書籍とインターネット
インターネットはさまざまな情報が簡単に見つかり便利なものです。ただ、特に文学部の研究においては、基本的に書籍を使用し、インターネットの情報を根拠として使用することは少なくともこれまでは認められてきませんでした。それは、「信憑性」に問題がある場合が多いからです。また、随時消えてしまう可能性もあります。
ただし、インターネットの情報も一概に否定すべきものではなく、信頼できるもの・書籍ベースの裏付けのあるものもあります。まず発信先が問題です。不明なものは研究において根拠として使用できませんが、信頼できる発信先からのデータベースは大いに役に立ちます。
書籍とインターネットの違いやインターネット使用上の注意をよく理解し、適切に使用するようにしてください。
大学図書館の利用法
大学の図書館は板橋校舎と東松山校舎の両方にあります。
基本情報は「図書館Q&A」をご確認ください。
来館するなら
本は原則として分野ごとに棚に並んでいます。自分の関心のある分野の場所を覚えておきましょう。わからなければ図書館スタッフに相談してください。
【東松山校舎の60周年記念図書館の場合】
1階 雑誌・パソコンコーナー
2階 参考図書(辞典など)
3階 総記・哲学・歴史・社会科学(政治・法律・経済・社会・教育・民俗など)
4階 自然科学・技術工学・農業・芸術・言語・文学・新書・文庫など
蔵書検索するなら
大東文化大学OPACで蔵書検索が可能です。
オンラインデータベースとは?
大学図書館では複数のオンラインデータベースを契約しています。在学中は利用が可能なので、積極的に利用してください。VPN設定をしておけば学外からでもアクセスできます。ただし、同時アクセス数には制限があります。
【文学部生に役立つオンラインデータベース】
各種語学辞典、国史大辞典、日本国語大辞典などの横断検索が可能
朝日新聞の記事が検索できる
読売新聞の記事が検索できる
毎日新聞の記事が検索できる
オックスフォード英語大辞典(OED)
世界最大の英英辞典(OED)を検索できる
中国語の論文を調べられる
フリーで利用できるデータベース
CiNii-Research(国立情報学研究所)
学術雑誌に掲載の論文を検索できる。「機関リポジトリ」「DOI」のアイコンがあれば、画像データへもアクセスできる。
国文学・アーカイブズ学論文データベース(国文学研究資料館)
日本文学関係の論文が検索できる。
NDLサーチ(国立国会図書館)
図書に掲載されている論文の多く(すべてではない)を検索できる。
漢籍全文資料庫(台湾中央研究院)
中国の二十五史、十三經、地方誌文献の全文検索ができる。
中国古典が豊富
日本で漢籍の所蔵場所が確認できる。
さまざまなデジタルアーカイブを横断検索できる。
国書データベース(国文学研究資料館)
古典籍の所蔵機関、複製資料などが検索できる。デジタル画像にアクセスできるものもある。
戦前までの日本で刊行された資料の多くはログインなしで閲覧可能。
国立公文書館の蔵書(旧内閣文庫の蔵書も)が検索でき、一部のデジタル画像が閲覧できる。
貴族の日記や古文書の検索ができる。語彙でも検索ができて便利。歴史研究だけでなく、古典文学の研究でもよく用いられる。
早稲田大学が所蔵する大量の古典籍を鮮明な画像で提供している。