後鳥羽上皇ゆかりの地めぐり
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で登場する「後鳥羽上皇」は、建久10年(1199)と承久2年(1220)の2度、ひそかに名超寺(長浜市名越町)を訪ね、鎌倉幕府討幕の祈祷を命じたという伝説が残されています。また、後鳥羽上皇の中3文字(鳥羽上)をとる長浜市鳥羽上町と常喜町、本庄町、名越町の一帯には鳥羽上庄が置かれ、後鳥羽上皇に縁のある荘園と伝えられています。美しい蓮や紅葉が楽しめる金太郎の里でもあります。
※写真は、鳥羽上城跡から望む西黒田地区と琵琶湖の夕暮れの風景です
観音坂越えと鳥羽上山越えの2つの間道を制するための城砦で、天分7年(1538)六角定頼 率いる江南軍に対し京極高延、浅井亮政の江北軍と合戦があったとされ、城主は京極方荒尾三郎左衛門尉であった。付近の遺構はよく残っており、大蔵、堀越、丸奥等名残りの小字が多い。
承久年間(1219~1222)後鳥羽上皇が御巡幸のおり観音堂の地に杉をお手植えになったという。「お杉さん」と称した木は老木になり台風によって倒れ、2代目が平成10年に植えられている。観音石像も建てられ上皇の遺徳がしのばれる。
7・熊岡神社
武の神様であると言われ、春の大祭は5月3日に御神輿の渡行があり定められた道を子どもの武者行列とともに町内を一巡し親しく町民が拝し崇める。御神輿は金銅七宝装神輿としては国宝に値すると言われている。
8・王杉様
熊岡神社境内に後鳥羽上皇お手植え言われる現在枯木の老杉がある。枯死するまで近江町長沢へ火防の符としてその枝を送られていた。そばを通るとき「お通しやす、酒一升」と口にして急いで通る風習が残っている。
9・名超寺
横山街道から東へ山東の山室に通じる山越え道、名超寺への参道でもある所に下中上の3つの大門があったが、兵火により焼失、中門の土台石がただ一つ現存している。横を流れる河川は後鳥羽上皇お手洗いの川、禊川と呼ばれている。
長浜びわこ大仏
琵琶湖を背に向けて立つ高さ28mの長浜の大仏さん。夕暮れには琵琶湖から光が差し込み、荘厳な姿が浮かび上がる写真スポットとして有名です。
琵琶湖の夕景
田村山から望む琵琶湖の夕景。展望地から雄大な琵琶湖と美しい水田を走り抜ける電車を眺めることができます。
田村駅レンタサイクル
営業時間:9:00~17:00
料金:普通自転車500円※保証料800円が別途必要
問合せ先:長浜シルバー人材センター
TEL:0749-65-4644