第12回 一生の計は○○にあり

あけましておめでとうございます。皆さんは、どのような年末年始を過ごされたでしょうか?

「一年の計は元旦にあり」

この言葉に触れたり、思い起こしたりした方、また、実際に目標や計画を立てた方も多かったと思います。この言葉のルーツについては諸説あるようですが、意味については、「一年の目標や計画を立てるのは、元旦がいい」ということで、概ね異論はないようです。「一年」を1月1日から数えるのであれば、それはそうですよね。

ところで、「一年の計」ではなく「一生の計」は、いつ立てればよいのでしょうか? 出生時というのは無理がありますので、気になって調べてみました。

「一生の計は少壮(しょうそう)の時にあり」という言葉があるようです。「少壮」は、若くて意気盛んな時期(一般には20歳から30歳ぐらいまで)を指しますので、学生の皆さんの多くは、まさしくその時期にあると言えるでしょう。

一年の計は、うまくいかなくても来年また立てればよいかもしれません。しかし、一生の計となると、来世に立てればよいという訳にはいきません。「少壮の時」に、ちょっと考えてみませんか?


\この記事を書いた人/

副学長 早川和宏

公開日:2023年1月1日