OVA「銀河英雄伝説」のBGMで使われたクラシック音楽のリストです。
リスト内にYouTubeのリンク先があり、作品内で使われていた箇所から音楽が聴けるようになっています。
具体的な聴き方は 「Über mich / 使い方」の OVA版 曲名・登場シーンリストの使い方をご覧ください。
⬜ あらすじと曲について
第1話「永遠の夜の中で」
宇宙暦796年、帝国暦487年。ラインハルト・フォン・ローエングラムは2万隻の艦隊を率いて自由惑星同盟領に進攻。同盟軍は倍の4万隻で迎え撃つが、ラインハルトは同盟艦隊の集結を待たずに急進、第四・第六艦隊を各個撃破。残る第二艦隊の背後には、ヤン・ウェンリーが待ち構えていた。1988年12月21日
1.マーラー/交響曲第3番 第1楽章
映画「わが征くは星の大海」に続き、第1話もオープニングナレーションと同時に、第1楽章の冒頭が流れます。まさに銀英伝のテーマソング。
そしてそのあと、メルカッツたち老提督(と、若いファーレンハイト)が苦情を言いに、ラインハルトのブリュンヒルトに集まるシーン。ここでも1楽章が使われていますが、冒頭のファンファーレのあと、更にしばらくヘッドホンで集中して聞なければいけないぐらい低い小さい音が流たあとの、今度はとつぜん閃光が射すような鋭いトランペットが登場する、その箇所です。
2.マーラー/交響曲第3番 第3楽章
5:00 フェザーン自治領主であるルビンスキーが登場。補佐官ボルテックが今回のアスターテ会戦について報告をするシーンで流れます。報告というか、悪い人たちが悪だくみをしているような場面です。
同じくマーラーの3番ですが、今度は3楽章。こちらも管楽器でファンファーレのよう。
わたくし、曲調べではさっそくここでつまずきました。参考にしているWebサイトにも、公式のサントラやムックにもなく、Googleの音楽検索にもひっかからず……曲のはじめか最後だったらなんとなく当たりをつけて探せるのですが…… 。
いろいろあって最終的には判明。3楽章の終わりの方、コーダの入り口みたいなところでした。
このファンファーレのメロディーに入る直前に、恐らくほとんど全部の楽器が♭ミ マイナーの和音(♭ミ・♭ソ・♭シ)を大音量で長く鳴らすのですが、個人的にはそこがかっこいいと思っています。それがしだいに小さくなったところで、このファンファーレが始まります。アニメではその和音がちらっと聞こえます。
この部分は以降もルビンスキーの場面で出てきますので、フェザーンのテーマみたいなものでしょうか。
3.モーツァルト/ファゴット協奏曲 K.191第2楽章
実はこの日はアンネローゼ様の誕生日。ラインハルトとキルヒアイスが、この勝利が誕生プレゼントと言った次のシーンから、
6:50 皇宮にいる皇帝とアンネローゼ様が薔薇園にいるシーンへ。
ここで、このモーツァルトの2楽章です。頭からです。優雅です。
皇帝が宰相のリヒテンラーデからアスターテ会戦について報告を受けますが、艦隊の数からして帝国軍は不利であり、皇帝は「こたびは負けるか…」とのたもうておられます。
4.ベートーヴェン/ピアノソナタ 第8番「悲愴」第2楽章
というわけで、「わが征くは星の大海」で書きました通り、はい、双璧が士官クラブで飲んでいるシーンです。
なぜラインハルトが戦場にいるのに彼らはお酒なんか飲んでいるかというと、上層部からのラインハルトへの嫌がらせで外されたからです。ふたりがラインハルトのことを「あの方であれば」「あの方は」などとあの方あの方と話します。
5.ニールセン/交響曲第4番「不滅」第4部
11:30 アスターテ会戦がいよいよはじまります…というところで流れます(本当に中継(?)しているんです。それを双璧が士官クラブで見ている)。
戦闘開始のシーンですが、曲は最終章の第4部のコーダの部分です。終わりだけれど、何かが始まる予感のするメロディーですね。
6.マーラー/交響曲第2番「復活」第5楽章
12:24 いよいよアスターテ会戦がはじまり、戦闘シーンその1。
マーラーです。5楽章って、ちょっと珍しいですよね。マーラー以前にはあまりないかもしれません(←確証なし。適当なことを言っています)。
35分間ほどある第5楽章の中のまんなかあたり、
金管の低い音で ファシド♭レー というメロディーが繰り返されて、盛り上がっていきます。
7.マーラー/交響曲第2番「復活」第1楽章
19:50 戦闘シーンその2。
同じく「復活」の第1楽章、冒頭です。
最初に弦楽器が強い音で「ソ」のユニゾンを鳴らし、すぐに小さくなっていきます。するとチェロとコントラバスの低い音で、16分音符の細かい、何かがうごめいているようなメロディーが入ります。
第六艦隊が壊滅(ラップが…(´;ω;`))。いよいよラインハルトは残りの第二艦隊、ヤン・ウェンリーがいる艦隊へ向かいます…続く。
8.その他
◆同盟国歌 ~自由の旗・自由の民、レボリューション・オブ・ザ・ハート~
8:10 ヤンが提出した作戦が却下される
◆帝国軍軍楽曲 ~ワルキューレは汝の勇気を愛せり~
21:40 第二艦隊へ向かうラインハルト艦隊
◆オープニング曲 "Skies of Love 歌・作詞・作曲 秋吉満ちる / 編曲 風戸慎介
◆エンディング曲 "光の橋を越えて 歌・作詞・作曲 小椋佳 / 編曲 風戸慎介"
第2話「アスターテ会戦」
帝国軍は同盟軍第二艦隊に総攻撃を開始。同盟軍は旗艦パトロクロスが被弾し、司令官パエッタは重傷。指揮権を引き継いだヤンは帝国軍の戦術を読み、自軍が分断されたと見せかけて反撃に転じる。ヤンは崩壊を食い止め、帝国軍に一矢報いる。1988年12月28日
1.マーラー/交響曲第3番 第1楽章
いつものオープニング、1楽章頭のファンファーレ、銀英伝のテーマソングです(きっと)。
今回のアスターテ会戦、数の上では同盟軍は帝国軍の2倍だったにもかかわらず、それぞれの艦隊を各個撃破され、第2話ではいよいよ最後の第二艦隊が攻撃にさらされます。
2:30 3番1楽章はもう1ヶ所、第二艦隊を攻撃すべく帝国からワルキューレが発進されるシーンでも流れます。
1楽章の約30分間のうちの、20分ぐらいのところ。譜面に「Immer dasselbe Tempo. Marsch. Nicht eilen(常に同じテンポで、行進曲のように。決して急がずに)」と指示があるセクションです。
コントラバスのピチカートのような短く切られた音の前奏のあと、管楽器が「ソラシー、ソラシー、ソラシーラーソーファー」という拍を刻むようなメロディーを鳴らします。
2.ヘルメスベルガーⅡ/舞踏会の情景
5:30 第二艦隊の旗艦が攻撃を受けて司令官のパエッタ中将が負傷し、代わりにヤンが指揮をとるシーン。スパルタニアンも発進してポプラン登場。
「舞踏会の情景」というタイトルの通り、くるくると踊っているような様子の曲、しかも速い。単旋律で、リズムはなくずっと16分音符(かな?)が鳴りつづけ、息継ぎするところがない、そんなメロディーです。自在に飛び回るスパルタニアンに似合っています。
この曲が出てくるのは全編を通してここだけです。
ヘルメスベルガーⅡ(J. Hellmesberger Jr.) 私は初めて知りました。検索するとヘルメスベルガー2世が二人いる! この曲はヨーゼフ・ヘルメスベルガー2世のようです。
1855年4月9日 生まれ、1907年4月26日没、オーストリア出身のヴァイオリニスト、作曲家、指揮者。ウィーン・フィルのコンマスから、マーラーの後任として首席指揮者を務めた、と。そしてWikipediaでの経歴は「1907年の女性スキャンダルにより、順風満帆だった人生は完全に崩れた。」で終わっています…そうですか…
3.マーラー/交響曲第2番「復活」第1楽章
11:40 帝国軍が全速前進する戦闘シーン。
第1話で同盟軍第六艦隊が壊滅したところと同じ、1楽章の頭から流れます。緊張感が走る曲ですね。
4.ブラームス/6つの小品 Op.118 第5曲 ロマンス
16:07 戦闘が終わってラインハルトからヤンへ「再戦の日まで壮健あれ」との電文が届き、ヤンが親友ラップの死を悼むところで流れるピアノ曲です。そのまま、この曲をジェシカが弾いているシーンへとつながります。
このピアノ曲は、タイトルの通り小品の集まり、実際の楽譜だと2~5ページほどの短い曲が6つ入っている作品です。
そして個人的に、イチオシです、ブラームスのOp.118。特に2曲目「間奏曲」がもう…もう本当に切なく、ぜひぜひぜひ聴いていただきたいのですけれど、この曲については外伝「千億の星、千億の光」で使われていますので、またそのときに。
ブラームスのOp.116から119はこのようなピアノの小品集です。そのあとOp.120のクラリネット曲、Op.121の歌曲で彼の作品はおしまい。晩年の曲なのです。なので、なんというか、達観している、悟っているとでもいうか、でも情熱的なところもあり、「寂寥と宗教的境地」…そうですね、そのような言葉がぴったりかもしれません。
さて、この第5曲「ロマンス」は4分の6拍子。四分音符♩が6つ。珍しくはありませんが、6拍子は八分音符♪なことが多く、そこからも、ゆったりした曲だと分かります。”1つのメロディーと和音の伴奏”ではなく多声になっており、コラールのような印象を受けます。その中で聞こえてくるメロディーは、音と音の高さの差があまりなく静かに流れます。
物語ではこの曲をジェシカがピアノで弾いているところに電話が鳴り、ジェシカの手が止まります。その電話とは…ここに書くのはやめておきましょう…。
また、同じくジェシカが弾くピアノとして、10話でも出てきます。10話は「ジェシカの戦い」。この曲はジェシカのテーマですね。…と言いたいところですが、もう一曲、ジェシカが登場するシーンでよく流れる曲があります。それはまたそのときに。
ちなみに、このブラームス晩年のピアノ曲のうちOp.116も使われていますが、そこはジェシカとは無関係のシーンです。
5.グリーグ/抒情小曲集 第3集 春に寄す
18:32 ヴェストパーレ男爵夫人がアンネローゼに、ラインハルトの勝利を知らせるシーン。
この抒情小曲集は66曲からなるピアノ曲ですが、ここではオーケストラバージョンが流れます。やさしく品があり、素朴さもあって、きらびやかな宮廷というよりも自然の中の別荘を思い起こさせるようなところが、アンネローゼさまっぽいですね…ということで、彼女が登場したり、回想されるシーン5か所で使われます。
それ以外で使われているのは2か所、双璧がラインハルトたちを初めて見たときのことを思い出すシーン、ヤンとフレデリカの新婚旅行のシーンです。
6.ベートーヴェン/ピアノソナタ 第8番「悲愴」第2楽章
19:35 はい、今回も、士官クラブでのミッターマイヤーとロイエンタールです。中継を見ながら、あの方はさすがだと話します。
7.ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」第2楽章
20:29 ラップのお墓で鉢合わせする ヤンとジェシカ。
この「英雄」はベートーヴェンがナポレオンを讃えて作った…けれども、皇帝に即位したことに失望し、ナポレオンへの献辞入りだった表紙を破り捨てた、という話はとても有名だと思います。
こちらは、それまでの他の作曲家や自身の1、2番のような古典的な形とは違う、マーラーを先取りしている箇所もあるような革新的な交響曲なのだそうです。そうなのかー。
この第2楽章は葬送行進曲です。このように交響曲に葬送行進曲が入っているというのも、当時では新しいことだったらしい。
第2話以前では、映画「わが征くは星の大海」でヤンが歴史のビデオを見ている場面で4楽章が流れていました。
以降、本伝でも外伝でも全楽章が何度も出てきますが、例えばヤンを英雄として讃えるシーンだとかそういうことでもありません。次は11話「女優退場」で同じく2楽章が使われます。
8.マーラー/交響曲第3番 第6楽章
21:45 エンディングナレーション
映画「わが征くは星の大海」のエンディングと同じく、6楽章のコーダ、終わりの部分です。第3話に続く…
9.その他
◆帝国軍軍楽曲 ~ワルキューレは汝の勇気を愛せり~
6:10 イゼルローン要塞についての説明
◆同盟国歌 ~自由の旗・自由の民、レボリューション・オブ・ザ・ハート~
10:23 同盟軍が逆進。ラインハルトがヤンに「してやられた」ところ。
◆オープニング「Skies of Love」歌・作詞・作曲 秋吉満ちる / 編曲 風戸慎介
◆エンディング「光の橋を越えて」歌・作詞・作曲 小椋佳 / 編曲 風戸慎介
第3話「第十三艦隊誕生」
https://note.com/gelber_rosen0830/n/nafa566ed7974
ハイネセンでの追悼式を仮病で欠席したヤン。会場には親友ラップの婚約者ジェシカが現れ、トリューニヒトを弾劾。ヤンはアッテンボローと共に駆けつけ、憂国騎士団に襲われそうになっていたジェシカを救出する。1989年1月4日
1.マーラー/交響曲第6番「悲劇的」第1楽章
12:33 ジェシカが戦没者追悼式でトリューニヒトを弾劾したあと会場を追い出され、一人で歩いて帰ろうとしたときに憂国騎士団が追ってきたところ。
1楽章の頭から流れます。私は第一期の最初のサントラCDを持っていまして、この曲には『非情の憂国騎士団』というタイトルがつけられています。
低い弦楽器が短い音で足音のように、ザッ、ザッ、ザッ、ザッ、と鳴ったあと、スネアドラムや他の楽器も同じように拍を刻み、それからメロディーが入ります。そのメロディーは、何かを探り出すような忍び寄るような印象。この部分は序奏で、そのあと、主題が始まりますが、「悲劇的」といえば、そうでしょうか、とても明るい未来とは思えないような、不安感のほうが勝るメロディーです。
同じようにこの出だしが使われているのは以下のシーンです。
こう見ると、ローゼンリッターの曲という感じですね。
▻第7話「イゼルローン攻略!」1:33薔薇の騎士がイゼルローン要塞に入港
※こちらは冒頭部分だけでなくだいぶ先まで流れていて、実はちょっとコミカルな効果もでています。この話は、7話のときに…。
▻第62話「血の流水階段」10:23レンネンカンプ拉致
▻第62話「血の流水階段」12:40ローゼンリッターの襲撃
▻千億の星、千億の光 第3話「亡命者たち」2:42シェーンコップの紹介
▻千億の星、千億の光 第4話「染血の四月」6:08シェーンコップが連隊長代理に
▻千億の星、千億の光 第11話「第六次イゼルローン攻防戦」10:54ローゼンリッターが帝国に乗り込みリューネブルクを誘う
他に、出だしではなく、終わりの方が使われている場面もあります。終わり方が、ジャジャーン!ではないのです。なんというか映画で使われるみたいな…(なんじゃそりゃ)。それはまたそのときに。
1楽章自体は14か所で流れます。
2.マーラー/交響曲第6番「悲劇的」第3楽章
16:02 憂国騎士団がヤンの自宅を襲撃
今度は3楽章です。こちらはサントラでは『ジェシカの悼み』というタイトルですが、「悼み」…なのかな、1楽章と雰囲気がとても似ていて、まるで1楽章のマーチを3拍子のスケルツォにかえただけなのではないかという錯覚に陥ります。こちらも低い弦楽器が「ザッ、ザッ、ザッ」と拍を刻むのですがティンパニも加わって、いっそう不気味な感じが出ているように思います。
6番3楽章は下記7か所で流れますが、どれも今回と同じく頭からです。20話前後で集中して使われていますね。
▻第018話「リップシュタットの密約」16:15 フェルナーがラインハルトを襲撃
▻第018話「リップシュタットの密約」20:18 逃亡する貴族
▻第018話「リップシュタットの密約」21:25 逃亡する貴族
▻第020話「流血の宇宙」12:16 レンテンベルグ要塞へ
▻第020話「流血の宇宙」16:40 オフレッサーと対峙する双璧
▻第022話「勇気と忠誠」16:19 ミッターマイヤーが、貴族の馬鹿息子どもが毒づく
▻千億の星、千億の光 第3話「亡命者たち」15:40 シェーンコップとリューネブルク
ところでこの3楽章、3拍子のScherzo、私が作成したBGMリストには、はじめは2楽章として入れていました。CDで3楽章となっているのを、誤植だわ!と付箋に「8曲目は2楽章」と書いてブックレットに貼ったりして。3楽章はラインハルトとヒルダが一緒にすごした翌朝のシーンで流れる、長調のゆったりしたきれいな曲(Andante moderato)であって、この怖い曲ではない、と。
……なんですけれど、リスト内でいつのまにかScherzoが3楽章、Andante moderatoが2楽章になっている箇所もあったりして、外伝の曲を調べているときに、ようやくごちゃまぜになっていることに気がつきました。
Wikipediaでは、Scherzo(速いほう)は2楽章になっています。
YouTubeは、動画によっていろいろ。
どうも、2楽章・3楽章の順序問題というのがあるようなのです。マーラー自身が、やっぱりこっち…いや、やっぱりこっち…と場合によっては演奏会の直前に(!)変えたこともあったらしい…とも言われ、いや、でもそれは信憑性がないとかなんとか…で、結局…?
こちらのサイトにとても詳しく書かれています。
Cahier de la musique マーラー6番の楽章順
私にはやっぱり、古典的な「溌剌とした1楽章のあとにはゆったり2楽章がきて、軽い感じの元気め3楽章で、壮大なフィナーレ4楽章」という順番がなじんでいるかな…というのがあります。たぶん、普通はそうでは?
なので、「Andante moderato(ゆっくりなほう)は2楽章、Scherzo(速いほう)は3楽章」に一票。
それにしても、リストがごちゃ混ぜになっていたのには焦りました。今はちゃんと統一されているはず。
3.バッハ/管弦楽組曲 第2番 5.ポロネーズ
17:21 憂国騎士団に襲われたヤンが、トリューニヒトの自宅へ直談判(?)しに行くシーン。
トリューニヒトはガウン姿。書斎でしょうか、大きなデスク、壁には大きな肖像画が飾られ、いかにもという感じの恥ずかしい図です…。なんというか、BGMは格調高い感じを出したかったのかな、バッハ様が使われました。
私はこの「管弦楽組曲 第2番」が大好きです。7曲から構成されており、こちらは5曲目、わりと有名な曲かと。いちばん知られているのは最終7曲目の「バディネリ」です。ジャズですとか、ポップな感じにアレンジされたりもしています。聞いたら恐らく、あーこの曲かーとなる方も多いのではないかと思います。
というか、この第2番、私は小学校の音楽の授業で聴いたと思っていたのですが…違うでしょうか?
ちなみに管弦楽組曲全4曲のなかで、いちばん有名なのは、第3番の2曲目でしょう。「G線上のアリア」です。こちらは第77話で使われています。クララさんが出てくるところです。
クラシック界で、バッハは神様みたいな位置づけだと思っています。ブラームスが亡くなって天に召されたときの、そんな絵があるのですよ。いつかご紹介したいです。あ、「音楽の父」と習いましたね、そういえば。
4.マーラー/交響曲第5番 第4楽章 アダージェット
20:29 空港でジェシカを見送るヤン
あのアダージェットです。やはりヤンとジェシカ、二人のシーンですね。
5.マーラー/交響曲第2番「復活」第5楽章
21:54 エンディング
この3話のエンディングですが、第5楽章のエンディングでもあります。
弦楽器やパイプオルガンが長音で全力で、わーーーーーっと鳴り響く中を、管楽器が朗々とメロディーを演奏し、鐘も鳴り響きます。「力強い」とか「崇高」とかいう言葉が似あいます。リスト内では、ナクソスのYouTube動画のリンクを貼っていますが、画像は演奏している姿ではなく、どこかの聖堂の中なのか、壁が金色と絵画でとても豪華絢爛な写真です。まあ…派手、ですね。
こちらは
▻第014話「辺境の解放」10:39 キルヒアイスに指令
でも使われています。
5楽章じたいは19シーンで使われています。多いです。35分ぐらいあり長いので、どの箇所を使うかでもだいぶ印象が違ってきます。
7.その他
⬜同盟国歌 ~自由の旗・自由の民、レボリューション・オブ・ザ・ハート~
01:33 アスターテ戦没者追悼式典
10:46 ジェシカが会場から追い出されたあと、同盟国歌の斉唱がはじまる
※イベントで録音したんですよね。そのとき私はまだ子供で地方に住んでいて、雑誌の記事で眺めていただけでしたが…参加した方もいらっしゃるんですよねえ。
13:33 ジェシカを囲んだ憂国騎士団がハミングをしている
⬜オープニング「Skies of Love」歌・作詞・作曲 秋吉満ちる / 編曲 風戸慎介
⬜エンディング「光の橋を越えて」歌・作詞・作曲 小椋佳 / 編曲 風戸慎介
第4話「帝国の残照」
https://note.com/gelber_rosen0830/n/nc58ad5349f69
アスターテ会戦の功績により、ラインハルトは元帥に昇進。姉アンネローゼとの面会を許される。キルヒアイスは幼少期の記憶を振り返り、彼女を救うため帝国打倒を誓った日のことを思い出す。1989年1月11日
曲について
1.ドヴォルザーク/スラヴ舞曲 第1集 第7番
1:33 オープニングナレーション
初ドヴォルザークです。
チャイコフスキーはメロディーメーカーだと書きましたが、ドヴォルザークもそうだと言われています。ブラームスは「ドヴォルザークがゴミ箱に捨てたメロディーを集めれば、私は交響曲を1曲書けるだろう」と言ったとか。ブラームスもかなり素敵なメロディーを書く人だと思いますが。
一番有名なのは小学校の下校時間に流れていたあの曲でしょう…「遠き山に日は落ちて」、ドヴォルザークの交響曲第9番「新世界」第2楽章、冒頭のメロディーです。ここは下記で流れます。…のでそのときに。
▻第16話「あらたなる潮流」9:38 自由惑星同盟の政権交代
▻第25話「運命の前日」1:33 キルヒアイスの帰還
ドヴォルザークについて、私はこの「下校の曲の人」以上に興味が広がることがありませんでした。それが、ちょっといいかもしれない?と思ったのが、社会人になってから仕事で受けた作曲の講座で、「我が母の教えたまいし歌」という歌曲について教わったときでした。そしてこのときに彼がメロディーメーカーであることを知りました。
さて、今回のスラブ舞曲 第1集第7番、冒頭から流れます。オーボエの、まさに「軽快」という言葉がぴったりなソロが、かすかに聞こえる「ズッチャ、ズッチャ」という裏拍の伴奏の上で奏でられます。その後、テンポアップしトライアングルなど高い音の打楽器も入り盛り上がるのですが、そこまでは流れません。
このスラヴ舞曲は、連弾で作曲された舞曲集を管弦楽曲にアレンジしたものです…って、どこかで聞いたことあるなと思いましたら、どうも、ブラームスのハンガリー舞曲が売れたから、同様の形式のものをと依頼があり作られた曲のようです。8曲×2集。
やはりベートーヴェンやモーツァルトの音楽とは全然違いますよね。時代の違いももちろんあるのと、それから民族音楽色が強いなというのと。民族音楽色といってもブラームスのハンガリー舞曲とも違いますね。
私はこの曲をほぼ知らないのですが、10番は聞いたことがあります。きっとみなさんも。
スラヴ、そう、彼はチェコの人です。生誕がオーストリア帝国 ボヘミア王国 ネラホゼヴェス、死没がオーストリア=ハンガリー帝国 ボヘミア王国 プラハ とのこと。わからん…きっと世界史の授業で習ったんだろうなあ…ちょっと自分が無知すぎてお恥ずかしいのですが…。
アメリカにいたことがあるというのは聞いたことがあり、私は亡命したのだと思っていました。が、帰国しています。
そういうスラブの色が表れているんでしょうね。
あと、彼は鉄オタらしいです。
銀英伝の中で、スラヴ舞曲が流れるのはここだけですが、交響曲と序曲とチェロ協奏曲が合計146シーン使われていますので、またそのときに。
2.ブラームス/7つの幻想曲集 Op.116 第2曲 間奏曲
13:18 姉さんを売ったんだな !…の回想シーン。
ブラームスが悟りの境地にいった晩年のピアノ小品集、これまではOp.118でしたが、今回はOp.116です。Op.118のときは、ジェシカが弾いていました((5)第2話「アスターテ会戦」)。今回はアンネローゼが、別れの日にピアノで弾いています。
三拍子の悲しく静かで美しい曲です。タンタンターン タンタンターン というリズムが続きます。伴奏部分もすべて同じリズムで、「ターン」で伸ばすので、一瞬ですが音楽が止まる感じになり、私は、考えながらゆっくりとつとつと話をしているような印象を受けます。
この曲が使われているのはこのシーンだけです。
Op.116では第4曲が
▻「千億の星、千億の光」第10話「真実は時の娘」10:07フォークについて話すアッテンボローとキャゼルヌ
で流れます。今回とはまた感じが違う曲です。
3.レーガー/バレエ組曲 ニ長調 op.130 Ⅴ愛のワルツ
17:01 貴族たちの夜会
ラインハルトがアンネローゼを取り戻すと言って皇宮にしのびこむと、貴族たちが舞踏会をしており、そのときの音楽。
このころはまだキルヒアイスはラインハルト呼ばわりなのです。そういえば、何がきっかけでいつから主従関係みたいになったんですっけ?
曲については(7)映画「新たなる戦いの序曲」その2 でご紹介した正統派ワルツ(という感じの曲)。そのときはヤンとジェシカがお店で踊っていました。そこと、今回のこちらでしか出てきません。
4.ワーグナー/ジークフリート牧歌
7:06 ラインハルトとキルヒアイスがアンネローゼのところへいき、キルヒアイスが蘭の花を見て、姉弟と出会ったときのことを思い出すシーン。
やっぱりこの曲は回想シーンですね。蘭が趣味のキルヒアイスパパが登場。外伝でキルヒアイスが里帰りする話はありましたが…ご両親はわが子がどんどん偉くなってびっくりしたでしょうねえ…そして悲しみはいかほどか…。
キルヒアイスが教師だったら傷つく子供はいなくなるだろう、のようなことをラインハルトさまが言っていましたね。そして銀英伝NLファンの私には、アンネローゼさまと幸せになってほしかったなあと。「キルヒアイスが生きていたら」という言葉は、いったい何度出てきたことでしょう。
…と、キルヒアイスの話になってしまいましたが、そういえば曲名に「ジークフリート」と名がついていることと、このようなシーンで使われていることは、何か意味があるのでしょうか?
この曲については「新たなる戦いの序曲」第1回がワーグナー祭りでしたので、ダラダラと書きました。
今回は曲の冒頭ではなく、途中、ヴァイオリンが三連符で上昇し、その1小節で p(弱く)からf(強く)まで急激に音が大きくなる箇所から、そのあともけっこう長く流れ続けます。
このメロディー、私は胸がキュッとしめつけらます…
そしてそのあとは、音楽が盛り上がるところ、もしくは静かになるところと、セリフがリンクしているような箇所もあり……いい感じです。というか切ないです……。
5.ワーグナー/交響曲 ハ長調 第1楽章
14:02 アンネローゼとの別れ
ラインハルトが泣いております…
第1楽章はきっぱりとした和音の連続のイントロから始まりますが、そこが終わり、流れるようなメロディーが次々と畳みかけるように現れる箇所から、このシーンでは流れます。
ワーグナーの交響曲については(6)映画「新たなる戦いの序曲」その1で書きました。先程の「ジークフリート牧歌」と一緒に、私が持っている(そして恐らく、このアニメの音源と同じ)CDもご紹介しています。
これから何度も出てきますが、本伝では今回が初登場です。
6.ワーグナー/交響曲 ハ長調 第2楽章
20:21 キルヒアイスが、子ども時代に2人でアンネローゼを取り戻すと決意したことを回想していたところから、皇宮にいる現実に戻るシーン。
今度は2楽章です。初登場。
交響曲の2楽章は、通常、ゆっくりな曲なことが多く、こちらも例にもれず。短調ですし、そして悲しげです。
7.その他
⬜帝国軍軍楽曲 ~ワルキューレは汝の勇気を愛せり~
2:06 ラインハルトの帝国元帥杖授与式
4:45 キルヒアイスとオーベルシュタインが出会う
⬜オープニング「Skies of Love」歌・作詞・作曲 秋吉満ちる / 編曲 風戸慎介
⬜エンディング「光の橋を越えて」歌・作詞・作曲 小椋佳 / 編曲 風戸慎
第5話「カストロプ動乱」
銀河帝国の地方領主カストロプが反乱を起こし、無人戦闘衛星を備えるカストロプ星系に籠城。鎮圧に任命されたキルヒアイスは果敢な戦術で衛星を無力化、数日で叛乱を鎮圧。その手腕に帝国の提督たちも感嘆する。1989年1月18日
第6話「薔薇の騎士」
ヤンが第十三艦隊司令官に任命され、イゼルローン要塞攻略を命じられる。幕僚として着任したのは、副官フレデリカ・グリーンヒルや、「薔薇の騎士連隊」隊長シェーンコップも。彼に秘策を明かしたヤンに、シェーンコップは協力を約束する。1989年1月25日
第7話「イゼルローン攻略!」
損傷した帝国軍巡航艦に偽装してイゼルローン要塞に潜入したシェーンコップは帝国軍司令官を人質にとる。しかし要塞制圧目前に思わぬ抵抗が起き、全機能が停止。第十三艦隊を救うべく、中枢部を目指す。1989年2月1日
第8話「冷徹なる義眼」
難攻不落を誇ったイゼルローン要塞は、遂に同盟軍の手に落ちた。イゼルローン駐留艦隊の参謀、オーベルシュタイン大佐は、司令部で唯一の生存者として要塞陥落の責を負わされる。彼はラインハルトのもとを訪れ、自らが帝国を憎む理由を語った。
第9話「クロプシュトック事件」
クロプシュトック侯は、帝国門閥貴族の名門だったが、フリードリヒⅣ世が即位する際の権力闘争に敗れて以来、社交界から追放されていた。この日、久しぶりにブラウンシュヴァイク公のもとを訪れた彼は、近々ブラウンシュヴァイク公が開くという皇帝臨席のパーティーへ自らも出席できるよう懇願する。
第10話「ジェシカの戦い」
テルヌーゼン市にある士官学校の記念式典に招かれたヤンは、主戦派に政治利用され、反戦派にも襲撃される。危機を救ったのは、反戦派候補の選挙運動メンバーとして活動中のジェシカだった。二人は過去を思い起こす。
第11話「女優退場」
皇帝の愛を失い嫉妬に駆られたベーネミュンデ侯爵夫人は、フレーゲル男爵とともにアンネローゼ暗殺を企む。しかし、キルヒアイスらの素早い行動により失敗。皇帝から死を命じられる。
第12話「帝国領進攻」
イゼルローン要塞により戦争が終結すると思っていたヤンの思惑とは裏腹に、軍部は攻勢を続行。同盟政府でも、社会システムの疲弊を憂い国力回復を訴える者よりも、次の選挙のために帝国領侵攻を望む声のほうが大きかった。軍の作戦会議では作戦立案者のフォーク准将が現実離れした戦略を主張する。1989年3月8日
第13話「愁雨来たりなば…」
帝国領へ進攻する同盟軍に対し、ラインハルトは補給線を断つ作戦を展開。さらには同盟軍の兵站に負担をかけるべく、帝国領の辺境惑星から物資を徴発するよう命じる。ケスラーは任務で訪れたクラインゲルト子爵領で、かつての恋人フィーアと再会した。1989年3月15日
第14話「辺境の解放」
専制政治の圧政から民衆を「解放」する「解放者」として順調に占領地を広げる同盟軍だが、やがて物資不足に直面。キルヒアイスにより補給部隊が撃滅されると、同盟軍は逆に民衆からの略奪が始まり、理想は崩壊する。そして、帝国軍の反攻作戦が始動した。1989年3月22日
第15話「アムリッツァ星域会戦」
補給を断たれた同盟軍に、帝国軍が総攻撃を仕掛ける。同盟軍はウランフ、ボロディン、アル・サレムら練達の艦隊司令官が戦死し、ヤンの第十三艦隊も苦戦。同盟軍司令部は残存する艦隊をアムリッツァ星域に集結させる。戦いはついに最終局面を迎えるのだった。1989年3月29日
第16話「新たなる潮流」
同盟軍の帝国領進攻作戦は3分の2の兵を失う惨敗に終わった。しかしラインハルトはヤンにより完勝を阻まれた。原因となった黒色槍騎兵艦隊を率いるビッテンフェルトに罰を加えようとするラインハルトを、キルヒアイスが諫める。そこに皇帝フリードリヒⅣ世崩御の報が届く。1989年4月5日
第17話「嵐の前」
皇帝崩御により帝国貴族の権力争いが始まる。リヒテンラーデ公の陣営に与したラインハルトは、ヤンの元上官、エル・ファシルから民間人を見捨てて逃走し帝国軍の捕虜となったリンチ少将を使って、同盟軍の介入を防ごうとする。1989年4月12日
第18話「リップシュタットの密約」
ブラウンシュヴァイク公、リッテンハイム候ら門閥貴族は「リップシュタット連合」を結成。その頃、貴族のうちマリーンドルフ家のヒルダがラインハルトを訪問し、協力を申し出る。ブラウンシュヴァイク公ら「賊軍」を討つべくラインハルトが出撃し、リップシュタット戦役が始まった。1989年4月19日
第19話「ヤン艦隊出動」
同盟では、アムリッツァ星域会戦で心身に失調をきたしたフォーク准将が、統合作戦本部長クブルスリー大将を襲い重傷を負わせる。同じころ各地で暴動が発生、ヤンの第十三艦隊が治安回復へ出動する。混乱が広がる中、ついに首都では「救国軍事会議」によるクーデターが勃発。その議長は意外な人物であった。1989年4月26日
第20話「流血の宇宙」
帝国ではリップシュタット戦役が開始。ラインハルトは「賊軍」の艦隊を率いるのが、ミッターマイヤーの士官学校時代の師シュターデンと知り、ミッターマイヤーを差し向ける。シュターデンは、若手士官の暴走もあり敗北、レンテンベルク要塞へ退却。そこには白兵戦の猛者、オフレッサー上級大将が待ち構えていた。1989年5月3日
第21話「ドーリア星域会戦、そして…」
ハイネセンから脱出してきたというバグダッシュがイゼルローン要塞にやってくるが、救国軍事会議の刺客と判明、企ては阻止される。同じく救国軍事会議の第十一艦隊の進撃を、ヤンはドーリア星域で撃破。そのころハイネセンではジェシカたちが市民集会を開き、クーデターに抗議していた。1989年5月10日
第22話「勇気と忠誠」
リッテンハイム侯はブラウンシュヴァイク公と決別し、5万隻の艦隊を率いて辺境へ向かう。これをキルヒアイスがわずか800隻で迎撃、ワーレン、ルッツと連携し勝利を収める。敗走した侯はレンテンベルク要塞を目指すが、進路上には自軍の補給部隊が展開していた。 1989年5月17日
第23話「黄金樹は倒れた」
領地である惑星ヴェスターラントで叛乱が起き、甥を殺されたブラウンシュヴァイク公は激怒、熱核兵器による殲滅を命令。これを阻止しようとするラインハルトに、オーベルシュタインは敢えて看過すべきと進言する。その非道を公にし、リップシュタット連合から民心を離反させるためだった。1989年5月24日
第24話「誰がための勝利」
第十一艦隊の敗北やスタジアムの虐殺により、救国軍事会議は民心を失っていく。またヤンが彼らをラインハルトに使嗾された集団と公表。さらに軍事衛星「アルテミスの首飾り」を一撃で破壊し、士気を崩壊させた。幹部たちは正義を主張しつつ自決、クーデターは終息する。 1989年5月31日
第25話「運命の前日」
リッテンハイム侯を討ち帰還したキルヒアイスは、ヴェスターラント攻撃を黙認したラインハルトに失望を隠せない。ラインハルトは彼を退け、以後オーベルシュタインの助言通りに他の部下と同列に扱うと決断。分身ともいうべき友を遠ざけたその選択は、やがて大きな悲劇を招くこととなる。1989年6月7日
第26話「さらば、遠き日」
戦勝記念式典に臨むラインハルトの前に、主君の遺体を携えたアンスバッハが現れ襲撃。キルヒアイスは身を挺して彼を守り、命を落とす。親友の死に茫然となるラインハルト。一方、この機に麾下の諸提督がリヒテンラーデ公を排除すべく動く。ラインハルトは帝国の実権を掌握するが、共に夢を見た友の姿はもはやなかった。1989年6月14日