理系学生たちによる理系のための商品開発

2023/07/08  担当:小松


D-fabの利用者さんの中にレーザー加工機と3Dプリンターを使って理系グッズの商品開発をしている学生さんがいます。

このプロジェクトの目的は、理系の学問を修める人たちが本当に満足できる理系グッズを作ること。プロジェクトを推進している田川さんによると、現状、市販されている商品の中に、本当に自分たち理系好きのこだわりが具現化されたものは少ないそうです。

そもそも一言で理系といってもその学問体系は多岐にわたり、それぞれの専門分野ごとにこだわりの対象や概念、図形などがあります。それらの細分化された、本物の理系好きを満足させられるようなデザインが採用された商品は、大量生産を前提にした体制では採算を取るのが難しい。

そこで、これまで具現化されることのなかった小さなニーズからなる商品を、小ロット生産が可能なデジタルファブリケーションの力を使って実現しよう、というのが田川さんたちのアイデアです。

田川さんたちはすでにたくさんの試作品を作り、自分たちのアイデアをいくつかのビジネスコンテストに応募しています。田川さんたちの考えはD-fab管理人としても大いに賛同するところですので、引き続き応援していきたいと思います。

D-fabではモノづくりでの創業を目指す人を支援しています。個人作家、手作り品販売などの小規模事業者も対象ですので興味のある方は一度D-fabまでお越しいただければと思います。