英米文学科カリキュラムの柱:語学としての英語、英米文学、英語圏文化、英語学
英米文学科は、語学としての英語のみならず、英米文学・英語学・英語圏文化という3つの広い専門分野を学ぶことのできる学科です。これらの学びを通して、人間、社会、文化を深く理解することを目指しています。
英米文学科カリキュラムの柱:語学としての英語、英米文学、英語圏文化、英語学
1年生 【必修】Freshman Seminar+【必修】語学科目
2年生 【必修】英語学・英文学・米文学入門(各専門分野の入門科目)+【必修】語学科目
【選択必修】英語の小説・詩・演劇・児童文学を「味わう」科目
3年生 【選択必修】ゼミナール(各専門分野から関心のある分野のゼミナールに入る)
+【選択必修・選択】英米文学・英語圏文化・英語学に関する演習科目や講義科目
4年生 【選択必修】卒業論文(自分の専門分野を深める)
1・2年次の科目
Freshman Seminarでは、発表・レポートの書き方、図書館の使い方など、英米文学科での学びに必要なスキルを身に付けます。
Speaking, Writing, Readingの科目、および英語で英語圏文化を学ぶ科目を通じて、語学としての英語の力をしっかり身に付けます。
2年次から専門分野の入門として「英文学入門」「米文学入門」「英語学入門」が設置されています。これらの科目を通じて、英米文学および英語学という分野を学ぶための基礎を身に付けつつ、それぞれの分野の多様な世界を味わいます。
3・4年次の科目
英文学、米文学、英語圏文化、英語学に関する実に幅広い科目が設置されています。学生の皆さんの興味関心に合わせて、ゼミナール、演習科目、講義科目を履修し、より深い知識と理解を身に付けます。
ゼミナールとは、学生による発表、学生同士のディスカッションによる意見交換を中心とした少人数形式の授業です。イギリス文学、アメリカ文学、英語学、英語圏文化に関する幅広いゼミナールが設置されています。発表やディスカッションを通じて、それぞれの分野について、より深い知識と理解を身に付けて、他者と議論できる力を育みます。
ゼミナールや様々な演習・講義科目を通じて見つけた、より知識と理解を深めたい分野、自分なりの答えを出したい問題に取り組み、その成果を20,000字の論文という形でまとめます。資料の収集、資料の読み込みと分析、議論の組み立て、論文のアウトラインの作成、論文執筆、校正、そして論文提出への進み、最後に口述試験を受けます。
3年次11月~12月:卒業論文希望調査
4年次4月:「卒業論文」の履修登録・指導教員による卒論指導開始
5月:題目届提出(仮の卒論の題目と要旨を提出する)
12月中旬:卒業論文の提出
1月:指導教員による口述試験
・『イギリス文学史入門』 (川崎寿彦(著),研究社,1986年)
・『アメリカ文学史入門』 (大橋吉之輔(著),研究社,1987年)
・『アメリカン・マスターピース』 (柴田元幸(編著),スイッチ・パブリッシング(「古典扁」「準古典扁」「戦後篇」があります。)
・『英語学概論』 (安井稔(著),開拓社,1987年)
・『ファンダメンタル英語学 改訂版』 (中島平三(著),ひつじ書房,2011年)
・Oxford English Dictionary (オンライン版:www.oed.com)
・『英語語源辞典』 (寺澤芳雄(編),研究社,1999年)
・『イギリス文化事典』 (川成洋(編),丸善書店,2014年)
・『アメリカ文化事典』 (松本悠子(編),丸善書店,2018年)
・『ピーターラビットの世界へ―ビアトリクス・ポターのすべて』 (河野芳英(著),河出書房新社,2016年)
・『シリーズ アメリカ合衆国史』 (1~4巻,岩波新書)
・『概説イギリス文化史』 (佐久間康夫他(編著),ミネルヴァ書房,2002年)
・『最新英語科教育法入門』 (土屋澄男他(著),研究社,2019年)