2月例会
東京芸術座「おんやりょう」
木遣り唄に込めた働く人への応援歌
木遣り唄に込めた働く人への応援歌
観劇後に寄せられた感想
●公演の会場/藤沢市民会館小ホール
●公演の日程/2025年2月23日 (日) P.M 3:00・24日 (月) P.M 1:30開演
【感想】
★対面式では声の良い役者さんが多いのを実感し、期待に胸が膨らみました。
今回小ホールで、音響が良く、役者さんがより魅力的に、光っていました。登場人物も、それぞれ、存在感があり、台詞もリアルで、若い消防署員の存在も物語に厚みを増したと感じました。最後の木遣り唄は声の出し方が違うのでしょうか、圧倒されました。
当日は対面式に臨み、劇団の意気込みを強く感じました。クッキー販売と花束贈呈を担当し、クッキーは完売しました。(ラベンダーサークル)
★出来ることならお世話にはなりたくない、いざという時にはサッと手を差し伸べてくれる! そんな心強い存在の消防署員。部署は違っても隊員の「責任感の強さ」には頼もしさと仕事に対する「誇り」を強く感じた。助けられる人も助ける人も同じ人間として生活していて家族もいる。悩みも私と同じだけど、大きな違いは「命」に直接係わる仕事だということ。
「命の尊さ」「命の重さ」に優劣とか順番なんてあっていいはずはない。でももし、その判断をしなくてはならないことが起きたら・・・などと、頭の中は大きく渦巻いて息苦しくなりました。最後の『おんやりょう~「木遣り歌」』の朗々たる歌声で、悩みながらも一歩一歩前進していく勇気をもらいました。ありがとうございました。(糸ぐるま3)
★消防署の身近な題材ではありましたが、知らないこともご苦労もわかり易くてとても参考になりました。
それぞれの立場ゆえの確執もあり、話し合いの大切さを思いました。
山西と多田の確執、井口と佐伯の関係、吉川と佐伯の関係と人間関係もいろいろありましたね。
終盤で佐伯が吉川に抱きつく?場面で暗転でした。私はこの場面に少し違和感がありました。なぜなら佐伯は「吉川さん!又は先輩!」と何か言って近づきませんか?また吉川も「佐伯?又はどうした?」と聞きませんかね。
最後に木遣りと手拍子には、感動しました。
『おんやりょう』これからも頑張ってください。(糸ぐるま3)
★『おんやりょう』は、消防職員たちが仕事をしているある24時間。
火災対応の消防隊、傷病者対応の救急隊、部署は違っても研鑽を行い救急医学について努力をしている、難しい国家資格と聞きます。消火隊救急隊、救急隊での訓練、筋トレしだし個性ある人物熱い演技の土、日だったのでしょうか。
家庭の田植えのトラクター機械を気にしたり、競馬予想をしたりと休日の楽しみもかいまみれた。でも通報があればすぐとびだしていく気持ちの持ち方としていつも平常心でいるようにすると何か起きた時、事態が好転とか。
女性機関員は救急救命士になりたい!と目標もっている。やりがいがありますと消防士と良き関係になり男女の仲にふんわかムードよかった。
江戸時代には、町火消しの鳶たちのたしなみとして棟上げや祝儀、祭礼などにつかった木遣り唄「おんやりょう」の響きすばらしかった。
途中ギターの音色も効果音でよく場面にあっていた。クッキーエール会員で65歳まで整形外科や施設で看護婦をしていた人がいます。
施設で倒れた入所者を救急車で病院まで運ぶ、昔はたらいまわしで隊員も苦労していたと聞きます。命を助けるお仕事、火を消すお仕事、チームプレーで良い例会でした。
今回が神奈川県最後の例会で次からは首都圏での上演になるそうです。頑張って欲しいです。 (クッキーエール)
★もう少し緊迫した場面があるかと思いましたが……?
身近な題材で捉えやすかった。役者の熱意が伝わってきて、小ホールで一体感があったような気がする。
甥が消防署に勤めているのでとても興味を持てた。それぞれ個性的な役柄でおもしろかった。
ボケ老人役の小林さん、もっとボケていて“木遣歌”だけは忘れないでしっかり歌えるというシナリオの方が現実的?だったか。 (エール湘南)
★ただ演劇を観るものだと思って参加させて頂きましたが、運営の皆さんが協力して演劇鑑賞会を開いてくださっている事が分かり、次回も楽しみにしています。 (スイトピーⅡ)
★今回の例会は日常生活に密着した内容でとても身近に感じました。
隊員の方々にも生活があり、それぞれ事情をかかえながらも親身になって市民を守ってることに頭が下がる思いです。
劇中で救急車の不搬送が少なくないという現状を知り、隊員方のご苦労を考えると緊急性のない要請は控えなくてはいけませんね。
日頃消防車や救急車を見かけたら心の中て「ご苦労さま」と思いたいです。
最後のおんやりょう〜木遣り歌は迫力がありました。カッコいい!! (青春切符)
★長時間に及ぶ取材を経ての作品だけに、登場人物のせりふのやり取りも自然で、田植用の農機具の話など地方都市では「あるある」でくすりとしたり、隊員達が仕事に懸命であれば生じるであろう消防と救急の軋轢や隊員の世代、男女の違いに依る悩みなど心に残りました。
これまでに無い小ホールでの上演は難しい事も有ったと思いますが、せりふもよく聞こえ、消防署を舞台に様々な人間模様が凝縮され見ごたえの有る1時間35分でした。
終演時の「おんやりょう」と1本締めで、舞台と客席が一つになったとの思いを強くしました。新入会の方々からも、俳優陣の声がすばらしい、全体に迫力有り、良かった面白かったとの感想聞けました。(ローズマリー)
★消防署の前をよく通ります。その存在は身近です。救急車のサイレンを耳にすること、自分の車をはじに寄せ道をゆずること、どちらも日常的なことです。消防と救急をひとくくりに考えており、緊急時でのそれぞれの立場の違いについて細かく想像したことはありませんでした。
作品内での各々が自分の責任に対して真摯に向き合うがゆえの言い争いを見て、改めて考えさせられました。派手さはありませんがとても良い作品でした。そして元消防団員役の笹岡さんの歌声の力強さ、うまさはすばらしかったです。もっとたくさん聴きたかった!(ローズマリー)
★「おんやりょう」を通して、日々救急業務で私たちの生活・命を救って下さる方々の内面を知る事が出来感動しました。 (カワラナデシコK)
★「おんやりょう」
初めて耳にする言葉でした。「木遣り唄」のことなのですね。
「消防署」という知っているようで、知らない身近な仕事を知ることができました。
最初と最後の「木遣り唄」には、思わず、背筋がピンとしました。最後の一本締めは私たちも参加させて頂きありがとうございました。演者の「気」を感じ、清々しい気持ちで帰路につきました。 (コム—インズA)
★職場という空間は、職業にかかわらず、共通するものがあると思いました。登場人物のパーソナリティや、おかれている立場の悩みなど、仕事をしていた時代を思い出していました。丹念な取材から生まれた作品であることが、強く感じられました。(コム—インズB)
★今回の「おんやりょう」は救命旧救急を題材とされており、昔父親が喘息病で何度も救急車のお世話になったり、在職中の建設現場で事故により救急車を呼ぶなどした事を思い出し、命に直結した仕事の尊さを改めて感じました。 (糸ぐるまⅡ)
★消防士と救急救命士は各々の立場上色々な事があるでしょう。まして兼業の中でお仕事をするのですから余計でしょう。
私も茅ケ崎に来て10年位したところで、地域の消防団がある事を知りました。昼間は仕事をして夜間に招集があれば現場に駆け付け消火活動をする大変なお仕事で、今現在なかなか後継者がいないという事です。
こういう方達がいらしゃるから毎日私達が安心して暮らせるのだと改めて思いました。
劇中の佐伯智子さんにはご結婚されても周りの協力に支えられて救命士として活躍されて欲しいと思います。(ハイビスカス)
★消防署の1日と言う体操地味なお話ですが、一人ひとりの個性を際立たせた演出演者の力によって、舞台に引き込まれました。
終盤「木遣り歌」の迫力には圧倒されました。あの歌に消防署員の仕事への情熱や仲間の信頼が込められているように感じました。(カワラナデシコ D)
★テレビで救急救命士の1日の様子を放送しているのを、ちょうど見たばかりでした。その延長戦を見ているような内容でドキドキしながら拝見いたしました。本当に気を抜くことのできない職場というのが伝わりました。本番前に俳優さんお一人ずつがおんやりょうを演じる抱負を語ってくださいました。笹岡洋介さんが俳優になられるまでの経緯を話されたのは、心に染みました。舞台を見る前から感激した会でした。(いっぱいの会2A)
★ある地方の消防署で支部長と幹部の救急隊員の田んぼの稲刈り談議から開幕する。何気ない1日の始まりだが、展開後には署員一人ひとりに生活があり、署の任務に対する思いにより食い違いを生じる。仕事上の食い違いは後に残してはならない。作者はここをうまく取り上げ、好印象の作品に仕上げた。役者もそれぞれが適切な演技で良い作品となった。神奈川で取り上げ、全国に広がっていくのが嬉しい。 (いっぱいの会2B)
★小ホールだからか、座席か前方だからか、声がよく聞こえました。
とても身近な内容で、どの職場でも人と人が共に有る時に起こるであろうことが、リアルに手に取るように演じられていて、自分も物語の中にいるような気分でした。
でも、救急と消防(内勤と現場)、また性別や階級や地域性等、「消防署」と一括りに出来ない世界を、芝居を通して垣間見て、ほんの少し自分の視野が広がった気がします。(ひろば)