文責:鈴木崇人(B4)
標準的なゼミのやり方についてまとめました.
自分の中でやりたいゼミができたら「新ゼミ宣伝」で募集します.使う教科書を決めて募集してもいいし,漠然と分野だけで募集をかけてもいいと思います(電磁気学,量子力学,などなど).4人くらい集まったらチャンネルを新しく作ります.このとき,Slackでいきなり宣伝するよりも,あらかじめ「ゼミ生やしたら参加するよ」という人を何人か探しておくと良いと思います(こういう意味でも定期的に顔を合わす機会が必要(擬似部室や定例会,その他イベント等)よね).
チャンネルを作ったら,ゼミで使用する教科書や日時,場所を決めるための打ち合わせを行います.使う教科書を決めて募集した場合は,初回の範囲や担当者も決めてしまいましょう.多くの場合,この打ち合わせは数十分で終わるので,zoomで行うのが良いと思います.
発表者と範囲が決まったら,発表者は発表の準備,その他参加者は予習します.発表者は,教科書の行間が空いている箇所や,疑問に思った箇所について,他の文献を参照したり,自分で補いながら発表の原稿を作成します.原稿を作成するにあたって,次のようにすればやりやすいと思います:
①通読する
原稿を作成するより前に,ノートでもコピー用紙でもなんでもいいので,教科書の内容を追いかけましょう.そうするうちに,行間の空いている箇所や補足が必要な箇所が分かってくるし,何よりこのときのメモが,原稿を作成するときに役立ちます.
②原稿を作成する
通読し終わり,説明が必要な箇所が分かったら原稿を書き始めます.といっても,文書のように整然としている必要はなく,ホワイトボートの前で説明するのに十分なメモ書きのようなもので問題ありません.
ゼミ当日は担当者が発表をし,その他参加者は自分の気になるところを質問します.このとき,質問や疑問点はどんな些細なことでも気にせず投げかけましょう.講義と比較したときの,ゼミを行う最大のメリットは発表者と参加者の意思疎通が取りやすいということなので,ここで遠慮してはいけません.
ゼミが終わったら,次回の担当者と範囲を決めましょう.その際今回使用した資料をDriveにUploadするのを忘れないようにしましょう.
以上長々と(そんなに長くないかも?)書きましたが,正直ゼミのやり方は形式的なものであって,
見通し立った説明をする
行間をサボらず埋める
得られた式の物理的意味を吟味する
ことさえやっておけば,やり方に関してそこまで気にすることはない気がします.話し方や雑談の仕方などは,他の人の発表を見るなどして自分なりのやり方を確立していくのがいいでしょう.
ゼミの準備をするためには,まず書いてある内容をきちんと理解する必要があって,そのやり方はそれぞれだと思います.最近の僕はなしようがほぼ同等な参考書のようなものを作ることを以て理解したとみなしています.理解の仕方も人それぞれなので,先輩などに聞いてみるといいです.人によって結構違いますよ?