クライシスが２か月空いた理由

　2022年１月に発売された『レインボーシックスエクストラクション（以下、エクストラクション）』は『レインボーシックスシージ（以下、シージ）』でY3（３年目）で開催された、PvEイベントをベースに作られた『シージ』と世界線分岐を起こしたストーリーの作品だ。『エクストラクション』の中でも一大イベントであるクライシスというイベントがある。第一弾がSPILLOVER、第二弾がNIGHTMARE FOGというイベント名があり、特殊なルールが適用され、通常とは異なるゲームプレイが体験できるモードがある。

　しかし、第一弾であるSPILLOVERが３月１０日に終了した降、５月１３日にNIGHTMARE FOGが開催されるまで３か月も空白の期間があった。この期間はアップデートはあったものの、週替わりのアサインメント（ベテラン、ウォール・トゥ・ウォール、アントヒルを蹴散らせ）しか開催されておらず、『エクストラクション』から離れてしまったプレイヤーも数多く居るのは把握している。

　この記事では、なぜ２か月も空いてしまったのか。その理由が判明したので、解説していく。

　まずは基本情報をお伝えしたい。前述したとおり、クライシスは『エクストラクション』における一大イベントである。特定の期間で20日（金曜０時～木曜２３時５９分）開催され、新たなゲームプレイを体験できる。また、クライシスごとに新たな装備”クライシステック”が追加される。現在まで開催された２つを、大雑把に解説する。

　以上が基本情報だ。次に、本題のなぜ２か月も空いたかについて。

　先に結論を話しておこうと思う。結論はスケジュールの都合とSPILLOVERを早く開催しすぎたからだ。リリース前に公開された、『エクストラクション』のロードマップを見てほしい。

　ひとまず箇条書きで項目を解説する。

• LAUNCH：ローンチ。リリース日のこと

• ASSIGNMENTS：アサインメント。冒頭のほうで記載したベテラン、ウォール・トゥ・ウォール、アントヒルを蹴散らせのこと

• CRISIS EVENTS：クライシス。本題に関係する。

• MEALSTROM PROTOCOL：メイルストロムプロトコル。高難易度コンテンツ。

　メイルストロムはシーズンが決まっており、ローンチ時より始まったシーズン１は１１２日の期間があった。その間にクライシスが開催される。これは”SPILLOVER”のことだ。結論にも記載した通り、この”SPILLOVER”を早く開催しすぎてしまったがゆえに、２か月も空いてしまったのだ。

　ロードマップ上ではクライシスはメイルストロムの中間にあり、この通りに行くなら、シーズンの中間である３月４日か１１日に開催されるのが基本だと思う。しかし、”SPILLOVER”は約一か月も早い、２月１８日に開催されている。次のクライシスは、メイルストロムが次のシーズンに変わった時に開催されるので、”SPILLOVER”終了後は、ロードマップ通りアサインメントを開催するしかなかったのだ。

　要約すると、”SPILLOVER”を早めに開催してしまったばかりに、メイルストロムのシーズンが変わるまでクライシスを開催できず、当初のスケジュール通りアサインメントを開催するしかなかったとなる。

　クライシスが２か月空いた理由について理解してもらえただろうか。私もロードマップを再確認するまでは、このことに気づけず、ずっと疑問に思っていた。同じような疑問を持った方への解答となったら大変うれしく思う。

　ちなみに、ロードマップを逆算した結果、”SPILLOVER”、”NIGHTMARE FOG”に続く、クライシス３は８月上旬の開催という予測が出た。前回はプロティアンが追加されたので、今回は”ZOFIA”に続くオペレーターの追加が行われる。あいにく、私は偶然見てしまったリークで誰なのかは知っている。ヒントを出すなら、『シージ』では強い方に分類され、特に日本からの人気があるオペレーターだ。行える役割も、誰とも被らない。近日中に公開予定だろうから、期待して待ってほしい。

　あとUBISOFT日本公式Twitterさん、『シージ』以外の広告力が恐ろしいほど無いことについてプレゼンしたいんですけど、どこかでお時間作れたりしますか？このままじゃ『エクストラクション』は『Tom Clancy's Elite Squad（エリートスクワッド）』の二の舞になるかもしれませんよ？

ーただのUBISOFTファンの戯言