アイデアをつくる

サイエンスアゴラ2019(2019.11.15-17),駒場祭2019(2019.11.22-24

参加者の自発的交流を通じた,科学・技術に関する新たなアイデアの創出

アイデアとは既存な要素の新しい組み合わせ以外の何ものでもない ―― J. W. ヤング


参加者が持つ多様な知識を交流し,それを組み合わせて新たなアイデアを創出することは,

より良い社会の実現において欠かせません.

ここでは,参加者が科学・技術の背景を理解するハードルを下げつつ,

参加者同士が交流しやすい場を作るために,

既存のカードゲームの要素を組み合わせたゲームを開発し,

それに取り組む中で自然と身の回りの技術の特徴や相違点を分析できるようにしました.

さらに,「アイデアのつくり方」という書籍に基づき,

そこでの分析を新しいアイデアに昇華させるまでの道筋を示すことで,

アイデアを作ることのハードルを下げました.

作られたアイデアは,新規性・課題解決性・実現可能性の観点から相互評価を行い,

より良いアイデアが浮かび上がってくるシステムになっています.

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久保田祐貴, 加藤昂英, 一柳里樹. (2021). 参加者の自発的交流と参画を促す科学技術コミュニケーション 〜UTaTanéにおける2つの実践に基づく分析〜. 科学技術コミュニケーション, 28, 61-74. (査読付き論文,オープンアクセス:Link, PDF