新型コロナウイルス感染拡大下の

大学教育を考える(2)

問題意識と情報の共有に向けて


健康をいかに守るか


藤田 他にいかがでしょうか。

Q 皆さんがんばりすぎなので、とにかく休まないと。倒れたら終わりですから。給料分だけがんばるというか、目の前に学生がいると責任感を感じてがんばってしまうのはよくわかるんですけど、とにかく自分を大切にしないと元も子もありませんから、工夫してがんばりすぎない方法を見つけるしかありませんよね。

L 非常勤講師の方々、あとは任期つき教員の方々とかは、構造的にがんばらざるをえない立場に置かれているので、具体的に長時間仕事をしなくていいような方法を共有する必要がありますよね。非常勤講師の授業でも、完全に任されている場合は工夫する方法もありそうです。完全に授業で教えることが決められていると、工夫の余地がなくて難しいのかもしれませんけど。

O オンライン授業では、何人かの学生と談話するのを他学生に聴いてもらう形式の授業しているんですけど、講義の前後に学生と話してわかったことがあります。目が疲れるとか、課題がたくさんあるとか、学生と教員がやり取りをして何が大変なのか情報共有するのもオススメです。教員と学生との間に信頼関係も生まれますし、教員にとっても学生にとっても過度の負担にならない授業の方法を模索できるかもしれません。

藤田 皆さん、どうもありがとうございました。