My Vision: 科学コミュニケーションの”良いデザイン”の創出と実践

私が取り組んでいきたい科学コミュニケーション実践は,

様々な人と出会い,様々な場所に行くことで,日々変化しています.

最近は,人々の科学に関する「見えない壁」にはどのようなものがあるのか,

それに対して自分にどんなことができるのか考えています.


ただ,私の実践全体を貫いている思想は,以下の2つです.

①自己満足ではなく,相手にとって何らかのプラスになる実践を行うこと.

②効果的な科学コミュニケーション実践を生むためのデザイン論を創出すること.


これらについて,実践ベースで探究を進め,実用的な理論の構築を目指しています.

About "Design Theory for Science Communication"

私が考える,良い科学コミュニケーション実践をデザインするプロセスは,以下の通りです.

詳細は,第9回すぎなみサイエンスフェスタの"Our Concept"をご覧ください.


いまここに示した科学コミュニケーションのデザインプロセスは,まだまだ発展途上です.

実用に足る精緻化された理論の構築を目指して,終わりなき道を今後も歩み続けます.


Last edited: 2024.5.28

Previous / current works

Publications

Journals

Fukunaga, T. M.; Onaka, Y.; Kato, T.; Ikemoto, K.; Isobe, H. (2023). Stoichiometry validation of supramolecular complexes with a hydrocarbon cage host by van ’t Hoff analyses, Nat. Commun., 119, e2120160119. (Reviewed article, open access: Link, Press release)

Fukunaga, T. M.; Kato, T.; Ikemoto, K.; Isobe, H. (2022). A minimal cage of a diamond twin with chirality, Proc. Natl. Acad. Sci. USA, 14, 8246. (Reviewed article, open access: Link, Press release)

久保田祐貴, 加藤昂英, 一柳里樹. (2021). 参加者の自発的交流と参画を促す科学技術コミュニケーション 〜UTaTanéにおける2つの実践に基づく分析〜. 科学技術コミュニケーション, 28, 61-74. (査読付き論文,オープンアクセス:Link, PDF


Awards

化学コミュニケーション賞2019 審査員特別賞(団体):東大CASTとして(Link


Presentations

加藤昂英, 加藤多笑, 森裕美子, 山浦安曇. (2024.9.13). 大学生の視点で語る! 超小規模科学館とのコラボの可能性. 第13回小さいとこサミットin東京. (口頭発表)

Takahide KATO, Hikaruko AOKI, Akira OHKUBO, Mayumi SAKURABA, Chisa MITSUHASHI. (2024.9.4). A Daily Talk Program to Elicit Honest Opinions on Future Health Checkups. ASPAC Conference 2024 (Oral presentation, reviewed)

加藤昂英. (2021.12.19). 「科学を伝える」ことを翻訳・デザインから考える―「カガクのメガネで見るセカイ」の実践例を交えながら―. 第21回全国科学教育ボランティア研究大会 in オンライン.(口頭発表,オンライン:LinkSlideRelated blog

久保田祐貴, 加藤昂英, 加藤多笑, 森雄一朗. (2021.12.19). 参加者の「声」を聴く: UTaTanéのオンライン実践と課題. 第21回全国科学教育ボランティア研究大会 in オンライン.(口頭発表(一部),オンライン:Link

○青井隼人, 加藤昂英, 韓東学, 久保田祐貴. (2021.11.16). 『みるみるオノマトペ』:言語研究を題材としたオンライン展示企画の協働開発裏話. リンディフォーラム:ウェビナーシリーズ(18).(オンライン:YouTube).

○久保田祐貴, 一柳里樹, 澤田和宏, 田中優之介, 加藤昂英. (2020.12.12). 虚偽情報を含む広告・見出し創作活動に基づく発信者視点でのメディア・リテラシー醸成の実践報告. 2020年12月教育工学会研究会(口頭発表,オンライン) / 研究報告集JSET20-4, 69–74. (オンライン:Link

加藤昂英. (2019.3.14). 白猫ラボにおける実践~ “いま、ここで必要なSC” の実現に向けて ~. 第1回SCを考える会.(口頭発表:Related blog

加藤昂英, 藤田尚輝. (2019.3.2). 進化するサイエンスコミュニケーション~教育心理学・知的好奇心からのアプローチ~. 第8回サイエンス・インカレ.(審査あり,口頭発表:Web archiveReport(p.4中央下部に発表の様子が掲載)


Writings

お台場100人論文. サイエンスアゴラ2022.

化学基礎「化学反応式とその量的関係」のライブ授業(風記事)~教育実習での授業実践から~. 理科教育Advent Calendar 2021. (12月12日分の記事を書き下ろし:LinkBlog

お台場100人論文. サイエンスアゴラ2019.  (Related blog

全教研(監修). (2019). ぜんぶ5分 中学からの最高にゆるい勉強法. 学研.(東大CASTとして協力:Link

東京大学サイエンスコミュニケーションサークルCAST. (2019). イラストでサクサク覚える 東大生の元素ノート. すばる舎. (東大CASTとして一部執筆:Link