第18回 ドローンの魅力

 数年前から、ドローンを本格的に使い始めています。60の手習いです。昨今の技術のめざましい進歩には驚かされるばかりで、数万円程度の機体でも4K映像の撮影ができますし、数㎞先まで飛ばすこともできます。私の元々の専門分野が景観工学・景観計画ですので、観光資源情報の効果的な発信手段の実践ということで、以前はストリートビューを作っていました。それを、さらに魅力的なものにしようということで、空撮動画などをミックスしたストリートビューづくりをやり始めたものです。 

上空から撮影した観光地の土地利用や観光客の行動などの記録映像は、貴重な分析データになります。そうなると、将来は、新たな観光地調査の手法の一つとして授業に組み入れるべきものになるのかもしれません。また、ICT・プログラミングから撮影テクニック・映像美の追求を総合的に行うものであることから、STEAM教育を楽しみながら実施できる、うってつけの題材になる可能性もあります。

 

大学では色々な教育が行われていますが、勉強や仕事の題材は、大学の講義や会社の中での業務だけにとどまるものではないはずです。さまざまな物事や価値観が目まぐるしく変化するこれからの時代、この傾向はさらに強くなることでしょう。目線と考え方の持ち方次第で、ドローンですらも学習や仕事の革新的な題材として活用できたりするのは、なんとも言えず面白いところです。

 

★バーチャル白山キャンパス・プロジェクト

 https://shoji-labo.sakura.ne.jp/r3virtual_campus/toppag


白山キャンパスの一日

 ※ドローンの空撮映像を活用した70秒のイメージ動画です。

202307号+動画.mp4

\この記事を書いた人/

副学長 東海林克彦

公開日:2023年71