外出時の地理 (外出先の場所・段差・交差点・歩道など) を把握しておく。
ご家族や施設の方、介護担当者と、サービス利用者の方の情報・注意点 (健康状態・病状、アレルギーや病気に関連して控えるべき食べ物など) を共有する。
「○○大学の○○です。アシスタのサービスとして、○○さまの外出付き添いのサポートの為に参りました。本日はよろしくお願いします!
外出の付き添いをする上での留意点などがございましたら教えて下さい。」
持ち物を確認する。
外出・買い物に必要なもの (お金など)
健康状態維持の為に必要なもの (薬など)
リスク管理として必要と考えられるもの:利用者の方によって異なる
(例: 下半身衣類: オムツ・着替え一式・袋・ビニール手袋など)
徒歩、又は指定された交通手段を用いて、安全に外出する。
公共交通機関を利用する際に乗降者が困難な場合は、運転手へサービス利用者の身体状況を説明し、運転手の助けを借りながら指示に従って、サービス利用者が安全に乗り降りできるようにする。
タクシー:
利用者の方が自らタクシー運転手に連絡をしてくださる。
又は、学生がタクシー会社へ連絡をとる。
バス・電車:
他の乗客にぶつからないように気を付けながら、場合に応じて運転手・車掌などにも力を借り、安全に乗降する。
優先席などを利用して、安心して座っていられる場所を見つける。
【車に乗り降りする際の介助 & 車での移動】
歩行ver.
利用者の方を後部座席へ案内・誘導する。
この際、玄関から近い乗りやすい側から乗ってもらう。
利用者の方の手をとって支えながら、ゆっくりと後部座席に座ってもらう。
この際、声掛けをしながら必要に応じて、荷物や杖を代わりに持つ。
利用者の方が安全に座れたことを確認後、シートベルトを締める手伝いをする。
学生も後部座席の隣の席に座り、目的地を改めて利用者の方と確認し、運転手に伝える。
目的地へ向かう時間は、利用者の方がリラックスできる状態を維持する。たのしく雑談をして向かえるとよいが、必ずしもずっとコミュニケーションを続けなければいけないわけではなく、利用者の方にとって心地よい時間とできるようにする。
目的地に到着後、利用者の方と料金の支払いをする。(学生の分も利用者の方が負担してくださる。) 学生は、利用者の方が金額を確認するお手伝いをする。
利用者の方のシートベルトをはずす手伝いをした後、乗車時とは反対に学生が素早く車を降り、反対側のドアから利用者の方の手をとって、(または荷物・杖を預かって、) ゆっくりと降車するお手伝いをする。この際、降車する場所の車通りなどの安全を確かめてから降りるようにする。
車椅子ver.
車椅子から車へ
車椅子を後部座席の横に斜めにつける。(車椅子と車のあいだに介助する学生がはいれるイメージ)
車椅子に深く腰をおろしていた状態から、少し身体を前に出して浅く座ってもらう。
車椅子のブレーキをかけ、フットプレートを上げる。学生は利用者の方に身体を密着させ、利用者の方の両腕が背中にまわるようにする。
利用者の方の両脇の下に手を入れて抱き起こし、利用者の方がしっかりと立っていることを確認しながら、座席の方向へ利用者の方のお尻が向くように方向転換をする。この時、ドアの角に頭がぶつからないように十分注意する。
利用者の方の身体をゆっくりとおろして座席に座ってもらい、背中を片手で支えながら片方ずつ足を車にのせていき、利用者の方の顔が正面を向くようにする。
座席にしっかりと座ってもらっている状態で、シートベルトをしめるお手伝いをする。
車から車椅子へ
シートベルトを外したのち、フットプレートを上げた状態の車椅子へ自動車を斜めにつけ、自動車と車のあいだに介助者(学生)が入れるスペースを空ける。
利用者の方の両足の太ももの下に腕を入れ、片方の手で背中を支えながら両足を自分の方へ引き寄せる。
利用者の方に座席へ浅く座ってもらい、両足が地面に着いたことを確認する。
学生は利用者の方の両脇の下に手を入れ、背中に利用者の方の手がまわるようにする。身体が密着したら、車のドアの角に頭をぶつけないよう注意しながら、前かがみの姿勢のまま少しずつ車椅子の方へ移動する。
身体が完全に車の外に出たことを確認後、利用者の方の腰を上げ、地面に足が付いた状態で支えながら立ってもらう。
車椅子側の足を軸にして、車椅子の方向へ利用者の方のお尻が向くように方向転換する。
ゆっくりと腰をおろして座ってもらう。
福祉車両とは?
車椅子の方が乗り降りしやすいように改良された自動車のこと。
車椅子のまま乗り降りすることが可能。
参考:ダスキンヘルスレント
交通費
タクシー代は利用者の方が出してくださる。
切符代・バス代は、学生の分も含めて利用者の方が出してくださる。万が一学生が自分の交通費分の支払いをした際には、サービス後アシスタ本部より交通費を支給する。
障がい者手帳を持っていると、学生の交通費が半額になる制度が適応されていることもある。
利用者の方からの確認・了承を得た上で、荷物を代わりにお持ちする。
「お荷物代わりにお持ちしますか?」
杖も同様、動作の都度声かけをし、代わりに杖をお持ちするかどうかの確認をとる。
(例:歩行の際は普段から杖を使用し、階段では手すりを使うため杖を使わないなど、利用者の方にとって心地よい歩行と杖の利用方法が異なる。)
杖歩行の方の足の出し方は人によって違うので、利用者の方それぞれが歩きやすい方法で歩行できるようにサポートする。
(例:階段やスロープの歩行では、基本的に杖を持っていない手の側に介助者がついてサポートをするが、どの位置に介助者が居てほしいかも利用者の方によって異なる。)
歩行中、段差や階段に差し掛かった時は、その3歩手前から声掛けをする。
「3歩先に段差 (階段) があるので気を付けましょう。」
必要に応じて、利用者の方の身体を支える。
→骨盤(お尻)~ 上半身の辺りを後から支えるとよい。
車椅子を利用している場合も、必ず声掛けする。
「段差があるので車椅子を少し持ち上げますね。」
利用者の方から目を離さず、側を離れないようにする。
歩くスピードを利用者の方に合わせる。焦らずゆっくりと進む。
基本は10分間に1回、足を止めて休憩するようにする。
個々の利用者の方の状況に合わせて、休憩が必要そうだったらその都度入れるようにする。水分補給やお手洗いについても、利用者の方へこまめに伺う。
✏memo
高齢者の方には水分を頻繁にとらない・とりたくない方も多いが、特に夏場、脱水症状を避けるために飲んでもらえると良い。
「一緒に飲みませんか」と学生から誘うと自然である。
指定された交通手段を利用して安全に帰宅する。
帰宅後、購入したものやレシートを、サービス利用者の方と一緒に確認する。
購入品やレシートをしまう際も、サービス利用者の方の了承を得て、収納する場所も確認しながらしまう。購入した食品で、冷蔵・冷凍が必要なものは、それぞれ冷蔵庫・冷凍庫に入れるようにする。
天候編:
雨・雪の日
降水確率が高い日は、傘を持ち歩くようにする。
自分自身の傘を各自持っていくことに加え、利用者の方も雨具を持っていけるように声掛けをする。
視界が狭まるため、周りをよく見て危険を避けられるように注意する。
気温の高い日
薄着で外出するように声かけをし、水分補給をこまめに行う。
気温の低い日
厚着で外出できるように声かけをし、防寒対策に努める。
交通編:
交差点では、必ず左右の安全確認をするようにする。
信号が青から赤に切り替わる直前には無理して渡らない。
歩道では、自転車や他の歩行者との接触に十分注意する。
サービス利用者の方が歩道側、学生が車道側を歩くようにする。
信号待ちの時間に立って待つことが大変な利用者の方もいらっしゃるので、その場合は支えを見つける。又は、学生自身が手を差し伸べて支えになる。