機械工学科4年の野口英希君が箱根駅伝第8区で区間2位!

2021年1月3日に第97回東京箱根間往復大学駅伝の第8区を機械工学科4年生の野口英希君が見事区間2位の好記録で走り、東洋大学の総合3位に大きく貢献しました。

機械工学科の4年生の多くにとって1月は卒業研究の追い込みで忙しい時期です.その時期に野口君は学業と陸上を両立させて箱根駅伝に出場し,2月15日には卒業研究発表会でこの一年で行った研究の成果を発表しました.箱根駅伝という大舞台を経て,卒業研究発表も終えた野口君にお話を聞きました.


1. 走者に選ばれたときや走り終えたときの気持ちを聞かせてください.

私は、大学では大きな大会(大学3大駅伝や関東インカレ)に参加したことはありませんでした。今回の箱根駅伝が初の大舞台でしたので、走者として選ばれることに対して嬉しさと同時に、経験の少なさがどう出るかという不安もありました。走り終えた時は、無事に走りきれたことに安心したと同時に、順位を1つ上げて同級生の小田君に襷を繋げられたことが嬉しかったです。


2. 学業と部活との両立はどのように行っていましたか?

基本的には、講義の時間で内容を理解して身に着けました。テスト前にノートと小テストの見直しをする程度で内容が思い出せるようにしておくことで、なるべく一度に多くの時間をかけないように心がけていました。4年生となって卒業研究が始まってからは、陸上の練習には休みの曜日や朝練のみを利用して、それ以外は研究室へ通いました。時間は限られていたので、何をどこまでやるか決めてから取り掛かることを意識しました。


3. 今後の進路や仕事に対する抱負などを聞かせてください.

大学卒業後は自動車部品のメーカーに就職します。仕事で困難に直面しても、卒業研究で得られた成功や失敗の経験と陸上で身に着けた根気強さを活かして乗り越え、より良いものを世の中に送り出していきたいと思います。


4. 機械工学科の後輩や機械工学科を目指す高校生へメッセージをお願いします.

機械工学科では、3年生までに力学を中心とした物作りの基礎となる学問を学び、4年生でその知識を活用した卒業研究を行います。技術者は様々な業界で必要とされていますので、物作りや機械に少しでも興味があれば、機械工学科を卒業して社会で活躍するチャンスがあります。今勉強している事や経験している事は必ずどこかで役に立つので、頑張ってください。