交通渋滞と通学路


















 

GLPの進出で通学路の安全はどのように守れば良いのでしょう

昭島市の通学路の安全確保はどのようにするべきなのでしょう。
このままGLPが昭島市に進出した時に、果たしてどのようになるのでしょう。
子供たちの安全は守れるのでしょうか。

先ずは現状がどのようになっていてどのような問題があるのかを考える必要があります。

昭島市の朝8時の交通状況

左のアニメーションは、昭島市の朝8時、子供たちが通学のピークを迎える時間帯の1週間の交通状態を表しています。
3秒ほどで曜日が切り替わります。GoogleMapから作成)

昭島市は東京のベッドタウン、土曜日や日曜日の朝はまだ交通渋滞もなく静かな朝を迎えることができますが、月曜日~金曜日の朝は、通勤のラッシュもあり多くの道路は既にオレンジ~赤色です。

この時間帯にGLPのトラックが市外から入り込んでくることになりますが、子供たちの安全確保は大丈夫でしょうか。

昭島市は交通シミュレーションを行うべきです。

そしてGLP計画の見直し・撤退を行わせるべきです。

昭島市の通学路

左図は懇談会の説明資料に書かれていた通学路です。
玉川上水南側の地区計画だからと思いますが、示された図の問題はほぼ昭島駅北側のことしか示されていません。

今回のGLPの問題では昭島全域は当然ながら隣接する立川市西砂小学校近辺を含め考える必要があます。

また現在昭島市北側では地上13階建て・総戸数481戸の建設がなされていますので、これも考慮した通学路の検討が必要なはずです。

子供たちの命を守るための協議を立川市と一緒に考える必要があります。

昭島市の交通安全計画 

GLPの問題が無ければ見なかったかもしれません。
昭島市の交通事故の状況やそれに対する対策などが書かれていますので、是非ご覧になって見て下さい。

昭島市交通安全計画 ―令和3年度~令和7年度―  https://www.city.akishima.lg.jp/s020/010/020/010/keikaku.pdf

通学路安全連絡員

昭島市のホームページでは「通学路安全連絡員」のことについて次のように書かれています。

「子どもの登下校時の安全を守るため、自身の都合に合わせて通学路やその周辺のパトロールを行っていただきます。
協力をしていただける方は、昭島市通学路安全連絡員登録申請書を提出してください。登録が決定されますと、昭島市通学路安全連絡員章(腕章)をお渡しいたします。なお、通学路安全連絡員は無報酬です。」 
https://www.city.akishima.lg.jp/s113/020/010/060/020/20180521185922.html

現状は市民のボランティアで運営されていて、朝の貴重な時間を無報酬で提供頂くことで成り立っています。
果たしてこのままの運営で良いのでしょうか。
なり手の方がおられないとお聞きする中で、朝早くから各交叉点にお立ち頂く皆様には感謝の念しかありません。

生活道路の安全対策が喫緊の課題です

生活道路のにおける交通事故の問題

今回のGLP計画は、片道1車線の昭島市の市道をトラックが走ります。その結果

昭島市内は朝から大渋滞が予測されます。
⇒ 当然交通渋滞を避けて車が生活道路に入り込み交通事故を起こすことが予想されます。
⇒ 子供たちの安全確保が問題です

日本の多くの交通事故は、自宅から500mの範囲で起きていて、歩行中・自転車乗用中の死亡事故が先進国で一番多いという事実です。
それは、下記の「生活道路をとりまく環境」としてレポートされています。

ここに日本の生活道路での交通事故を分析した資料があります。

生活道路における物理的デバイス等検討委員会「生活道路をとりまく環境」 https://www.mlit.go.jp/road/ir/ir-council/life_road/pdf01/4.pdf
この中のポイントを見ると。

生活道路の幅員・信号・横断歩道・自転車道の見直しが必要です

私の住むマンションの側道は、渋滞する時間帯になると多くの車が通り抜けていきます。
少しでも早く通り抜けたいという気持ちからか、スピードを出して通り過ぎて行きます。
この気持ちから注意が散漫になり、交通事故を起こしてしますのでしょう。

抜け道として使われる道路調査し、現状把握を行い、対策を事前に検討する必要があります。

国土交通省:ゾーン30・ゾーン30プラス の紹介


昭島市は大渋滞が発生する前にそれを予測し

GLPに対し対策を行わせる責任があるのではないでしょうか。

掛かっているのは子供たちの命です‼