2021年度東洋大学日本語プレゼンテーションコンテストを開催しました!

2021年度第4回東洋大学日本語プレゼンテーションコンテストを開催しました!

2022年1月8日(土)に第4回東洋大学日本語プレゼンテーションコンテストを開催しました。

国際教育センターでは、日本語学習の機会と、また日頃の学習成果を発表する機会を提供する目的で、

2018年度より日本語プレゼンテーションコンテストを開催し、本年度はその第4回目になります。

今年度は、発表者・審査員・関係者が会場に集い、その様子をYouTube配信する形で実施し、多くの方に

ご視聴いただきました。


今回のテーマは『これからのSDGs -未来に向けた提言』です。昨今全世界が注目して取り組んでいる

SDGsについて、自身の専門にもとづき私たちが築くべき未来に向けた提言を行ってもらいました。

予選を勝ち抜いた8名が出場し、それぞれの専門性を活かした視点でプレゼンテーションを行いました。

どの出場者も流暢かつ高度な日本語を使いこなし、論理的で独創的なプレゼン資料に基づくプレゼン

テーションを行いました。中には、独自でアンケート調査を行って結果分析を発表、言葉の定義や

様々な統計資料をもとに発表する出場者もおり、非常に高度な内容構成のプレゼンテーションでした。

東洋大学では、留学生の日本語能力の向上、特に、日本での就職を視野に入れたビジネス日本語教育

にも力を注ぎ、学術・実務の双方で活躍するための日本語力養成を推進していきます。

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❖受賞者❖


1位&観客賞:バホディロフ アクバルジョンさん(国際学部グローバル・イノベーション学科3年)

タイトル 『学校給食での残食と日本社会での食品ロスに向けた対策』  

日本や身近な学校給食における残食率について問題提議し、学校給食の残食をどのようにすれば

減らせるか、自身の考えを発表しました。各学校での取り組みに加えて、『My Food』アプリを

活用して残食を見える化することで意識させ、教育に取り入れていくことで問題解決に

つながることを訴えました。 

2位:ヤン テギョンさん(社会学部 社会心理学科 2年)

タイトル 『「女性は数学が苦手」に負けないために~ステレオタイプを乗り越えて~』 

高校の時に理系クラスだった自身の経験から、「理系分野の女性・リケジョが少ない」という

ステレオタイプを問題提起し、心理学の応用から、理系分野の女性を増やすための広告を作成し

訴えました。また、継続して研究を続け、理解を深めたいと説明しました。 

3位:ミナカミ ヒロブミさん(文学部国際コミュニケーション学科 2年)

タイトル 『作る責任、使う責任~アニメ制作の中間成果物の活用を考えて~』 

興味関心の高いアニメ制作から、「作る責任、使う責任」について具体的に考え、理解を

促進し、問題提起を行い、解決策を明示しました。一見、関係ないと思われる分野を題材

にしたことで、どの分野でも「作る責任、使う責任」が発生すること、各人が責任をもって

制作物を作成する重要性を伝えました。 

特別審査員賞 漢検賞:ジョ ゼンさん(大学院経済学研究科公民連携専攻修士課程1年)

タイトル『「人」としての選択を尊重できる社会』 

統計やアンケートに基づき、世界あるいは日本の男女平等について問題提議を行いました。

特に、コロナ禍で明確になった女性の就業状況の問題を説明し、「人」としての選択を

尊重できる社会の必要性を訴えました。 

特別審査員賞 朝日ネット賞:エン メイロンさん(社会学部社会文化システム学科4年)

タイトル『今は気候変動の緊急実態である』 

気候変動への対策の遅れや人々の関心のなさを問題提起し、「未来逆算思考」の提案について

説明しました。地球規模の問題のため、個々の行動は関係ないと思われがちであるが、

個々が意識をすることで未来が変わることを力強く発表しました。 

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❖ 決勝出場者(全8名)❖ ※発表順

 

ジョ ゼン(大学院経済学研究科公民連携専攻 修士課程1年)

エン メイロン(社会学部社会文化システム学科4年)

ジョン モギョン(ライフデザイン学部健康スポーツ学科3年)

ワン タン(生命科学部生命科学科3年)

ミナカミ ヒロブミ(文学部国際文化コミュニケーション学科2年)

ヤン テギョン(社会学部社会心理学科2年)

バホディロフ アクバルジョン(国際学部グローバル・イノベーション学科3年)

ホ シュクキン(社会学部社会福祉学科2年)


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❖司会者❖


グェン コア ゴック ハーさん(国際学部グローバル・イノベーション学科4年) 

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❖審査員❖

牛窪 隆太 准教授(国際教育センター)

平畑 奈美 教授(文学部)

陳 秀茵 講師(国際教育センター) 

❖特別審査員❖
漢検賞 八田 香里様(公益財団法人日本漢字能力検定協会 常任理事)
朝日ネット賞 田尻 好美様(株式会社朝日ネット manaba営業部グループリーダー)

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❖挨拶・講評❖

福川 伸次(学校法人東洋大学総長)

矢口 悦子(東洋大学学長) 

髙橋 一男(東洋大学副学長/国際教育センター長) 

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❖協賛企業・団体様❖(順不同・敬称略)

株式会社朝日ネット
株式会社学生情報センター
東洋大学グローバルサービス株式会社(TUGS)
公益財団法人日本漢字能力検定協会
有限会社ボンズ企画
三井住友銀行株式会社
森興産株式会社

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❖主催❖

東洋大学国際教育センター