こんにちは
早稲田大学国際教養学部4年生のW.Wです。
今回は私が通っている早稲田大学国際教養学部・SILSについてご紹介いたします!
🐻 SILSとは?
早稲田大学国際教養学部の英語名はSchool of International Liberal Studiesであり、多くの生徒からはSILSという愛称で馴染まれています。
早稲田の他の学部とは異なり、授業はほぼ全ての授業が英語で行われています。「英語を学ぶ」のではなく、英語”で”学ぶ環境であり、アメリカの大学などで採用されているリベラルアーツプログラムの中で学習することが出来ます。リベラルアーツとは幅広い学問を学ぶことができる教育システムのことです。一般的な学部のように一つの専攻科目を集中的に学ぶのではなく、幅広い分野を学べるのが特徴です。
SILSでは、理系科目から歴史や経済等の文系科目まで、7つのクラスターから幅広く学習することが出来ます。1年次は幅広いクラスターの入門科目を学び、学年が上がるに連れて自身の興味のある分野の応用的な上級科目を学ぶことができます。文系科目の方が多く開講されていますが、情報科学や生物学等の理系の専門範囲を4年間で深めることも可能です。
🐻留学について
SILSの特徴と言えば何と言っても「母国語が日本語の生徒は1年間の留学が必須であること」だと思います。
実際、私の周りもたくさんの友達が留学しています。大学3年次以降は、初対面の人との会話の中で「留学どこ行ってたの?」という台詞があたりまえのように出てきます。
留学先は800以上の早稲田大学の協定校から選ぶことができ、様々な国・大学で学ぶことができます。私の周りを見ても、アメリカ、カナダ、イタリア、オーストラリア等、様々な留学先に留学していた人に会ってきました。
1年間留学が必須という事で、①留学についていくのは大変ではないか ②留学に行く都合から部活・サークル等に入りづらいのではないかと心配する方もいるかもしれません。そこで、上記2つの懸念に対して回答していこうと思います。
①留学についていくのは大変ではないかについて
留学についていくことは簡単ではないです。しかし、自分の英語力に応じた留学先が選ばれるため、全くついていけないということはないです。早稲田大学の留学の選考には、留学先によって最低限求められるTOEFLやIELTSのスコアがあります。例えば、ある留学先によっては出願にTOEFLのスコア100点が求められますが、他の留学先では70点で出願できます。求められるTOEFLの点数が低い場合、語学支援のプログラムがついている場合もあり、その人の英語力に応じた留学が可能です。もちろん、求められるTOEFLの点数が低い場合も留学開始後に頑張らなければなりませんし、TOEFLの点数が高いほど留学先の選択肢が広がるので高いに越したことはありません。
②留学に行く都合から部活・サークル等に入りづらいのではないかについて
これは入りづらいということは全くありません。確かに、1年間留学に行くのでその期間は部活動・サークル活動を離れる必要があります。しかし、留学後にまた活動に復帰している友達を何人も見てきました。留学に行きつつサークル活動や部活動に打ち込むことは十分に可能です。
🐻SILS生の1日
1年春 2年秋
1年生の春には理系科目のBasic of life scienceや歴史の授業、必修語学や必修英語のクラスを中心に取り、2年の秋にはイタリアやアイルランドの地域学、脳科学や環境学など幅広い分野の授業を取りました。また、バドミントン基礎やデータ科学入門等の全学部開講科目(全ての学部の学生が取れる科目)も履修しています。
SILSは勉強が大変だとよく言われますが、実際のところは授業によって調整が可能です。授業によって課題や予習の量に差があるため、私は「大変だけど取りたい授業」と「勉強時間が比較的少ないと言われている授業」を半々くらいで取っていました。調整が可能とは言いましたが、他学部より良い成績を取ることが難しいのは事実です。A+やAが与えられる学生の割合は、他学部に比べて少ないと授業で聞いたことがあります。
大変なこともありますが、楽しく学びたいことを学べる環境だと思います。
🐻 SILSのキャンパスライフ・進路について
SILSは早稲田駅の早稲田キャンパスにあります。
早稲田キャンパスの周辺はThe・学生の街という雰囲気で、安くて美味しいごはん屋さんも数多くあります。
自分は大学受験の際に様々な大学に通いましたが、早稲田の雰囲気が1番大学らしくて好きでした。
SILSの授業は11号館という商学部・国際教養学部の事務所がある建物で主に授業が行われます。
11号館には2階にラウンジ(下記写真)があり、多くのSILS生がここで課題やテスト勉強に取り組んでいます。
ここに行けば高確率で自分の知っている人に会えます。
また、早稲田大学自体の学校行事の規模が大きく、SILSの友達と体育会の早慶戦等の行事を見に行くこともしばしばあります。(下記写真)
🐻私の受験勉強
私は一般受験でSILSに合格しました。そのため、英語と国語と世界史を主に勉強していました。
1.英語の勉強について
私は英単語・文法は自身で学習してトフルでは読解対策を主に授業で受けていました。
私が受けていた授業を少し紹介します。どの授業もとってもおすすめです!!!
太田先生
・難関大論述ゼミ
和訳、英作文などの論述をメインに様々な英文を取り扱います。
太田先生の英語に対する考え方は目を見張るものがあり、受験問題に論述がない場合でも英語を伸ばしたい生徒全員におすすめです。
小原先生
・英語読解
英文の読み方について、丁寧に指導していただきます。
授業が進むにつれて扱う問題の難易度が上がり、最終的には
早慶レベルの英文にも対応可能な状態に到達できました。
2.国語・世界史の勉強について
・国語について
国語については高校の国語の授業が非常にわかりやすかったので、そちらをメインに進めていました。フォローアップなどで、国語を受験科目として使ったチューターさんに大学ごとの傾向等を確認していました。
・世界史について
世界史については森川先生の授業を中心に学習を進めていました。森川先生のプリントは早慶レベルの細かい知識まで記載があり、本番においてもプリントで学習した知識に助けられました。また、論述にも対応しており、頻繁に論述で問われる箇所を併せて学習できます。
※フォローアップについて
トフルゼミナール横浜校では週に1時間、現役大学生のチューターとのセッション、通称フォローアップ制度があります。
私はフォローアップでは授業だけでカバーできない学習を行いました。例えば、国語だと大学ごとの問題傾向の確認、英語だと英作文の添削等です。受験期はたくさんチューターさんに助けていただきました。チューターさんは学習の相談等にも乗ってくれるので、校内生の方はどんどん活用しましょう!