朝の砂場にて

朝の混雑した砂場で、ぞう君のR君が砂山を作りはじめました。小さなお友達も加勢して、山はどんどん大きくなります。そこへ、ことり組のS君がシャベルを手にやってきました。一緒に作るのかと思いきや、にわかに山をくずしだしました。「やめてよ!」R君の大きな声に驚いたS君の顔が引きつります。トラブルの予感です・・・・。

5月15日から、今年も3・4・5歳児による「ルーム」の縦割り保育が始まります。子どもたちは、小さい子の面倒をみたり、年上の子のすることを真似たりということを、自然と学んでいきます。クラスとは違う環境に初めこそとまどう子もいますが、皆ほどなく異年齢の子ども社会での振る舞いを身につけていくことでしょう。

砂場に目をもどしてみましょう。どなってしまったR君、すぐにしまったという顔をし、S君をやさしく別の場所に誘導しました。S君も、うさぎ組のKちゃんになぐさめられて機嫌を直したようです。砂場はほどなく平静をとりもどしました。

今日も保育園は小さなトラブルにあふれ、その数だけ成長の芽がふきだしています。