あそびの未来ファクトリーは,「あそび」とは何かを考え,未来の「あそび」を作るハッカソンです.

私たちはだれしも幼い頃,「あそび」を通じて多くのことを学び,心や身体を育みました.

身体を使う,ルールを作る,相互に関係性を結ぶ,ストーリーを空想する,などといった様々な遊びの要素を組み合わせたり,参加者同士でディスカッションを深めながら,人類にとって「あそび」とは何か?という深い問いに挑み,未来の「あそび」を想像してみてください.

開催報告

最優秀賞

Dance Box

理一2年男子×2・文二2年女子・工学部3年男子

カラオケで「ひとりカラオケ」が広まったように,ダンスもこれからは「ひとりダンス」の時代が来るぞと予言した作品です。周囲を取り囲む壁面には楽曲の歌詞やイメージが投影されています。この中でダンスを踊ると,それに応じて映像の視覚効果や歓声などの聴覚効果が目まぐるしく変化します。小さなモニタに表示しても踊っていたら見えません。映像に囲まれるからこそ,ひとりだけのライブ空間に没入して楽しむことができる「あそび」として期待できます。

優秀賞

into White

理一2年女子・工学部3年男子・修士課程男子

道路の白線だけを踏みながら歩いたり,横断歩道の白い部分だけをジャンプしながら渡ったりしたことはありませんか?このあそびをアレンジして,プロジェクタで床面に踏んでよい場所(白い円)を映像投影してみようという作品です。白い円は時間が経つと次第に消えていくので,次々に別の白い円に乗り移らなければなりません。たまに出現する赤い円の上に乗ってはいけません。とてもシンプルでありながら意外と血行の良くなる「あそび」として楽しめました。

優秀賞

耳をすませば

理一1年男子・工学部3年男子・東京外国語大4年女子・修士課程男子

モノを叩くと様々な音がします。叩く位置や強さに依って,音階や音色も変わってきます。この小さな音の素材を組み合わせて,目標とする楽曲を奏でてみようという作品です。ひとつの楽曲ができるまで,素材を集めて回ることを楽しみましょう。コンピュータで音階を補正してしまっては意味がありません。自らの感覚を研ぎ澄まして,街中や旅行先で音の素材を探してみてください。世界の捉え方・見え方・聞こえ方が刷新される可能性を秘めた「あそび」であると評価しました。

開催概要

日時:2020年2月から3月にかけて実施します.全日程14:00開始,17:00終了.

上記の期間,作業スペースとして情報学環オープンスタジオを解放します.また,月水金で技術・デザインサポートdayを実施します.

※2月24日〜26日は大学の入試のため閉室

場所:東京大学情報学環オープンスタジオ(文京区本郷7-3-1)[地図]

参加費:無料

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