【国際交流】2016年度ペース大学海外研修レポート(理工学部)

東洋大学理工学部では、2012年度より、アメリカ・ニューヨークのペース大学への海外研修を実施しています。ペース大学は、ニューヨーク州最大規模の大学であり、化学、生化学、生物学、環境科学などの理系分野を含む多岐に渡った専門分野を持つ総合大学です。この研修は、ホームステイを通じて現地の文化、生活習慣を学ぶとともに、大学内における英語授業、ニューヨーク市内の現地実習を盛り込んだ理工学部独自の研修プログラムです。

吉田宏予教授(生体医工学科)、マイケルシュルマン准教授(生体医工学科)が全行程にわたり同行し、ホームステイ先と大学間の送迎など、安心で安全な学習環境を提供しております。

現地レポート

1. 出発 (2月25日)

今年度は、11名の学生が参加し、2017年2月25日から2週間の予定で海外研修がスタートしました。JFK空港からペース大学まではバスで送迎され、大学スタッフ、学生アシスタントともすぐにうちとけて、和やかな雰囲気の中で初日を終えることができました。

2. School Tour(2月27日)

大学スタッフ、学生アシスタントによるキャンパスツアーに参加しました。また、ペース大学入学試験担当者による大学紹介を受講しました。

3. Environmental Center & Human Book Library(2月28日~3月1日)

ペース大学環境センターの教授による説明を受けながら、ワシやワイルドターキーなど、日本ではなかなか見ることの出来ない鳥類を中心に見学しました。  その後、ヒューマンブックライブラリーと称するイベントに参加。グループに分かれ、ペース大学職員や卒業生の体験談を聞き、質問するなど、英語でのディスカッションを行いました。

4. Conversation Partners (3月2日)

ペース大学スタッフの呼び掛けに、約15名のペース大学生が集まり、会話を楽しみました。日本文化に興味を持つ学生からは多くの質問を受けました。

5. IBM Thomas J. Watson Research Center, Industry Solution Lab in Hawthorne (3月3日)

午前はIBMワトソン研究所を訪問。IBMの歴史などを学び、施設見学を行ないました。 午後はカトナ美術館を見学し、異彩を放つ作品に、多くの刺激を受けました。 

6. Library Tour and Treasure Hunt(3月6日)

ペース大学企画の図書館ツアーに参加。目標となる展示物を各自で見つけるというアクティビティに取り組みました。また、この日からは本学職員も研修に合流し、学内のスポーツ施設などを見学しました。 

7. American Museum of Natural History & Times Square(3月7日)

雨の中、ペース大学のバスを利用しマンハッタン島南端に位置する公共公園・バッテリーパーク、およびアメリカ自然史博物館を訪問し、英語による見学とディスカッションを行ないました。その後、ミッドタウンの繁華街、タイムズスクエアを見学しました。移動中のバスからは「アメリカの象徴」とも言われる、自由の女神像を見ることができました。 

8. New York Botanical Garden(3月8日)

午前中はペース大学内で3時間に渡る英語授業を受講し、午後は電車に乗り、ブロンクス公園内に所在するニューヨーク植物園に移動しました。広大な敷地、および世界最先端の植物学研究所を持つこの植物園で、英語による解説に耳を傾けました。 

9. The Dyson Hall of Science(3月9日)

ペース大学健康科学部の化学実験室において聴診器実習を行ないました。世界有数の高機能シミュレータを用いたベッドサイド実習を体験することができました。 

ニューヨーク・ペース大学海外研修について

研修内容

◆ 午前は英語授業を計34時間受講します。午後は現地大学生との交流や米国人による専門分野に関連した英語授業や見学、引率教員による授業を行い、米国文化や歴史を学習する見学を行い、常に英語のスピーキングとヒアリングの訓練の機会を多く経験します。

研修期間  2017年2月25日~3月12日

対象  理工学部生/学部1年~4年生

理工学部では、学部独自の取り組みとして、海外研修の実施や、各種資格試験対策講座などを通じて、グローバル人財の育成と国際的視野を持ったエンジニアの育成に取り組んでまいります。

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