大学サークル活動とスモールビジネス

2023/06/10  担当:小松


D-fabは同志社大学内にある創業支援型fab施設です。大学内の施設であることから市内の創業希望者様、事業者様だけでなく、同志社大学の学生さんの利用も多い施設です。

D-fabを利用する大学生の中にDERCロケットサークルというロケット開発をしている大学生たちがいます。D-fabにある3Dプリンターやレーザー加工機を使って日々開発を進めていますが、D-fabではモノづくりだけでなく、ビジネス的な観点からもアドバイスを受けることができます。

大学の学生時代というのは時間や知的好奇心、仲間、活動意欲などは豊富にある反面、資金的な面では社会人のような自由がありません。ロケットの開発には多くの資金が必要となるため、学生ロケットサークルは常に資金難という問題を抱えています。

そこで、D-fabからは「ロケット技術を応用した学習キット販売」という形で活動資金を作ってみてはどうかと提案しました。現在ではAmazonや手作り品販売サイト等のサービスを使うことによって、誰でも自分で作った作品を販売することができます。

どうやって製造するのか、顧客対応、梱包や発送はどうやってやるのか、写真や動画などの商品紹介コンテンツの作り方、また、販売だけでなく集客はどうするのか、そもそも売れる商品を作るにはどうすればよいのか。初めての物販では分からないことがたくさんあると思いますが、スモールビジネスであれば、少し具体的な知識を持っているだけで誰でも挑戦する事ができます。

もちろん上手くいくかどうかはやり方次第ですが、スモールビジネスであれば大きな資金がなくとも始められ、失敗してもそれほどリスクはありません。大学生でも十分に実現する事が可能です。

D-fabではモノづくりでの創業を目指す人を支援しています。個人作家、手作り品販売などの小規模事業者も対象ですので興味のある方は一度D-fabまでお越しいただければと思います。