Ida, T., Ishihara, T., Ito, K., Kido, D., Kitagawa, T., Sakaguchi, S., & Sasaki, S. (2026). Choosing Who Chooses: Selection‐Driven Targeting in Energy Rebate Programs. Econometrica, 94(1), 225-247.
https://doi.org/10.3982/ECTA21180
キーワード
行動経済学、エネルギー政策、自己選択、ターゲティング、社会厚生、省エネ、リベート、実験経済学、政策設計、厚生分析
要約・ハイライト
・本研究は、エネルギー・リベート政策において、「誰に介入するか」だけでなく、「誰に選ばせるか」という制度設計が厚生に与える影響を明らかにすることを目的とした。
・家庭向けリベート・プログラムの実験データを用い、自己選択と処置効果の異質性を踏まえた厚生分析を行った。
・分析の結果、自己選択を活用したターゲティングは社会厚生を大きく高めうることが示され、政策設計における選択制度の重要性が明らかとなった。
Takebayashi, M., Koyama, T., Takebayashi, K., et al. (2026). Evaluation of self-weighing promotion interventions integrating health education with transparent priming and commitment nudges: A one-year randomized controlled trial. Social Sciences & Humanities Open, 13, 102520.
https://doi.org/10.1016/j.ssaho.2026.102520
キーワード
肥満予防、公衆衛生、セルフモニタリング、透明化、ナッジ
要約・ハイライト
・PrimingナッジとCommitmentナッジを透明化した上で、健康教育を組み合わせて定期体重測定を推奨した場合、1年後の状況を検討した。
・地域住民向け定期体重測定促進の研修会参加者を2群に分け、開始時にプライミング型ナッジ介入を実施(否定的プライミング群は肥満コストのクイズを、肯定的プライミング群は成功体験の共有)し、最後に体重測定の具体的な場所と時間の宣言を促された。
・1年後、両群ともに週の測定回数が1.1~1.2回増加(Cohen's d = 0.44-0.52)で、透明化してもメタ解析で算出された効果量と同等以上のインパクトが示唆された。
Takebayashi, M., Koyama, T., Kaneda, Y., et al. (2026). Impact of a transparent easy nudge-based notification on the follow-up examination behaviors in Japanese workers: A controlled experiment. JMA Journal.
https://doi.org/10.31662/jmaj.2025-0570
キーワード
産業保健、二次検査、受診促進、ナッジ、透明化
要約・ハイライト
・二次検診受診促進ハガキでEasyナッジを透明化しても受け入れられるのかを検証した。
・対照群には従来型の通知(「有所見項目に合わせて各自が医療機関を予約して報告してください」)を、ナッジ群には「Easyナッジを使います」と手の内を明かした上で受診すべき診療科を明記した通知を送った。
・ナッジ群が予約状況報告率は2倍以上、受診率は5倍以上高く、透明化しても受け入れられたと示唆された。