのを見るのは楽しかったし、運んだ壁があそこになったんだと思うのも面白かった。皆慣れていてプロ、とてもスムーズに準備進行し、良い体験となった。
『入口担当』については、手帳の入場券を予め切り離すようの声かけは多くの高令者が階段の途中でその行為をし危険なので階段を昇る前に下での声かけを徹底した方が良いと思った。(そよ風)
◆良い芝居でした。
家族を奪われた悲しみ苦しみに誰かをなぐってやりたいと思うのは自然だと思う。脚本が男性なのが悔しいけど、男女関係なく悲しみのやり場がないのは同じですね。
携帯が鳴らなかったのも良かった(声かけの係でした)。
帰りに役者さん(元町長の未亡人)から声をかけられたのも嬉しかったです。(かわずの会)
◆4月13日の顔合わせ会から8月30日の例会当日まで4ヶ月以上にわたる運営サークル会でした。初めてお会いする方も含め様々な人たちと共に例会の成功に向けた話し合いや準備作業をする中で、作品や劇団についてだけでなく、その方々の生き方や人生観などについても伺うことができたことが何より楽しかったです。残念ながら前例会クリアには至りませんでしたが、多くの方々との運営サークルでの出会いや、そこで積み重ねてきた話し合いなどを無駄にしないよう、これからも鑑賞会の発展をめざして仲間と共にお芝居を観続けていきたいと思います。 (Backstage2)