SYMPOSIUM 2015
連続講演会「ネット社会の影」
第1回 「ネット利用とプライバシー」(2015年10月20日)
信州大学人文学部准教授 佐藤広英氏
情報プライバシーへの関心が高まるようになった一方で、私たちは自身の個人情報を知らず知らずのうちに不特定多数の人々に対して晒している。佐藤氏は、プライバシー意識を自伝的情報、属性情報、識別情報、暗証情報の4つの情報次元ごとに測定して、年代差やプライバシーを守る行動との関係を明らかにしている。
インターネットの利便性を享受しようとすれば、情報開示によるリスクが必ず伴う。日頃気軽にインターネットにアクセスしている学生たちにとって、本講演会は自身のインターネットとの向き合い方を改めて見直す有意義な機会となった。
第2回 「ネット社会の影」(2015年11月16日)
毎日新聞 論説委員 花谷寿人氏
ネットのカリスマたちは「匿名性はオープンな議論を可能にするものだ」と主張する。しかし、彼らにとっての「匿名性」は、もっぱら自らを守るための武器でしかない。ネット住人を取材した記者の個人情報が暴露され、ネットで攻撃を受けていくエピソードからは、「匿名性」の盾に守られながら他者の匿名性を剥いでいくという矛盾が明らかにされる。
「ネット住民も会ってみれば普通の人。言い換えれば、誰もがネットでは同じように振る舞う可能性がある」。記事が連載されて10年近く経過し、より深刻になったネット社会の影が語られた。
→詳しくは「News letter vol.6」をご覧ください。