大東文化大学の創立(大正12年)当時から続く学科のひとつです。『源氏物語』や夏目漱石といった各時代の「日本文学」の作品のほか、歌舞伎やアニメなどの「日本文化」、若者言葉も含めた「日本語」まで、幅広いテーマについて掘り下げて学ぶことができます。国語科教員、司書、学芸員などの資格取得も支援します。
1年生 日本文学基礎演習・日本文学史概説など 日本文学を学ぶ基礎を身につける
2年生 日本文学演習・日本文学講読など 専門性を高める
3年生 専門演習(通称ゼミ) 各自で選んだ専門分野を深く学ぶ
4年生 専門演習(通称ゼミ)・卒業研究 各自でテーマを決め、卒業論文を作成する
ゼミとは、少人数の学生を対象とした授業です。専門演習(ゼミ)では、一方的に知識を与えられるのではなく、学生と教員との間でディスカッションを交わしながら、主体的に学んでいきます。各自でテーマを見つけて、それについて調べて発表したり、教材となる作品について議論をして深めたりしていきます。最も大学らしい授業と言っていいでしょう。
日本文学科では、上代・中古・中世・近世・近現代の文学、言語学(現代語)、比較文学の専門教員が専門演習(ゼミ)の授業を開講しています。3・4年生の2年間は、原則として同じ先生のゼミに所属して、そこで卒業論文を書きます。1・2年生の間に様々な分野の授業に触れて、その中からもっと深く学びたいと思う分野を選ぶと良いですね。
卒業論文とは、学生がそれぞれ研究したいテーマを決めて、それについて調べたことや考察したことをまとめて論文にしあげたものです。3・4年生の専門演習(ゼミ)の授業で、指導教員や仲間のゼミ生と議論したり助け合ったりしながら完成させていくもので、大学4年間での学びの総決算です。
5月末~6月頭:「ゼミ説明会」に参加し、どのゼミでどんなテーマで卒業論文を書くか考え始める
10月:「ゼミ申込」提出
12月ごろ:所属ゼミ決定
大学3年
前期:専門演習(ゼミ)に所属して、それぞれの専門分野の学びを深める
後期:卒論のテーマを決める(10月「卒業論文説明会」参加、11月「仮題目」提出)、卒論研究の準備(作品を読む、データを集める)を進める
大学4年
4月から:卒業論文完成に向けて、分析と考察を進める(5月「本題目」提出)
随時:担当教員から直接指導を受ける
12月:卒論提出
『日本文学研究入門』(「日本文学基礎演習」のテキスト)に基本図書の情報があるので、それを参照してください。